石油が足りなくなる？・・ＩＥＡの油田調査より

【ニューヨーク２２日共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル（電子版）は２２日、国際エネルギー機関（ＩＥＡ）が世界の主要な約４００の油田の生産状況を調査した結果、将来の世界規模の原油供給は予想以上に伸び悩み、増大する需要を満たすのは困難との「悲観論」に傾いている、と報じた。

　供給不足に対する懸念が高まれば、原油相場の高騰にさらに拍車が掛かりそうだ。

　ＩＥＡが今年１１月の発表に向けまとめている調査報告によると、油田の老朽化や投資不足などで、現在日量約８７００万バレルの世界の原油供給は、今後約２０年間で１億バレル程度まで増やすのが精いっぱいで、１億１６００万バレルまで増加するとしていた従来予測を下方修正する方向という。

非常にマズイ方向に向かっているのではないでしょうか？

海外ニュース一覧

＜WSJ＞
・IEAは原油の供給計画を切り下げる
・発電大手カルパインは同業のNRGエネルギーから合併オファーを受ける

＜FT＞
・韓国では対米ドルで2年半ぶりの安値を記録したことからウォン買を実施
・鉄鋼最大手のアルセロールミタルが豪鉱山マッカーサー・コールの株式を取得

＜NYタイムズ＞
・Fedのアグレッシブな利下げが終わったかもしれない
・航空会社は今後カバンの手数料を取る可能性も

4月の貿易黒字 46.3％減

4月の貿易黒字は前年同月比46.3％減の4850億円。
4月の輸出額前年同月比4％増・輸入は11.9％増。

円高・資源高の影響はこれからですね。

米原油先物が時間外取引で134ドル台へ上昇、史上最高値を更新

〈市場動向〉
・ダウ平均－FOMC議事録の内容を嫌気し、大幅下落
・欧州株式市場－ドイツIfo業況指数の結果を受けまちまち
・米債券市場－FOMC議事録の内容をを受け、2・10年債は下落
・NY原油先物－在庫減少を受け史上最高値を更新
・NY金－ドル下落を受け上昇
・NY為替－FOMC議事録の内容を受けドルは売られる
・CRB指数－終値は434.40ポイント、前日比7.17ポイント高の1.68％上昇

〈企業ニュース〉
・米ナショナルシティが問題資産の売却を示唆
・米リーマンの2Q利益見通しをメリルが下方修正、WSJでもヘッジ失敗を報道
・米航空大手AMRは燃料高に対応し、国内線縮小と人員削減へ
・UBSが額面220億ドル相当の不動産ローン資産を150億ドルで売却完了
・格付け会社のムーディーズが誤って最上級格付けを付与した可能性も

〈一般ニュース〉
・FOMC議事録の内容では利下げ終了とも取れることを示唆、成長見通しも引き下げ
・米原油先物が時間外取引で134ドル台へ上昇、史上最高値を更新
・代表的な商品指数であるCRB指数は434.40pと史上最高値更新
・国際会議では中国をIEAへ加盟させようと示唆
・金業社団体WGCは1Qで金需要が16％減少したことを発表

大幅売り越し

外資系13社の寄り付き前注文動向は、売り3110万株、買い2070万株、差し引き1040万株の売り越し。金額ベースも大幅売り越し。米国系、欧州系ともに売り越し。　セクター別では、売りは、食品・鉄鋼・銀行・不動産など。買いは、自動車・精密・商社・海運など。売り買い交錯は、化学・電機・小売など。