2018春。『HANA』コレクション

暇を持て余すのはつらい事だとこの二か月半、つくづく骨身にしみて感じていたのですが、それは息子も同じことのようで、冬休みが終わるのは惜しいが、毎日を楽しく暮らすには、親父は足を壊してリハビリばかり、仕事もしていないので、金もないのを、三年生にもなれば勘づいている様子。ここに連れて行け！とか、なんか買ってくれ！とか無体な、ライスみたいな事は言いません。

しかし退屈は退屈な様で、しばらくブロックで一人遊びをしていたかと思うと、「父ちゃん、写して！」と、こんなものを見せてきました。

 きっと彼なりに、迷惑にならずに、金も掛けずに、時間も掛けずに、尚且つ、楽しい時間の過ごし方を編み出したのでしょう。

 

それがこれ、2018春。『HANA』コレクションです。春と言えば、そう。HANA ですよね。

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まずはこれ。仕事始めにはぴったりの派手さを押さえたデザイン。カジュアル、フォーマル両用の『レッド・スタンダード』

 

続いてはこれ。ちょっと目立ちたいあなたにピッタリ、『レッド・エクステンド』

 

シャープなあなたにピッタリ、これでこの春は決まり！『レッド・スリム』

 

これぞ大人の風格。いつかは俺も、そう思わせるあこがれのデザイン『レッド・キングダム』

 

クール&ビューティー。今年の定番カラー、ブルーを取り入れた最新モデル。『ブルー・スタンダード』

 

 

『ブルー・スタンダード』を男らしくワイドデザインに。ワイルド且つ、知的に。『ブルー・スタンダード・グランデ』

 

 

さりげない個性とフォーマルな装いをバランスよくあしらった戦闘的なデザイン。『ブルー・インパルス』

 

出来る男は鼻筋でわかる。都会を生き抜く知性派の必須アイテム。『ブルー・ロックスター』

 

アウトドア派を猛烈アピール、冬だってじっとしてはいられない！野性的に迫る『ブルー・アニマルズ』

 

 

譲れないモノは譲れない。流行にもこびない。付けるものを選ぶ超個性派『アーバン・ホイールズ』

 

 

男、強さ、優しさ、大地のイメージを優しいブラウンでコーディネイト、新シリーズ『ブラウン・ショッポ』

 

以上が、息子プレゼンツ、2018春『HANA』コレクションでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今、絶叫が聞こえました。

　創作活動をしているとき何よりも欲しいのが、いつもと違う発想。いつも通りでも新しいモノが出来るとは思うのですが、なぜか新しいモノを作る事を、いつもと違うものを作る事と混同してしまう傾向が、この年にしてまだまだ抜けきれません。日常をそのまま描いたことなどないくせに、日常をそのまま描くことは新しくないと、どうやら、ハナから決めてかかっているらしいです。

　今、絶叫が聞こえました。でもそれも驚く事ではないのです。近所にある養護学校の生徒がいつも絶叫するので、その生徒かもしれませんし、ただのヨッパライかもしれません。正月はとかく、絶叫が聞こえやすい時期でもありましょうし。

　鳥の声を和訳したもの。サンコウチョウという鳥の声は『月、星、日』と聞こえるらしいのです。だから三光鳥。ホーホケキョウだっておそらくは『法華経』でしょう。ありがたいこと鳴いてくれます。

　そうして意味を付加しないとイメージが湧きにくいからそうしてイメージを膨らませていく。王道ですが、でもそれって矛盾。　

　え？新しい発想が欲しくて新しいモノを探しているのに、新しいモノを見つけたとたん、間髪入れずに翻訳して自分のイメージを定着させるなんてもったいない。浮世絵を愛好する外国人のコメントで、「非常に日本的なものを感じる」って。それじゃあ意味がない気がするんです。まずは自分の感性にあてはめて解釈しようとしなきゃ。正解も不正解もない。そんな事を気にしていたんじゃ新しいモノなんて一生出会えるわけがない。

　ゴッホ素晴らしい、バッハ素晴らしい、とは、ゴッホありき、バッハありき、西洋文化ありきではなくて、自分の感性のどこに新しく響くかという事にちゃんと着目してみなければいけない。そのためには前評判とか、プレミア的人気はむしろ邪魔ですよね。

