あきら写真集「大人の絵本」

身じかな花鳥や昆虫、自然、風景の写真集。
誰にでも共感していただける、大人の絵本を目指しています。

お母さんが見張っているから、安心よっ。

2005-12-31 18:03:08 | 野鳥
<酉年>の最後に相応しい映像を、あれこれ迷いましたが、結局、このカルガモの一家になりました。近所の神田川を、なに気なく覗いたら、目の下にこの一家が休息?していたのですが、手にはポケットデジカメ、しかも、よりによって、低性能のものしかありません、歯ぎしりをしながらシャッターをきりました。一家のいる処は、南に面した護岸の、幅1mほどの傾斜面で、川はこの画面の上端を右から左にながれています。コンクリート湖岸の傾斜が緩いのと、ざらついた褐色の面が保護色になっているようで、子供たちも安心して足を伸ばしたり、目を閉じたり全く警戒をしておりませんが、隣では母親がしっかりと、見張り怠り無く、頼もしく、凛とした母さんの姿です。我が方は、どう手足をもがいても、このアングルでしか撮影できませんで、ナントカ一枚撮影、平和な一家団欒を目の当たりにして、その日はこちらも、終日ハッピーな気分でありました。

宮島、ミヤジマ。

2005-12-30 21:46:32 | 
毎日新しく撮影した、その日の映像を、と努力しておりますが、忙しかったり、収穫が少なかったりして、満足できる材料が無い時は、身じかに咲いた花などで日記を埋めるという、イイジーなことになります。小学生の夏休みの宿題制作の心境にこの年になって成るとは、思いもよりませんでした。
小型のデンドロビユームで、古い品種ながらなかなか花形が良い<ミヤジマ>、
今年は成長が不順で、姿も悪く、花付きも少ない結果となりました。植物は毎年同じ結果には成らないことは、永年の経験で判っているつもりでも、好きな花が立派に咲かないときは、やはり失望の念を禁じえないのです。

続、首を長くして待つ。

2005-12-29 18:12:33 | 野鳥
実は、昨日の続編があるのです。いったん池のほとりを去ったのですが、何やらケタタマシイ声がしたので、舞いもどりました。なんと、ダイサギが首をのばしているではありませんか、驚かしてはと先ほどよりズット離れたところから観察すると、横の茂みの中、右の奥に何やら白いものが見えます。望遠鏡が無いので確認しようがありませんが、もう一羽いるのかも知れません、さきほどの<ガオッー>といった鳴き声は、どちらが発したものなのでしょうか?ヒヨットしたら、えさ場の取り合いなのかもしれません、今度は首を伸ばしたままでジッとしています。
しかしダイサギと云う命名は不自然にかんじませんか?コサギという小型のサギに対する大型種ならば、オオサギと呼ぶのが自然のようですが、それに両者の丁度中間の大きさの種で、チュウサギとよばれるのもおります。これも変な命名で、中間の意味なのでしょうか、大中小の分類ならば、一番小さいサギはショウサギとなるわけですが、きっとどこかでボタンを掛け違えて、そのまま辻褄合わせをしたに違いないのです....。

首を長くして待つ。

2005-12-28 22:55:04 | 野鳥
公園の一番日当りのよい場所、照葉樹林の茂みに、ジッとしているダイサギ。
この鳥の首の長さは、尋常ではありません、現在は、折り畳んでおりますが、真っすぐに伸ばすと、画面には入らないどころか、造りの悪い、一輪挿しのような、アンバランスの最たる姿で、とても見られたものではありません。当然目の先には水面があって、そこへ現れる獲物を待っているのでしょう、しかし、全く動かず一時間余、遂には、こちらが根負けをして、立ち去る事と相成りました。嘴の長さにも注目。

富士山暮色、遠望。

2005-12-27 18:19:42 | 情景
カメラの修理が完了したので受け取りに、急いで新宿まで、ビルの28fから西を見ると、巨大なビルの谷間に、今や暮れようとする富士山がみえました。中央に立ちはだかるのは、かの有名アーキテクト丹下健三氏の設計による。東京都庁、庁舎。
勿論鉄骨が何本か足りないなどと云う事は、よもやあるまい、と思いますが、遥かに輝く富士山、黄金色のシルエットは、不思議な空間を暗示するかのように、直視出来ぬほど強い光芒を発する白雲を、頂上のあたりになびかせながら、何かを発信しているに違いないと思わせる姿が、印象的でありました。

