風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

想い出の風景 野付半島 北海道

2019-08-21 | 北海道
 北海道の知床半島と根室半島の間に、海老が体を丸めたようなかっこうで根室海峡に突き出しているのが、野付(のつけ)半島です。
 野付半島は全長約26km、わが国最大の砂嘴で、大部分は湿原、砂州、草原で出来ています。
 ドドマツやミズナラなどの樹木が、地盤沈下による海水の浸入と潮風で立ち枯れした、荒涼たる風景が広がっています。
 この写真は保存状態が悪く、画質が劣化していますので、その旨お含み置きください(^^;)。

①半島へ向かう途中の牧場風景。





③トドワラ、ここは学生時代にやってきた。
 以前は立ち枯れの木がもっとあったはずだが、少なくなったのには驚いた。
 時の経過により風化が進み、立ち枯れの木が倒木となる、これはしかたのないことだ。
 上高地の大正池しかり、蓼科の女神湖またしかりだが。








⑥トドワラの中は木道が整備されて、歩きやすくなっている。


⑦これは半島の付け根にあるナラワラと呼ばれるミズナラなどの立ち枯れ。





⑨湿原の向こうには尾岱沼とも呼ばれる野付湾が広がっている。





 野付湾は水深が浅い海で、年に2回夏と秋に、伝統的な白い三角帆の打瀬網漁による、ホッカイシマエビ漁が今も行われています

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1 コメント

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若き日の想い出 (ヒデ)
2019-08-22 09:59:06
2015年8月18日の再掲ですね。
暫くは更新が予約されてあるとのことなので、このブログはそうなのでしょう。
若き日、私がご本人さんから聞いた言葉で記憶に残っているのは「上高地」「尾瀬」「ニセコ」です。
この3つの言葉は何度か聞いた記憶があります。が、「野付」は記憶にないです。
若い頃の記憶が今ではあまり鮮やかではないので、ひょっとして聞いていたのに、私が忘れてしまったのかもしれませんが。
かつて上高地への旅をよく勧められたので、ご本人さんの旅のきっかけが上高地だったように思った私は実行し、上高地に行って来たことを告げた。
その時、大正池は今では水量が少なくなってしまったこと、以前はもっと立ち枯れの木々が多かったことを述べられていました。
また、その時は明神池には行ったのかとも訊かれました。
「上高地」「尾瀬」「ニセコ」「野付半島」に共通するのは湿原。そして、尾瀬以外は立ち枯れの木々。
若い時にその凛として幽玄なパノラマの世界を観て感動されたであろうことは想像に難くありません。
この再掲されたブログを見て、その中でも旅好きになったきっかけは「上高地」ではなく、「野付半島」だったのかもしれないと今になって勝手に解釈しています。
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