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経済関連のニュースについて色々語ります

妖怪ウォッチ 子供の好きなキャラクターランキングから消える

2018-06-28 10:39:47 | 商品・サービス
2013年7月11日に3DSでゲームが発売された、レベルファイブの「妖怪ウォッチ」。ゲーム以外にも、アニメ化、漫画化、キャラクターグッズの販売など、マルチメディアな展開を行う事で子供達の心を掴み、特にゲームの2作目が発売された2014年には社会現象的な人気となりました。しかし、最近ではそうした勢いも陰りを見せており、バンダイが調査した2018年版「好きなキャラランキング」では、妖怪ウォッチは圏外(10位以下)になっているという事です。

バンダイが6月21日に発表した「お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査」によると、2018年のトップ3は「それいけ!アンパンマン」(11.5%)、「ドラえもん」(8.0%)、「プリキュアシリーズ」(5.6%)だった。
一方、14年のアニメ化から安定して5位以内をキープし、15~16年はトップに輝いた「妖怪ウォッチ」は10位以下の“圏外”に陥落していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180621-00000086-zdn_mkt-bus_all


バンダイナムコの決算資料によると、妖怪ウォッチ関連商品の売上高は、15年3月期が552億円、16年3月期が320億円、17年3月期が93億円と、年々急落しています。18年3月期は60億円の見込みでしたが、第3四半期の時点で38億円に目標を下方修正しており、依然として厳しい状況が続いています。

※妖怪ウォッチはレベルファイブの作品ですが、レベルファイブには玩具開発のインフラが無いため、バンダイナムコに製造販売を委託しています。

全盛期の妖怪ウォッチは、新作玩具の発売日早朝には販売店に長蛇の列ができる程に人気がありました。また、3DSで発売されたゲーム「妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打」は3作の累計で600万本以上を出荷するという、ポケモン並みのヒットを記録していました。これだけの成功を収めていた妖怪ウォッチが、わずか数年で人気を失ってしまうとは、あまりに残念な事です。

なお、6月27日よりスマートフォンで新ゲーム「妖怪ウォッチワールド」が配信開始されています。本作は、Google Maps Platformを利用した位置情報ゲームで、現実世界にいる妖怪を探索する事を目的としています。内容的には、2016年に配信されたナイアンティックの「ポケモンGO」を彷彿とさせます。ポケモンGOは、世界中で爆発的な人気となりましたが、はたして妖怪ウォッチワールドはポケモンGOの再来となるでしょうか。

メルカリ上場 時価総額6800億円に

2018-06-21 09:55:31 | 株式
フリーマーケットアプリ大手のメルカリが、東京証券取引所のマザーズに上場しました。初値は5000円で、売り出し価格の3000円を大幅に上回りました。初値を基にした時価総額は約6800億円で、今年最大の新規上場となっています。

メルカリは2013年、個人の間で、中古品などを売買するアプリ「メルカリ」のサービスを始めた。スマートフォンを使って手軽に売買できることから、20~30歳代の女性を中心に利用者が急増している。上場で得た資金を国内外の利用者拡大に向けた宣伝や新たなサービスの開発などに充てる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00050015-yom-bus_all


日本において、個人間での中古品の売買サービスといえばヤフオクが主流でした。そんな中で登場したメルカリは、スマホだけで売買が行える手軽さや、相手に個人情報を伝えずに取引できる点などが評価され、瞬く間に利用者が増大していったのです。厳密には、フリマのメルカリとオークション形式のヤフオクは全く違う仕組みですが、ユーザーの利用実態からすると、ヤフオクがメルカリに顧客を奪われているのは間違いないところです。

とはいえ、メルカリではユーザー間でトラブルが多発している事が問題視されています。誤解を招くような内容の出品、相場を大きく下回る値下げ要求、売買が成立したのに配送されない商品、といった具合に、モラルに欠けた利用者の多さはヤフオクの比ではありません。

メルカリの上場は好調なスタートとなりましたが、この勢いが長期的に続くのかは疑問です。今後は悪質なユーザーを厳しく取り締まって、健全なサービスに改善していく事が重要になるでしょう。

レトルトカレーがルーの市場規模を抜く

2018-06-14 08:52:37 | 商品・サービス
日本人の国民食とも言えるカレーライス。小学生の好きな食べ物ランキングでは、カレーは常に1位を獲得する程に人気が高いです。そんなカレーの在り方が、近年は少し様変わりしてきているようです。調査会社インテージのデータによると、レトルトカレーの市場規模が、家庭で作るカレー(カレールーの販売)を上回ったという事です。

調査会社インテージが、全国の主要なスーパーやコンビニエンスストアなどの販売データを基に推計した市場規模では、これまでルーがレトルトを上回ってきたが、差は縮まっていた。昨年は、レトルトが前年より15億円増えて過去最多の461億円。ルーは456億円と前年より33億円減少し、初めてレトルトがルーを上回った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00010000-otekomachi-life


日本は核家族化が進んでいる上、生活環境の多様化などもあって、家族全員で夕食をとる機会は減りました。そのため、家庭でカレーを作る手間を惜しむ人が増えているのだと推測されます。また、レトルトカレーの味も年々進化しており、下手に自分で作るよりも美味しいという事も、市場規模が逆転した理由の一つでしょう。

世の中にカレー専門店は数多くありますが、そんな専門店よりも、母の作ってくれたカレーが一番美味しいと思っている人は多いのではないでしょうか。カレーが日本人に愛されるメニューである事は今後も変わらないとは思いますが、家庭を代表する味ではなくなりつつあるというのは、何とも寂しいものです。

ガンダムのハロが現実に!

2018-06-07 09:23:30 | 商品・サービス
アニメ、機動戦士ガンダムに登場する小型メカ「ハロ」。ハロは主人公アムロ達の周囲を転がる・跳ね回るなどしながら簡単な会話も行うという、マスコット的な存在です。そんなハロを再現した玩具が、バンダイから発売されます。アニメと同様に、こちらの呼びかけに応えて会話もできるという事です。

バンダイは通販サイト「プレミアムバンダイ」にて、コミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」を発売する。発売時期は未定で価格は149,040円(税込)。
本体サイズは直径約19cmで、無線LANを使いネットワークに接続することで会話をする。
目と口にはLEDを内蔵し、色や点滅で状態や表情を演出。前後左右に揺れたり、話をしている人の方向に向きを変えたりなど、愛らしい動きを再現している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00000057-impress-game


近年、AI技術の進化に伴って「Google Home」や「Amazon Alexa」など、人と会話できるスマートスピーカーが多数発売されるようになっています。今回のハロも、こうしたAI技術を利用した玩具です。約15万円という価格は中々手が出にくいですが、ガンダムには熱狂的なファンも大勢いる事から、かなりの人気になる事が予想されます。

1979年に放送がスタートした初代ガンダムは、あまり人気が無かったために43話で打ち切りとなりました。しかし、番組終了後に発売されたプラモデル「ガンプラ」の大ヒットや、度重なる再放送によって人気に火が付いたのです。その結果、現在でも新作アニメや今回のハロのような玩具が作られるようになったのです。来年40周年を迎えるガンダムの人気は、今後もまだまだ続いていくでしょう。