軸屋酒造は「美味しんぼ95巻(焼酎革命)」で
このように紹介されている。
後継者に飛沢を指名する山岡。酔っぱらった飛沢は山岡たちを焼酎
専門店に連れて行く。大原社主は焼酎は苦手という。
「社主が焼酎を飲まれたのはいつごろのことですか」
「若い頃だ、もう何十年も前のことだよ」
飛沢は芋焼酎「冨乃宝山」を飲め、と大原社主に命令する。
「すごく軽い。柔らかくてすんなりしている」
「社主、ここ十数年、焼酎の世界では革命が起こったんですよ
新しい酒が生まれつつあるんです」
様々な焼酎を飲ませて、焼酎が新しくなっている事を証明する飛沢。
山岡は壱岐で作られる麦焼酎「ちんぐ」を生、氷入りの水割り、お湯
割で一同に飲ませる。
「生で飲むと味も匂いもきついなあ」
「うは、お湯割りにすると、味も香りも一気に開いて、眠れる獅子が
暴れた感じだ」
「氷をいれた水割りはなんだかつまらないな」
そこで山岡は焼酎をグラス3分の1ほどに注いで、常温の水を焼酎の
半分ほど流し込み、水と焼酎を混ぜ合わせる。その素晴らしい美味し
さに驚く一同。
「以前、スコッチ・ウイスキー(ホワイト&マッカイ)のマスター・
ブレンダーのパターソンさんにウイスキーは常温の水で一対一で割って
飲むのが一番美味しい飲み方だと教わった。
で焼酎でも同じじゃあないか試したんだ、その結果、焼酎も同じだった。
生で飲むと、味のつぼみが開かない。氷を入れるとつぼみのまま固まる。
お湯で割ると、味と香りが開きすぎて満開を過ぎた花のように乱れる。
常温の水で割ると、味と香りが活性化して見頃の桜の花のように開くと
感じた」
山岡は飛沢に焼酎を作るところをみたことがあるか、と聞く。
「いや」
「それじゃあ、お前は今の焼酎の本当の新しさをわかって無いな」
「よおし、九州に飛んでいくぞ。焼酎の本場、九州に乗り込むぞ」・・・
鹿児島に行った一同は、まず「軸屋酒造」に行く。ここでは父と娘がお互
いを競争相手として焼酎を作っていた。
「うちで作るのは芋焼酎です。使う芋の種類は”こがねせんがん”と
いいます。普通のさつまいもはもっと赤っぽい色ですが、白い色をして
います」
貯蔵期間はウイスキーに比べて短いものであった。
「焼酎は蒸留した段階で味がありますが、ウイスキーは長期貯蔵しない
と味も香りも出てきませんからね」
-------------------------------------------
と、ここ迄、長い前振りを読んで頂いた方にはこれから
私が何をしようとしているのか、凡そ想像出来ますよね。
先ずは、「ストレート」で・・・・・
アルコール度数がウイスキー並に高いですが「飲みにくい」程では
有りません、芋の芳醇な香りと甘みの重厚さを感じます。
味の厚みはこれまでに飲んだ芋焼酎の中でも最高ながら角が立たず
口中で「まろまろ」します。
次に「オンザロック」で頂いてみましょう。
私が外で飲むときは何時もこれです、これだけの度数が
有れば「氷」が多少溶けても旨さが持続しますねえ。
・・・・初日は此処で「ダウン」白河夜船になってしまいました(汗)
さて、日付変わって続きは「お湯割」から・・・
1×1に割ってみましょう、お湯を先に注ぎます。
栓を開けた時には余り香りを感じませんでしたが流石に
お湯割りは「香り」も「甘み」も引き立って「旨ひっ!」
1×1では濃い過ぎます。4×6位が丁度でしょう。
安物の「芋焼酎」は引っかかるような荒さがありますが
そんなものは全く感じません。
今度は「山岡方式」の1×0.5の常温水(深層水)で割って
みましたが「焼酎」が勝ち過ぎます。1×2(常温水)が
ベストのようです。初め「香り」立たず口中で広がり初め
甘みが水によって幅広く感じられるようになりました。
「酒は生き物」温度変化に抗うこと無く、薄まると言うより
広がりを増し、まるで「赤子」がお湯の中で手足を気持ちよく
伸ばしたような伸びやかさを感じます。
いやぁ、この「常温水割り」気に入りました。
今度から「外で飲む時」もこれに変えようかなあ。
と言う事はやはり焼酎飲みの定番、「黒じょか」これで割水を
何時間か置いた後、人肌澗が一番のようです。
今晩は久礼の「久礼天」と「鰺の開き」で一杯頂いてみましょう。
<スペック>
◆銘柄:手漉き和紙濾過「原酒」
◆製造元:軸屋酒造(株)
◆ア度数:35~45度
◆容量:720ml
◆原材料:さつま芋(こがねせんがん)
米麹(白)・仕込水(割水共に)柴尾山系伏流水
◆価格:2,400円
※甕(かめ)壺で仕込まれた原酒から油分のみを和紙で
手間と時間をかけすくってビン詰めされています。
ビンに詰めるタイミングによって、アルコール度数に若干
のばらつきがあり、度数はラベルに手書きで記入。
--shop data--
店名:松本米穀酒店((画像地図))
所在:高知市はりまや町3-6-13(Yahoo!地図)
電話:088-882-8589
営業:08:00~21:00
定休:日曜
このように紹介されている。
