日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

「お若いからよ」

2005年11月27日 | 五行歌な日々
歌会でのコメントなどの発言で、「それはお若いからよ」とか言われたりすることが、たまにある(さすがに昔ほどではなくなった・笑)。

で、私はこの
「お若い」という言葉に、過敏だ。

私の言うコメントの原因が、
「お若い」に集約されることを、
ものすごく悔しく思ってしまうのだ。

パーソナリティだよ~!!と叫びたくなる。

で、
久しぶりに先週、芦屋歌会で言われた。

     ★

状況や相手にもよるけれど、
可能な限り、私は、
その言葉を、
即、否定するようにしている。
嫌がっていることを示すようにしている。

それはそれは容赦ない感じで。
嫌がっていることを、示せば、
あきらかに言わなくなるんじゃないか、と
必死になってしまうのだ。

余白のない感じで、いっぱいいっぱいに示す。
もはやクセと言ってもいいかもしれない。

だから、この芦屋歌会でも、
めーいっぱい否定していたし、
二次会でも、何気に謝る相手に対して、
謙虚さも、もてなかった。

     ★

二次会の後、5人いた方々のうち、
3人と同じ方向だったので、
一緒に歩き出した。

私の発言に「お若いからよ」と仰った方とは、
別れていた。

少し歩き始めてすぐ、
同行している方のひとりに、
「あの方は、ご自分が年を重ねて、
これからどう生きたいのかとか、
とても模索してらっしゃって、
ものすごく、精神的・肉体的に
ギリギリなんじゃないかしら。
焦っているというか……。
だから『若さ』とかね、
年齢についていろいろ思っている時期に、
差し掛かっているからね……」

と、こんな感じのことを仰って、
やんわりと私をたしなめた。

聞いていて、そうか、そうなのか……、と思った。

振り返って思い起こしてみても、
私に言っているというよりは、
私に何かを投影して仰っているようにも、
確かに思えたからだ。

     ★

「そっかぁ……そうだったのかぁ」
気持ちとしては、その言葉だけに尽きる。

プラスマイナス、その言葉しか、頭に残らなかった。

が、実際にはこの言葉を言わなかった。

「でもね、私、昔から、さんざん言われるんですよ!」

と、自分の
『お若いといわれて~稲田怒りのヒストリー~』
と、タイトルをつけたくなるような話を、

ああ言われたら、こう言う、というような、
自分の中ですっかり決まってしまっている、
災害対策のマニュアルのような話を、
言ってしまっていた。

こんなところで、ムキになって、どーすんねん。
と、いうところで、ムキになる。

こんな場面にでも、
無駄にエネルギーを注いでる。
これこそ、「お若い」せいであってほしい。
年取ったら、治るものであってほしい。

こんなところこそ、「お若いからよ」と言って、
おおらかに、
諸先輩方々には、笑い飛ばしていただきたいです。

最新の画像もっと見る