グッド的相場観

ゆるーくやっていきます。

インフレ対策に原油が買われてインフレが加速する。

2008-05-10 21:34:36 | 相場動向
タイトル通りの悪循環。コメ国はむしろ歓迎しているのでしょう。
1990年代から原油は10倍近く高騰している。 2003年以降でも4倍になっている。これが調整するようだと株価は大暴落! 昨年、今年とあった下落率を超える大暴落を演じることになる。

原油価格の上昇に歯止めがかからぬ場合・・すべての物価がやはり更に上昇していく。結局、信用危機を乗り切るためにジャブジャブになった資金は原油相場に流れている。 これはFRBのミスだろうがそれ以前にばら撒きすぎたドルがモノの価値を高め、おかねの価値を下げている。

お金の価値が下がったままの状態が続けばもちろん株価も上昇する。
1948年から1990年までの日経の値動きは80円から38000円まで約500倍近い上昇を見せた! グッドが子供の時のアイドル芸能人の給与が5万円ぐらいだった記憶がある。 今回、物価高を維持すれば株価は再度底値を固める動きは見せるでしょうが50年前同様に日経平均は2020年に10万円~20万円というばかげた動きになっていくのかもしれない。 このときガソリンは1L2000円近くするでしょうし、カップヌードルも1000円以上、マクドナルドのバリューセットは5000円ぐらいになっているでしょう。 われわれの所得も比例して上昇するでしょうが大事なのはその時に満期になる長期預金や保険で得られるお金は価値がないということ!

現在の貯金も価値は10分の1に下がる。 
逆に考えれば借金の返済も10倍楽になる。債務が実質10分の1になればさらに赤字国債を発行して公共事業を行い内需も拡大することになるが、働き盛りを過ぎたものは生きていけない時代になるか・・・。

このようなばかげた時代を米国は望んでいるのか? それとも80年前同様に一転して利上げ政策に踏み切り「大恐慌の再現」を演じるのか?

どちらにしてもコメ国のツケを被ることからは逃げられないのである。