海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

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番外編:パッションフルーツの憂鬱

2017-07-29 05:13:47 | その他番外編

 

(スイートパッションと言われる種類。花も綺麗で実も美味しい種類とかです)

約40年前、私が20代。通っていた大学のそばにジュースの自動販売機があり。その販売品の中に 「パッションフルーツジュース」と記載され黄色い実の絵が書かれていたジュースを買いました。飲んでみると経験したことのない良い香りがし少し感動。作曲家の團伊玖磨氏のエッセイ「パイプのけむり」にもパッションフルーツのことが書かれており八丈島で仕事をする傍ら近くの農家から入手したパッションを愛でて楽しんでおられた様子が伺えました。パッションは情熱ではなく The suffering of JewsChrist(キリストの受難)と併せて知りました。

そのパッションフルーツはグリーンカーテンなどでこのごろは良く目にするとことが多くなり、苗が比較的簡単に入手できるので栽培することにしました。

 

パッションフラワー(トケイソウ)の種類は約400~500種類あるらしく、パッションフルーツはその一角をなす 果物トケイソウ のカテゴリーになると言います。

パッションフラワーとフルーツについてはWIKIや他の諸兄方に特長や栽培の仕方がかかれているのでここでは書かないことにします。

私がこの植物に一番興味を持ったのはこの種類の多くが 自家不結実性(自分の花粉では実らない)の特性をもっており 「異種間」あるいは「自分ではない同じ種類の株」と受粉をしないと結実しないという・・・憂鬱があることになにか学術的な興味を抱いてしまいます。

良く調べてみると果実が紫のものは自家結実しますが、それも100%ではなく、その花粉は異種にとってすべて有効であるかと言えばそうではなく、なにか種類を選んでいるようです。サマークイーン(紫)という種類はほとんどの種類に有効な花粉を持っていますが、ルビースター(紫)という種類はかなり相手方を選ぶ傾向にあります。

もっとややこしいのは私が買った黄色の実種類で「黄実のトケイソウ」は自家不結実である上に、花粉の相性をかなり選ぶ傾向にあるらしく、やっかい。しかし癪なことに、紫より黄色の実の方が香りが良く、かなりジューシな蜜のような味がするのです。これは一度たまたま高価な黄色の実を入手し食した経験があることから栽培するならこれと決めていたからでした。

現在 Edulis系  紫の種類が5本(うち3本がルビースター?2本がサマークイーン?のよう)  黄色の種類が2本 を持っており、併せて花の香りと花を楽しむ インセンス を2本持っています。

インセンスと言う種類は花を楽しむ種類で、実がなりにくくよりハードルが高いらしい。しかし実は食用になりバラのようなにおいがする甘い実とのことで、これもできれば嬉しいものです。

時折レポートしたいと思います。



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