日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

まぼろしの、絶品バタートースト

2008年04月24日 | お仕事な日々
あるパンのメーカーが、
『10万人(だったかな?)試食者キャンペーン』
なるものを展開中で、3回程、仕事をした。

その試食方法は、
『絶品バタートースト』。
細かいところまで、作り方を決められて。

ところが、3月下旬、
最初に行った仕事先で、メーカーさんが、

「バターが品薄になっているから、
(スーパー側が)使わないで欲しいということなので、
試食はジャムにしてください」

と、言われ、3種類のジャムを使って試食をした。
(いや、ジャムは2種類で最後のひとつは、海苔の佃煮です。
これが、意外といけます!!オススメ!!)

次の2回目。奈良のある田舎のコープで。

「じゃ、『絶品バタートースト』を作ってもらおうか」
と、言われ、
『あ、ここでは作れるんだな』と思っていたら、
「あれ?バターがない」と、
乳製品を売っている場所で、立ち尽くすメーカーさん。

店長に聞くと、
バターは売り切れている、と言う。
品薄ではなく、売り切れ。

諦めて、フツーにマーガリンで試食をしたのだが、
お客さんに、

「バターはどこ?」とか、
「最近ずっと置いてないんよ。困ってまうわ」

とか、よく聞いた。

で、この前の土曜日。

2回目と同じ、奈良のあるコープで。

もはやメーカーさんは
『絶品バタートースト』の名を
口にしない。

1回目と同じように、3種類のジャムで(いや、含・海苔の佃煮……)。

乳製品の品物のところには、
あいかわらず、バターは全く置かれていない。
が、もはやお客さんもそれを問わない。

バターが不足していることが、完全に浸透している。

     ★

前々から、
バターがヤバイことは、
お昼の地方の主婦向け番組で、
ちらっと聞いてはいたけれど、
(詳しくはこちら
店頭にない状況を
実際に肌で感じると、少し恐かった。

食糧難の時代の小さな前フリなんでしょうか。

(大きいお店では、ちゃんとまだ売られていますけどね)。

そんな中、
そのメーカーさんの
食パンについてたシールが集まったので、
エコバックをもらってきた。

(このバックでここのメーカーさんがどこなのか、
わかるあなたは、賢い主婦?・笑)

小麦粉も高価になり、
企画した『絶品バタートースト』は展開できず、
サンプル品の食パンのシールを
ちょこっと足しにされて(すんません……)、
マネキンにこっそりエコバックを貰われる
メーカーさんも、踏んだり蹴ったりだ(笑)

明日から、またしばらく、
あちこちで仕事(GWがもう時期やからねぇ)。

その中には、
このメーカーさんのキャンペーンの仕事もある。

今度こそ『絶品バタートースト』で、
試食品が作れて、さらに売れたらいいですね(笑)。

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