私、水廼舎學人です

久保憲一のプライベートな世界。なんでもありです。

バベルの塔と原子力発電

2011年06月06日 | 日本学

バベルの塔(ピーテル・ブリューゲル


 

バベルの塔と人工太陽(原子力発電)人間の傲慢人智の限界を示している

この度の東日本大震災と福島原発事故を考えるにつけ、「想定しなかった事態」という政府や原発の安易な言葉に私は辟易している。もっと謙虚になろう。人智の限界を素直に認めればよい。

またこれは人間は自然をも支配できるという西洋の人間中心主義思想の驕りと傲慢のように思う 天変地異に対する予知能力についてはかぐや姫時代からまったく進歩していないのではないか。むしろ昔の人のほうが個人的予知能力については現代人より優れていたようにさえ思われる。

  Confusion of Tongues

私は、ここで旧約聖書に描かれている「バベルの塔」 の話を思い出すバベルの塔は旧約聖書の中に登場する巨大なである。

当時のあまりの人心の退廃ゆえに神の怒りにふれ、大洪水が生じたあの有名な「ノアの方舟話があるが、

ノアの子孫ニムロデ王が、もし再び神が地を浸水させることを望むなら,神に復讐しようと、水の達しないような高い塔を建てようとした。彼は、神に戦いを挑む目的で、を持ち、天を威嚇する像を塔の頂上に建てたともいう(ラビ伝承)。結果、天まで届く塔を建設しようとして、崩れ去ってしまった

例えば、微量ではであるが現在福島原発事故で流れているプルトニウム239は半減期が約2万4千年と、最も長く自然界に影響を与え続けるという。

 「形あるものは必ず壊れる」という意味で、今回の原発事故は示唆的である。海底深く沈められた核廃棄物は地殻変動などにより、いつか壊れるであろう。その時、地球の海は死の海となる。

 人間には決して触れてはならない領域がある。それは人工太陽(原子力発電所)を造ること、人造人間(クローン人間)をつくることである。この領域を侵した時、われわれは手厳しいしっぺ返しを受けることになろう。

我々は今こそ、神道の精神(心)の復活・「祖先への感謝」と「大自然への畏敬」の念を呼び醒まさねばならない。



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