　さっき聞こえた絶叫なんですが、どの感情にも、どの日本語にも当てはまらない発音だったので、少し驚いたのです。すごく難しいんですよね。そのおかげで閃きは無限大。新しい！　でも、何も閃かない。長い療養生活で、すっかり引き出しがさび付いているようです。今日もせっせとアルコールでさび落とし。

 

　

明日は七草

七草がゆが終わると、いよいよ正月も終わりですね。ただの一月。

　ただの一月と言うと、成人の日。毎年、面白映像が届きますね。各地から。しかし、何なんでしょうね。あの、荒れる成人式現象。

　派手な羽織袴を身にまとい、一升瓶をあおりながら会場に入り、市長区長、知事の挨拶を罵声を浴びせて邪魔をする。さらにエスカレートすると壇上に登り、飾りを破壊したり……。　

　所によると、派手な羽織袴を代々受け継いだりして、今年はだれがあの羽織袴を着るのか？　みたいな事に、妙なプライドをかけてみたり……。

　私は年を取ったから、さも老獪な、物知り面でそういうことを言っているつもりはないのです。私にも若い頃がありましたし、それなりに好き勝手にやってきた覚えもありますからね。でもああいう態度は、なかったですね。　なぜわざわざ成人式に行って、そのためにわざわざ着飾って、それで暴れて見せるのか？　何月何日、何時何分から開会しますよ、というルールをきっちり守っている来場していること自体、全然アウトローではない気がするのですが。　大人になるという事が、彼らにとってはそんなに開放感がある事なのでしょうか？　酒飲めるぜ！　タバコ吸えるぜ！　文句あるか！こら！って。そもそも大人ってなんでしょうか？　20歳が大人だ、と言われて素直にそう思っていること自体、全然アウトローではない気がするのですが。

　成人式をする意味とはきっと元々、成人を祝う。大人になるまで大きな病気も怪我もせず、ようやく自分で自分の生活を切り盛りできる歳になったと、社会に貢献できる、責任と自覚を持てるようになったと、そういって、周りが祝う。という事なんじゃないかと思うのです。

　だから、成人は主役ではなく招かれた客で、その招かれた先で大暴れをするというのは、いかがなものか。招きに応じなければいいだけの事。

　私は成人式なんか本当は行きたくなかったぐらいなんですが、同窓会的なノリで行きましたよ。でもあばれる君たちは、明らかに式を楽しみにしてますよね。ああすることで自分の何を見せたいのでしょうね。やってやったぜ！　きっちり羽織袴を受け継いだぜ！　というような達成感でもあるのでしょうかね。

　とにかく、今年も面白映像が届くことを楽しみにしていますよ。新成人の皆様。もともと、どうでもいい行為だと思ってますので、是も非も言いません。大人なら自分で判断しなさい。

新年の挨拶をしに

おはようございます。今日は年始の挨拶をしに実家に向かいます。実家と言っても私の実家ではなく、つまの実家。私の実家は京都府北部なので、おそらく今頃は豪雪が盆地全体を埋め尽くし、水墨画のようになっているはずですから、スタットレスタイヤもないのに行く勇気はございません。

　妻の実家には年末行ったのですがその際、膝はどう？無理せず、ちゃんと治してからの方がいいよ。と温かい言葉をかけてもらいました。暖かいだけに、申し訳ない気がして仕方がなかったのです。膝の様子は……、「そうですね、贔屓目に見ると、やや回復傾向とでも申しますか、それも日本の景気ぐらい緩やかに。今年度末には、それなりの成果が出ているはずだと期待してもよろしいかと思いますがいかがなものか……」とでも言うより他ありません。

　どうも左肘・肩の様子がおかしくてなりません。しかし昨日飲んだ安ワインのおかげで、体温は平常値に回復しました。

　あ、昨日の夜、そこそこ大きな地震がありました。でも地震アラートはなりませんでした。今調べたところによりますと、0：59　1：10　4：41　5：51　6：17　の計五回、関東、静岡、で地震があったようです。30年以内にマグニチュード9クラスの超大型東南海地震が起きる確率が80％に上げられた直後です。しばらく注意が必要ですね。でも、何を注意すればいいのでしょうね。地震保険にでも入りますかね。