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8月26日に月島で開かれる映画「ご縁玉」上映イベントの情報ブログ

映画「ご縁玉」の紹介と、出演者の横顔

2010-08-27 23:15:15 | 日記
■第1部 映画「ご縁玉」上映

(映画紹介)
始まりはパリのアパルトマンの一室だった。
大分県の保健室の先生だった山田泉(49)は、乳がんの再発を告げられ、大学生の息子、娘との思い出を作るためにフランスにやってきた。旅の終盤、知人の紹介で訪れたホームパーティーで、チェリストのエリックマリア・クテュリエ(35)と出会う。
育ての母親を乳がんで亡くしたエリックマリアは、山田のためにバッハを奏で、再会の約束の証しに「5円玉」を受け取る。
「ほんまに来るんかいな?」
そう思った山田だったが、5円玉に導かれるように、エリックマリアは大分にやってきて、山田にチェロによるセラピーを施した。山田の目から、混沌とした感情が涙となって流れ出る。一方、山田に誘われるままに児童養護施設やホスピスを巡っていったエリックマリアは、ほうぼうで魂が響きあうような出会いを重ねていく――。

江口方康監督を含め、いくつもの偶然の出会いが産んだ奇跡のようなドキュメンタリー映画。全編に流れるチェロの調べが、観る者を優しく包む作品です。

■第2部 チェロ&バイオリン ライブ

エリックマリア・クテュリエ(チェロ) 1972年ベトナム生まれ。1歳になる前にフランス人夫婦に引き取られて育つ。パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)に首席で入学、数々の最高評価を受けて卒業。早くから世界各国の音楽に魅了され、独自の軌跡を辿ることを決意したチェリスト。エリックマリア・クテュリエ(1972生)。クラシック・現代音楽の分野において、それぞれフランスを代表する数々のオーケストラのソリストとして著名指揮者たちとの出会いを重ねるかたわら、個人の音楽活動を意欲的に展開し、分野を限定せずに飽くことなく音楽の可能性を追究しているアーティスト。


佐原敦子(ヴァイオリン) 東京芸術大学大学院在籍中より現代音楽に興味を持ち、2004年より3度、毎夏スイス・ルツェルンで行われている現代音楽祭(ルツェルン・フェスティバル・アカデミー)に参加し、エリック・マリアと知り合う。2004年ウラルスク国際ヴァイオリンコンクールで優勝し、国際的に演奏活動をスタート。QuartzよりデビューCD「Atsuko Sahara Works for Violin & Piano」リリース。2006年より2年間、文化庁芸術家在外研修員としてウィーンに留学、ウィーン国立音大大学院修了。現在は、母校である東京芸術大学室内楽科で後進の指導にあたる傍ら、各地で演奏活動を展開している。
現代音楽が好きな理由は、「”今”を生きていると実感できるため」。でも、「モーツァルトが大好き」。
今回の即席デュオについては、「エリックマリアとはずっと前から、一緒にコンサートやりたいねと言っていて、今回それが叶うのでとっても楽しみです」と話している。


■第3部 トークセッション

江口方康(監督・撮影) 1964年佐賀県牛津(現在の小城市)出身。1996年、パリにInter Bay filmsを設立。2002年、「ロストロポーヴィチ -75歳- 最後のドンキホーテ」をNHKエンタープライズ21と共同制作。2003年、カンヌ映画祭で出会った三池崇史監督に感銘を受け、帰国して同年5月から9月まで三池監督の「交渉人」「ゼブラーマン」で助監督を務める。「ご縁玉 パリから大分へ」は江口の初監督作品。
「トークセッションでは、会場の方々とやりとりしたいです。今回、来て下さる皆様とのご縁を深く味わえればと思っています」(江口)。


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