タカシのB級グルメ日記

2024高知市納涼花火大会

土佐の酒処「米米くらぶ」

2007-05-27 03:33:42 | 居酒屋・バー・割烹・蕎麦


始めに「お断り」しておきますが、日本酒は好きなのだが得意分野
では御座らぬ、従って「蔵元」や「醸造米」「酵母」等の細かい突っ
込みは申し訳ないがご勘弁願いたい。

敬愛する太田和彦氏が此方のお店を最初に訪れたのは平成7~8
年頃だろうか、ニッポン居酒屋放浪記(疾風編)にはこんなふうに
紹介されている。

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『知られざるおすすめを、に応えた「亀泉」の純米吟醸と純米
大吟貴賓はおいしかった。とりわけ貴賓はあっさりした中に渋
く落ちついたコクがあり私はとても気にいった。
その通り感想を言うと、

「あんたの気に入る思たわ」

「ほほう、つまり僕はあっさりした中に渋い落ち着きがある、と」

「まぁ、そうしちょき」

アハハと笑うママさんは気っ風がいい。
これがいわゆる、男に負けない才気の高知女性(はちきん)か。
ポンポン言うけど奥のところで男に恥をかかせまいとする気配り
がある。』

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金曜日の19:00過ぎ、引き戸を開けると確かに6人掛けのカウンタ
ーに先客は無し、奥にテーブル席が一組有って使い勝手は良さそう
なお店だ。目の前に明るいのは冷蔵庫の中の日本酒達、全て土佐
の蔵元のみである。



取り敢えずのビールはアサヒ・麒麟・エビスの3種類、「うちは小瓶しか
無いよ」とのこと、珍しいので「エビス」を頂く。
アテは勿論、地物の「枝豆」、堅めに茹でられていてお奨め通り美味。





「撮影には一寸暗いかなあ」と言っていると「あんまり明るうすると
顔の○○が目立って遺憾わね」とリズミカルに突っ込み返される。
最初の一本を空ける頃には初対面同士の緊張感もほぐれ、既に
此の店の空気と一緒に成った一体感を感じる。
日本酒の好きな弥二朗さんは早くも「文佳人アケボノ」を所望。










私は女将お奨め、亀泉の純米吟醸「吟麓」を頂きます。
此方では「日本酒を常温で」なんて言うのは素人、封を空けたら
冷蔵庫でも二週間しか持ちません。一杯売りはここらあたりが悩
ましいところ勿論一本買い(キープ)大歓迎なんですけどねえ。











本日のお生は「飛魚」の酢物↑(当然頂きますとも)胡瓜に青蘇
ミョウガも使って料理も女将も真に「酢が効いちゅう」
「土佐まほろばトマト」がお酒に合うという事ですが此は次回
頂くことにしませう。






やはり私はこちらの方が宜しいようで↑無手無冠の「ダバダ火振」
グラスも「キンキン」に冷えていてこれからの季節、最高です。








鰹の「酒盗」↑甘塩で栗焼酎と良く合います。ここらあたりに成ると
どうも記憶が曖昧ですがこれは「サービス」だった様な気がします。

弥二朗さんの一杯千五百円×2が効いていますがお勘定はそれでも
二人合わせて1万2千円弱也。

貴方が日本酒をお好きなら是非此方で飲み比べしてみて下さい。
きっと勉強に成ること請け合いです、勿論お酒の飲み方からですけど。


-shop data-
店名:「米米くらぶ」(こめこめくらぶ)
所在:高知市はりまや町2-1-11(Yahoo!地図)
電話:088-823-8359
営業:17:00~24:00
定休:日曜
※閉店しました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
気になってましたが (ハンバーガーストリート(2年後カフェ計画))
2007-06-11 10:52:48
こういうお店はたまりません。私も日本酒など稀にしか飲まないクチですが、しかしこの冷蔵ケースの輝き……無条件に心奪われますね。きっとお酒を語るためにある店でしょう。
返信する
2年後カフェ計画さん (タカシ。)
2007-06-11 12:26:03
「冷蔵ケース」を使って保存しているお店は多いですがこの様に前面が冷蔵ケースというのは高知でも稀でしょう。お察しの通りママとの話しは最初から最後まで日本酒のことで盛り上がっておりました。まだまだ「隠れ家」的なお店が有りますのでぼちぼち取材して参ります。
返信する
日本酒大好き🍀😌🍀 (ちび)
2017-05-03 22:31:30
日本酒好きで土佐の日本酒のお店で来店❗
グラスも日本酒によって冷してくれていて最高😃⤴⤴女将もいい人だと思った。。。
しかしお会計、日本酒にあうあてをすすめてくれるわけもなく、二人で2杯飲んだだけなのに、30分でお会計は6000円以上
メニュー置くべき❗観光客にはNG❗
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ちび様 (タカシ。)
2017-05-04 05:15:21
💮コメント有り難うございます。
よう入りはったわ、こんだけ書いちゅうにw
もう十年前になるんですね。と、言うことは女将も
相当のおば……こらっ!
ご指摘の如く気軽に入れる店では無いと思います。
値段設定もバブル期の様な気がしないでも無いですが
ある意味、稀有な店と言うべきでしょう。
でもこうして記事にしてupしているということは
何か存在価値があると思って書いたのだと思います。
メニューが有れば少しは気が楽なんですがねw
まず、作らんでしょうなあ。
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