法律事務所に来るひとたち  written by 弁護士の妻 

岡山の小倉法律事務所に来る人たちを見て
ふつうの【おばさん】が日々感じたことを書いています。

弁護士への 質問

2006年10月31日 | 法律事務所に来る人々

うちの法律事務所は 弁護士がひとりだから 弁護士がいない時に 相談の電話があっても 対処のしようがない。

忙しいときに 相談をしたいから 日程をとってほしいといわれても 予約がないと 難しいこともある。
電話で 相談内容が聞こえてくるときもあるので 聞いていると 別に法律を知らなくても 
一般常識で考えても 無理だろうと 思える相談もある。

 一人で考えていると 自分のことは特にわからないから 他人に 
それも 法律がわかる人に相談してみたいと思う気持ちはよく わかる。
しかし 一般的には  弁護士に相談する前に 年長者や 信頼できる人に相談してから と言うのが 少し前の基準だった。

今は 同年代の友人くらいしか 相談できる人はいなくなったのかもしれない。

一昔前には 溜まり場のような 喫茶店、お風呂、スナック、小料理屋などがあって
このような場所で いろいろな年代や職業の人が集まり 愚痴や わからないことなど
いろいろ 話したものだ。

そういえば  溜まり場的な場所は 現代では ほとんどない。
文明の進歩により 人間関係が希薄になってきたようだ。

もしも 弁護士に 相談するのであれば それなりの資料は 必要。
弁護士も 超能力者ではないから 相談者の気持ちも 事実も推察できない。

誰が聞いても 分かるように 4つのWと 1つのHOW
いつ どこで 誰が 何を どうした という基本的なことと 相談内容を 整理してから 相談してほしい。

どこの 法律事務所でも 相談を受け付けてくれるから 困ったときは 相談すればよいが 他人に状況を
説明できる能力は 必要です。