NHKアナウンサー山田敦子さんが、全国のあちこちを訪ね歩く「小さな旅」。今朝は山梨県甲府市の街の中心から、歩いて10分ほどのところにある大きな市民公園での「紅葉かがやく公園で」がテーマ。
紅葉の木々、訪れる野鳥たち、子どもが30円で入れる動物園など、古くから続く市民の憩いの場として親しまれてる公園。父のあとを継ぎ、子どもたちに夢を与え続ける紙芝居師や、あこがれの獣医師になり公園に戻ってきた女性など、公園とともに人生を歩む人たちに出会う旅。
中でも印象的だったのが、公園にやってくる子どもや親子の写真を、許可をもらいながら撮っている70歳の男性の話。長年白血病で苦しんできた方で、完治しているわけではないが、この公園で写真を撮らせてもらって、ご本人たちに差し上げることに喜びを感じているという。
持参のカメラも一眼レフとかでなく、コンパクトカメラ1台。被写体の親子などの表情がとてもいい。男性曰く、「自分が笑うから相手も笑ってくれる」とのこと。重い病気を患っていても、こうして一途に打ち込めることがあり、病の痛みや苦しみを忘れさせてくれる時間なのかもしれない。
私などは、仏像写真を撮らせてもらっているというだけで、他人様が喜んでもらえることは何もないが、私の仏像写真を見て、心が安らいでくれるとうれしい。7年前の浜松での仏像写真展では、730名を超える大勢の方々に来場いただいた。感動的だったのは、仏像写真の前で手を合わせてくれた若い女性がいたり、「癒されます」という言葉をたくさんいただいたことである。
いままで、横浜市内の老人ホーム、身障者福祉施設、喫茶店、東京銀座ニコンのミニサロンなどでも仏像写真展を開催してきたが、仏像写真集の制作が進んだら、もう一度仏像写真展をどこかで開催したいと思っている。
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