始めに「お断り」しておきますが、日本酒は好きなのだが得意分野
では御座らぬ、従って「蔵元」や「醸造米」「酵母」等の細かい突っ
込みは申し訳ないがご勘弁願いたい。
敬愛する太田和彦氏が此方のお店を最初に訪れたのは平成7~8
年頃だろうか、ニッポン居酒屋放浪記(疾風編)にはこんなふうに
紹介されている。
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『知られざるおすすめを、に応えた「亀泉」の純米吟醸と純米
大吟貴賓はおいしかった。とりわけ貴賓はあっさりした中に渋
く落ちついたコクがあり私はとても気にいった。
その通り感想を言うと、
「あんたの気に入る思たわ」
「ほほう、つまり僕はあっさりした中に渋い落ち着きがある、と」
「まぁ、そうしちょき」
アハハと笑うママさんは気っ風がいい。
これがいわゆる、男に負けない才気の高知女性(はちきん)か。
ポンポン言うけど奥のところで男に恥をかかせまいとする気配り
がある。』
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金曜日の19:00過ぎ、引き戸を開けると確かに6人掛けのカウンタ
ーに先客は無し、奥にテーブル席が一組有って使い勝手は良さそう
なお店だ。目の前に明るいのは冷蔵庫の中の日本酒達、全て土佐
の蔵元のみである。
取り敢えずのビールはアサヒ・麒麟・エビスの3種類、「うちは小瓶しか
無いよ」とのこと、珍しいので「エビス」を頂く。
アテは勿論、地物の「枝豆」、堅めに茹でられていてお奨め通り美味。
「撮影には一寸暗いかなあ」と言っていると「あんまり明るうすると
顔の○○が目立って遺憾わね」とリズミカルに突っ込み返される。
最初の一本を空ける頃には初対面同士の緊張感もほぐれ、既に
此の店の空気と一緒に成った一体感を感じる。
日本酒の好きな弥二朗さんは早くも「文佳人アケボノ」を所望。
私は女将お奨め、亀泉の純米吟醸「吟麓」を頂きます。
此方では「日本酒を常温で」なんて言うのは素人、封を空けたら
冷蔵庫でも二週間しか持ちません。一杯売りはここらあたりが悩
ましいところ勿論一本買い(キープ)大歓迎なんですけどねえ。
本日のお生は「飛魚」の酢物↑(当然頂きますとも)胡瓜に青蘇
ミョウガも使って料理も女将も真に「酢が効いちゅう」
「土佐まほろばトマト」がお酒に合うという事ですが此は次回
頂くことにしませう。
やはり私はこちらの方が宜しいようで↑無手無冠の「ダバダ火振」
グラスも「キンキン」に冷えていてこれからの季節、最高です。
鰹の「酒盗」↑甘塩で栗焼酎と良く合います。ここらあたりに成ると
どうも記憶が曖昧ですがこれは「サービス」だった様な気がします。
弥二朗さんの一杯千五百円×2が効いていますがお勘定はそれでも
二人合わせて1万2千円弱也。
貴方が日本酒をお好きなら是非此方で飲み比べしてみて下さい。
きっと勉強に成ること請け合いです、勿論お酒の飲み方からですけど。
-shop data-
店名:「米米くらぶ」(こめこめくらぶ)
所在:高知市はりまや町2-1-11(Yahoo!地図)
電話:088-823-8359
営業:17:00~24:00
定休:日曜
※閉店しました。
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グラスも日本酒によって冷してくれていて最高😃⤴⤴女将もいい人だと思った。。。
しかしお会計、日本酒にあうあてをすすめてくれるわけもなく、二人で2杯飲んだだけなのに、30分でお会計は6000円以上
メニュー置くべき❗観光客にはNG❗
よう入りはったわ、こんだけ書いちゅうにw
もう十年前になるんですね。と、言うことは女将も
相当のおば……こらっ!
ご指摘の如く気軽に入れる店では無いと思います。
値段設定もバブル期の様な気がしないでも無いですが
ある意味、稀有な店と言うべきでしょう。
でもこうして記事にしてupしているということは
何か存在価値があると思って書いたのだと思います。
メニューが有れば少しは気が楽なんですがねw
まず、作らんでしょうなあ。