後継者に飛沢を指名する山岡。酔っぱらった飛沢は山岡たちを焼酎
専門店に連れて行く。大原社主は焼酎は苦手という。
「社主が焼酎を飲まれたのはいつごろのことですか」
「若い頃だ、もう何十年も前のことだよ」
飛沢は芋焼酎「冨乃宝山」を飲め、と大原社主に命令する。
「すごく軽い。柔らかくてすんなりしている」
「社主、ここ十数年、焼酎の世界では革命が起こったんですよ
新しい酒が生まれつつあるんです」
様々な焼酎を飲ませて、焼酎が新しくなっている事を証明する飛沢。
山岡は壱岐で作られる麦焼酎「ちんぐ」を生、氷入りの水割り、お湯
割で一同に飲ませる。
「生で飲むと味も匂いもきついなあ」
「うは、お湯割りにすると、味も香りも一気に開いて、眠れる獅子が
暴れた感じだ」
「氷をいれた水割りはなんだかつまらないな」
そこで山岡は焼酎をグラス3分の1ほどに注いで、常温の水を焼酎の
半分ほど流し込み、水と焼酎を混ぜ合わせる。その素晴らしい美味し
さに驚く一同。
「以前、スコッチ・ウイスキー(ホワイト&マッカイ)のマスター・
ブレンダーのパターソンさんにウイスキーは常温の水で一対一で割って
飲むのが一番美味しい飲み方だと教わった。
で焼酎でも同じじゃあないか試したんだ、その結果、焼酎も同じだった。
生で飲むと、味のつぼみが開かない。氷を入れるとつぼみのまま固まる。
お湯で割ると、味と香りが開きすぎて満開を過ぎた花のように乱れる。
常温の水で割ると、味と香りが活性化して見頃の桜の花のように開くと
感じた」
山岡は飛沢に焼酎を作るところをみたことがあるか、と聞く。
「いや」
「それじゃあ、お前は今の焼酎の本当の新しさをわかって無いな」
「よおし、九州に飛んでいくぞ。焼酎の本場、九州に乗り込むぞ」・・・
鹿児島に行った一同は、まず「軸屋酒造」に行く。ここでは父と娘がお互
いを競争相手として焼酎を作っていた。
「うちで作るのは芋焼酎です。使う芋の種類は”こがねせんがん”と
いいます。普通のさつまいもはもっと赤っぽい色ですが、白い色をして
います」
貯蔵期間はウイスキーに比べて短いものであった。
「焼酎は蒸留した段階で味がありますが、ウイスキーは長期貯蔵しない
と味も香りも出てきませんからね」
-------------------------------------------
と、ここ迄、長い前振りを読んで頂いた方にはこれから
私が何をしようとしているのか、凡そ想像出来ますよね。
先ずは、「ストレート」で・・・・・
アルコール度数がウイスキー並に高いですが「飲みにくい」程では
有りません、芋の芳醇な香りと甘みの重厚さを感じます。
味の厚みはこれまでに飲んだ芋焼酎の中でも最高ながら角が立たず
口中で「まろまろ」します。
次に「オンザロック」で頂いてみましょう。
私が外で飲むときは何時もこれです、これだけの度数が
有れば「氷」が多少溶けても旨さが持続しますねえ。
・・・・初日は此処で「ダウン」白河夜船になってしまいました(汗)
さて、日付変わって続きは「お湯割」から・・・
1×1に割ってみましょう、お湯を先に注ぎます。
栓を開けた時には余り香りを感じませんでしたが流石に
お湯割りは「香り」も「甘み」も引き立って「旨ひっ!」
1×1では濃い過ぎます。4×6位が丁度でしょう。
安物の「芋焼酎」は引っかかるような荒さがありますが
そんなものは全く感じません。
今度は「山岡方式」の1×0.5の常温水(深層水)で割って
みましたが「焼酎」が勝ち過ぎます。1×2(常温水)が
ベストのようです。初め「香り」立たず口中で広がり初め
甘みが水によって幅広く感じられるようになりました。
「酒は生き物」温度変化に抗うこと無く、薄まると言うより
広がりを増し、まるで「赤子」がお湯の中で手足を気持ちよく
伸ばしたような伸びやかさを感じます。
いやぁ、この「常温水割り」気に入りました。
今度から「外で飲む時」もこれに変えようかなあ。
と言う事はやはり焼酎飲みの定番、「黒じょか」これで割水を
何時間か置いた後、人肌澗が一番のようです。
今晩は久礼の「久礼天」と「鰺の開き」で一杯頂いてみましょう。
<スペック>
◆銘柄:手漉き和紙濾過「原酒」
◆製造元:軸屋酒造(株)
◆ア度数:35~45度
◆容量:720ml
◆原材料:さつま芋(こがねせんがん)
米麹(白)・仕込水(割水共に)柴尾山系伏流水
◆価格:2,400円
※甕(かめ)壺で仕込まれた原酒から油分のみを和紙で
手間と時間をかけすくってビン詰めされています。
ビンに詰めるタイミングによって、アルコール度数に若干
のばらつきがあり、度数はラベルに手書きで記入。
--shop data--
店名:松本米穀酒店((画像地図))
所在:高知市はりまや町3-6-13(Yahoo!地図)
電話:088-882-8589
営業:08:00~21:00
定休:日曜
これだけの度数ですと、やわらかな舌ざわりでしょうね!
一度ご賞味してみたい一品です。