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PCコンサルタントのはなし

パソコンに関する、日々の気づいた点など書いています
Windowsで仕事をしているくせに、最近LINUXに凝っている

ubuntuはじめました-6 エクセル

2017年12月07日 | 日記

ついに来た・・・

「自宅LINUX100%」だ!と言ったものの、エクセルが最大のネックになるであろうことは予想していた。

以前、客先で作ったエクセルファイルの修正依頼だ。

無料のMS Office互換ソフト"LibreOffice Calc"で、まずは開いてみる。エイ!

 

おースバラシイ! 関数に関しては問題なさそうだ。大した関数は使っていないが「sumifs]という複数の条件により集計する関数が心配だったが、しっかり集計できている。

 

しかし!・・・気にしていなかった選択リストが表示されない。・・対応してないのか!

 

うーん・・・まったく同じ機能はあった・・・が、互換性がない。

(追記:後日Windows版の"LibreOffice Calc"では正常にプルダウンリストが表示された。LINUX版だけダメなのだろうか。誰か教えて下さい。)

 

これはどうしようもない。


・・・"LibreOffice Calc"で選択リスト作ってエクセルで開いたらどうなる?・・・いや、そんな事を試している場合ではないし、お客に迷惑かけられない。


とかしている間に、"KingsoftOffice"のLINUX版が無料でダウンロードできる・・・という噂が・・・

"KingsoftOffice"といえば、何年か前からMS Officeの互換ソフトとして、訴えられてもいいくらいの高い互換性を持つソフトだ。

 数年前に顧客にお試しで薦めていた(なにせワード、エクセル、パワーポイントもどきで5千円程だ。) 時期もあったが、やはり中国製ということで、国家の圧力で、何が仕込まれているか分かったもんじゃないということで、しばらく遠のいていた。


今は"WPS Office"というらしい。

LINUX版なら!オープンソースのubuntuなら、世界中のubuntuおたくによって、不審な動きはすぐに判るはずだ。そうに違いない。そうだそうだ。


ということで、使ってみよう!

日本のサイトには無いらしい。ここだ。

http://wps-community.org/downloads

 

"ubuntuはじめました-4 プリンタ"でも書いたが、私のPCは Debian系のubuntu 16.04 64bit 版なので

 ファイル名の末尾が”amd64.deb”というのが対象である。"Addresses"という項目の上から2番目だな。

wps-office_10.1.0.5707~a21_amd64.deb をクリックし保存すると”ダウンロード”フォルダに保存される。

後から知ったが、上の画面左上”a21”の下の”font”のところにある

wps-office-fonts_1.0_all.deb これもダウンロードしたほうが良いようだ。

早速ダウンロードフォルダに移動して

wps-office_10.1.0.5707~a21_amd64.deb”をダブルクリックして、”インストール”


・・・だめだな・・


外部からダウンロードしてきたいわゆるサードパーティーアプリはマウスでのインストールは期待しないほうがよさそうだ。コマンドを使うしかない。

うーん・・・じいちゃん、ばあちゃんは無理だな。


ダウンロードフォルダ内で右クリックして、端末を起動!

sudo dpkg -i wps-office_10.1.0.5707~a21_amd64.deb

でえんたー!

officeソフトだけに5~10分位かかったがエラーなく終了。

ついでに一応フォントも

sudo dpkg -i wps-office-fonts_1.0_all.deb

でえんたーでインストール。

”ランチャー”の左端の”コンピューターの検索”で”WPS”と入力すると、ちゃんとインストールされてる。


”S” WPS Spreadsheets(エクセルもどき)をクリック

おー英語版だ!このままでも日本語入力はできるが、

当然、日本語版になることも調査済みだ。


しかし、ここからが大変だった。日本語版パッチが提供されていたはずが、もうどこにもない。

画面右上の小さな”A”から言語選択できるのだが、パッチを当てずに日本語を選択しOKすると、ダウンロードしようとして、

”言語パッチエラー”となる。・・・かなりかなしい


ここ数ヶ月ですっかり状況が変わっていたのだ。


すったもんだの挙句、ubuntuユーザーではない、あるLINUXユーザー(Debian系)の方のサイトを参考に、下記コマンドをぽちぽち入れることにより(コピペでOKです)

日本語化できた。

 

sudo apt install git   ・・・2行目でエラーが出ない方は不要
git clone git://github.com/wps-community/wps_i18n.git
sudo apt-get install libqt4-dev
cd wps_i18n
cd ja_JP
sudo make install

すべて終わった後に、右上の小さな”A”のところから、”システム言語に従ってください”のチェックをはずすと日本語が選択できる。


WPS Officeで散々手間取ったが、はなしを本題に戻そう!(なんだっけ!)

"LibreOffice Calc"がエクセルのプルダウンリストと互換性が無いはなしだ。

気を取り直して、客先から預かったエクセルファイルを、”WPS Spreadsheets”で開く

(ちなみにダブルクリックで開くようにするには、ファイルを右クリックして”開き方”というダブで既定のプログラムが設定できる)


おーさすが・・エクセルのプルダウンリストもそのまま使える!


今回のファイルに関してはWPS Spreadsheets”でも編集できそうだが、ここまで確認できれば、とりあえず満足だ。

WPS Spreadsheets”(旧KingsoftOffice)の互換性の高さは承知だが、完璧でないのも承知だ。


客先に提出するものなので、WindowsPC(最近Ubuntu君ばっかりなので、今や、嫁と息子に占有されているCore i7 メモリ8Gの高価なWindows7)のエクセルで作って提出しましたとさ。



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