風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

蔵出し 今日の2枚 苗名滝

2016-06-01 | 信州
 新潟県妙高市杉野沢にある苗名滝(なえなのたき)です。
 新潟・長野の県境を流れる関川の上流に架かる落差55m直曝です。
 雪解け水を集めて水量が多く、轟音が響き渡ります。
 1998年5月10日の写真です。




②三脚も震えるような、腹に響き渡るような地響きが伝わってきます。
 滝百選にふさわしい滝です。



沈下橋と岩さつき その2

2016-06-01 | 三重県・山・中勢
 三重県中部を流れる櫛田川に沈下橋と岩さつきを撮りに来ています。
 沈下橋は潜水橋とも呼ばれ、川の両岸よりも低い位置に橋が築かれ、大雨などで増水した折りには水没してしまう橋のことです。
 増水時に流木などが欄干に衝突して橋が破損しないよう、欄干は取り付けられていません。
 三重県では沈下橋は櫛田川のほか、雲出川や伊賀地方の木津川で見られます。
 5月27日の写真です。
 
①多気町の勢和大橋から見た沈下橋です。


②ところが近寄って見れば、一部が崩壊して通行出来ない状態です。





④無理をして橋を渡りました。
 対岸の橋への道はネットがしてあり、通行禁止の札が張ってありました。
 すぐ近くに立派な橋があるので、この沈下橋は渡れなくてもあまり不自由はないようです。


⑤松阪市飯南町粥見にある立梅(たちばい)用水井堰です。


⑥約200年前に作られた新田開発用の用水で、総延長は30kmもあります。
 立梅用水は農業利水施設としては初の国の「登録記念物」にまた「世界かんがい施設遺産」にも認定されています。


⑦その下流に咲く岩さつきです。














⑫飯南町向粥見の茶畑と岩さつき。






飯高町粟野にある橋台だけ残っている沈下橋跡。


⑮こちらは飯高町宮本にある半沈下橋です。





⑰飯高町森にある沈下橋。
 これより上流にはもう沈下橋はありません。