金融王に俺はなる!

経済関連のニュースについて色々語ります

ミスド メニュー多様化の是非

2018-03-22 04:16:57 | 商品・サービス
ドーナツ業界の最大手、ミスタードーナツ。しかし最近はドーナツだけでなく、ラーメン、パスタ、ホットドッグなど、多様なメニューを取り揃えるようになっています。このような品揃えになった理由は、ドーナツの売上不振にあります。

ミスドは約20年前から毎月不定期にドーナツなどをほぼ100円で販売する「100円セール」を導入していたが、期間外に訪れた客から不満が相次ぎ、昨年11月に廃止した。代わって「ポン・デ・リング」など35種類の定番商品を10~30円値下げしたが、客離れが進んだ。
そしてミスドの選択したのが「ドーナツの売上減少分を、他の商品で補填する」という販売戦略なのだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180317-00539410-shincho-bus_all


2014年、セブンイレブンがコーヒーに続いてドーナツ市場に進出した事で、ミスドの売上は減少しました。しかし、そのセブンドーナツも好調だったのは一時的であり、現在では下火になっています。つまり、日本のドーナツ市場は全体的に低迷しているという事です。

ドーナツ離れの大きな原因は、近年の糖質制限ブームです。日本ではこれまで様々なダイエット方法が流行ってきましたが、最近は炭水化物の摂取を控える糖質制限ダイエットが主流になっています。ビールやラーメンですら糖質オフの商品が人気になっている現在、ドーナツが敬遠されるのは当然でしょう。

とはいえ、ラーメンやパスタを目的にドーナツ屋に来る客がどれ程いるのかは疑問です。ミスドのドーナツはコンビニよりもずっとクオリティが高いので、無闇に他のメニューに手を出すのではなく、今後は本業のドーナツに注力してほしいところです。