欅が丘の冬姿。

2005-12-26 18:18:25 | 情景
季節ごとに、同じ場所にカメラを置いて、つまり、カッコ良くいえば、定点観測を続けている、近所の丘です。これは冬姿、以前、確か春姿を掲載したと思いますが、<欅が丘>とは勝手に付けた名称で、近所の住民には、四季の散策や、犬のお散歩用のスポットであります。
見事に落葉した欅の梢が、エッチング画のように碧空に刻みこまれているのは、さすがミスター冬画伯が仕上げた、名作と言ってもよいのでは....。
画面の右に、どこか北欧風の、イメージをプラスする、シャレた建物は、ジョギング帰りの熟年たちにとっては、無くてはならない、施設なのでありますが、詳しい説明は、割愛すべきと心得る、のであります。
故障中のカメラは多分明後日には手元に戻る筈です。

やっと名前が判明しました。

2005-12-25 14:47:06 | 
永いこと、当家に居座っているランの仲間です。原種のクリソトキサムらしいということは以前から知っておりましたが、花のつき方と、花弁の厚みが図鑑などと異なるので、スッキリしないまま、30年近くもたちました。お正月が近ずくと、まるでキントンのような色の花をさかせるので、奥方さまなどは、栗キントンなどと呼び捨てにしています。
本日、たまたま、ネットのコレクションのなかに、気になるコメントを発見、調べたら、<chrysotoxum ver suavissium >がどうもこの花らしいのです。
スワビッシウムと云うのでしょうか、香りの良い花という記述もあり、とりあえず、当たらずとも、遠からじ、というところ、写真はポケットデジカメの撮影なので、色もピントもイマイチですが、イメージが一番近いのは、花の大きさといい、色といい、やはり<栗キントン>の中の<クリ>が一番近いのではないでしょうか?。

ポケットデジカメの新宿暮色。

2005-12-24 16:36:30 | 野鳥
タイトルはシャレておりますが、ご覧のとおりで、時間は午後4:50分。ニコンカメラのサービスセンター,28Fの窓から見た新宿西口、大ガード付近ですが、想像外だったのはネオンの点灯が意外と少ないことと、目立つのはPEOPLE'S BANK,所謂サラ金の広告が大小含めて非常に多いことで、お金に困っている方々は皆さん、落胆のあまり、溜息をつきながら、天を仰いでいるから、という業者さんのマーケテイングリサーチの結果、こんな様相を示しているのでしょうか?地上に降り立って改めて見回したら、さすが新宿、正に不夜城のような明るさとネオンの華やかさ、高い所から見たらさぞかし美しいという考えは明らかに間違いでした。北海道の有名な港町や、香港のあの場所とは基本的に違うことが、判明いたしました。

正体見たり枯れ尾花。

2005-12-23 22:57:00 | 情景
尾花、ススキの花の行き着いた姿、たしかに、何となくおどろおどろしく、臆病者には、月夜の夜道などは、それなりに、好ましくないものに、なる訳です。
しかし、見方を変えれば、なかなか美しくもあり、木枯らしの吹くままに、キラキラ光る、毛状の種子はいまにも飛び去りそうに見えながらも、星雲のように輝いておりました。
余談ですが、本日、カメラが故障、メーカーにすぐさま問い合わせたところ、所謂リコール対象の不具合とのことで、修理入院になりましたが、大至急でも、年末ぎりぎりの仕上がりとのこと、暫くは、サブのポケットデジカメで撮影、ということになりました。これ幸い、とデジスコで<鳥見>にでもいってみるかななどと思いましたが、しかし、大掃除はスキップする訳には行きませんヤネ、どちらかテート、アッシヤ、水仕事をすると、シビわれをおこすたちデアンすので、困りヤシタネー。

不思議な国ニッポン。

2005-12-22 22:49:38 | 
今日久しぶりに、銀座を歩きましたら、クリスマス前の、買い物客で何処も人の波、用事を済ませて早々に退散致しましたが、はっきり言うと、あの騒々しいナントカベルの音楽は、ナントカならないものでしょうか、せかせかと追い立てられるばかりで買い物の正常な判断を誤らせる効果しかないような気がするのです。辛口のマスコミでも、その様な意見は、ついぞ聞いたことがないようですが、またもや独断と偏見の塊かもしれません。帰路、iPODでモーツアルトのファイルを聞き流し、強烈な寒風の中、家にたどりつくと、赤いデンファレの花、気分がやっと落ち着きました。
この二三日は年末の家事に追われて、疲れていると自覚しておりますが.....。手近なランの写真でお茶を濁している、と云われても反論はありません。