ハチの家文学館

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達磨の如く

2021年01月13日 10時43分27秒 | ハチパパのひとり言

 

眼光鋭くギロッと睨む達磨大師は、釈迦と同じくインドの王国の王子として生まれ、中国に渡って禅の教えを初めて広めた禅宗初祖。

あの「丸型」のダルマさん、「起き上がり小法師」のダルマさん、七転び八起きのダルマさんは、達磨大師の「坐禅」の姿と心を具象化したものと言われる。脚を組み、両手を組んでいる格好は、「坐禅」をしている姿であり、転んでも起き上がるという何事にも動じない「不動」なる「坐禅の心」そのものである。

日々読経している私であるが、コロナ禍で引きこもり生活をしていると、達磨さんになったような気分になることがある。達磨大師のような座禅ということでなく、ただボーっとしているだけであるが、あれこれ考えずに「不動」の気持ちになれと教えられているような気がする。

76年余り生きてきて反省することが多い。今さらどうしようもないことばかりでくよくよしても始まらない。いまは残りの人生どう生きるかが大切だと理解はしている。年頭の所感で「取捨選択」と書いた。身の回りを整理して事初めに優先順位をつけて実践しよう。

 



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