今日も今日とて、
ヨーグルトの試食。
すでに、違うメーカーのヨーグルトを、
かごの中に入れていたお客さんが、
「今日はこっちをやめて、そっちのを買うわ」
と言ったので、
「なら、そちらのほう、私の方でなおしておきますね」
と、お礼を言いながら、
違うメーカーのヨーグルトと、
交換するように、購入してもらった。
一段落がついて。
違うメーカーのヨーグルトが、
元々置かれていた場所を探しに行く。
その途中で、
自分が特設平台で売っている、
ヨーグルトの定番の売り場を発見。
そこには、
私が今、試食をしている、
ナタデココヨーグルトが、
2つ、3つ、
タワーみたいに積み上げられていて。
買った振りして、置いていかれた、
ナタデココヨーグルトのタワー。
「……まぁ、そうやって、売った個数も、数えてるの?
試食した人数も、数えるの?
寒いのに大変やねぇ。足腰冷えない?カイロつけてる?
そうやろうねぇ。そうやろうねぇ。
じゃ、今日はおばさんが、その試食のやつ、買っといたるわ。
……いいよいいよ。2つちょうだい。はいはい。どーも」
一番、私に優しく接してきたお客さんを、
真っ先に疑って、
必要以上に、胸を痛ませている、自分を発見。
……やめようよ。憶測で傷を広げるのは。
それは、お客さんのオモテウラが築き上げたタワーなのか、
他のヨーグルトに目移りした結果のタワーなのか、
私というマネキンに配慮した、気遣いからのタワーなのか、
本当のところなんて、わからないのだから。
販売数を数えていた、
『正』という字のメモ書きのうち、
三個分を表す『下』という、
中途半端な状態になっているのを、
真っ黒に塗りつぶして、消した。
『下』向きなのはやめよう。
確実に『正』しいと思えるところから、
また、仕切りなおして、
笑顔でいれば、
3個分ぐらい、
すぐに追いつき追い越して、
また『正』が増えるのだから。
ヨーグルトの試食。
すでに、違うメーカーのヨーグルトを、
かごの中に入れていたお客さんが、
「今日はこっちをやめて、そっちのを買うわ」
と言ったので、
「なら、そちらのほう、私の方でなおしておきますね」
と、お礼を言いながら、
違うメーカーのヨーグルトと、
交換するように、購入してもらった。
一段落がついて。
違うメーカーのヨーグルトが、
元々置かれていた場所を探しに行く。
その途中で、
自分が特設平台で売っている、
ヨーグルトの定番の売り場を発見。
そこには、
私が今、試食をしている、
ナタデココヨーグルトが、
2つ、3つ、
タワーみたいに積み上げられていて。
買った振りして、置いていかれた、
ナタデココヨーグルトのタワー。
「……まぁ、そうやって、売った個数も、数えてるの?
試食した人数も、数えるの?
寒いのに大変やねぇ。足腰冷えない?カイロつけてる?
そうやろうねぇ。そうやろうねぇ。
じゃ、今日はおばさんが、その試食のやつ、買っといたるわ。
……いいよいいよ。2つちょうだい。はいはい。どーも」
一番、私に優しく接してきたお客さんを、
真っ先に疑って、
必要以上に、胸を痛ませている、自分を発見。
……やめようよ。憶測で傷を広げるのは。
それは、お客さんのオモテウラが築き上げたタワーなのか、
他のヨーグルトに目移りした結果のタワーなのか、
私というマネキンに配慮した、気遣いからのタワーなのか、
本当のところなんて、わからないのだから。
販売数を数えていた、
『正』という字のメモ書きのうち、
三個分を表す『下』という、
中途半端な状態になっているのを、
真っ黒に塗りつぶして、消した。
『下』向きなのはやめよう。
確実に『正』しいと思えるところから、
また、仕切りなおして、
笑顔でいれば、
3個分ぐらい、
すぐに追いつき追い越して、
また『正』が増えるのだから。