いやー
なんか泣けてしまった
長野で高校生だった愛子ちゃん
もう３４歳だって
しかも５大会連続なんて、想像を超えるよな
今年は悲願のメダルを狙う最後の年
期待される若手が負傷、脱落する中
ギリギリで予選通過（６人まで）
高速化、高難度化する女子モーグルについていく日本人女子ってだけでもすげーのに
この外人女子メンバーの仲間入りするだけでもありえねー
この時点で全世界で６番目にモーグルうめーんだぜ
もと男子帝王のヤンネがしばらくコーチやってるらしい
いつのまにかひげがクリンとなっているのが非常に気になったが
これは五輪仕様なのだろうか？
マリオじゃん
ミスなく無事に決勝を滑りきった愛子ちゃん
正直、このスコアを見た時はメダルは期待できなかったが
なんと予選１位だった選手が滑りきるまではなんと３位銅メダルの位置だったのだ
ちなみに
１位の選手のスコア
TURNS SCOREで２点近く差がついてるのは
３０点満点中１５点を占めるターン採点の中では
どうしようもない大差である
やはりメダルを取るには各ジャッジから４点台はもぎとらんと…
昔から世界トップレベルといわれた愛子ちゃんのターンだが
フィンランドのヤンネ帝王コーチのスタイルが
日本選手、特に女子にはマッチしなかったと思う。
１９９０年後半から世界のトップ選手は密かにウエイトシフト（加重移動）を重視し
その特徴的な動きが、肩の水平を崩しわずかに肩を下げてウエイトシフトを積極的先行させるスタイル
右の選手は左肩が下がりしっかり谷足に加重し、しかも身体の真下にスキーがある
それに比べ左の愛子ちゃん左肩の下がりが少なく、身体の中心からスキーがズレてる
ウエイトシフトは早めに行うことによって、次のターンへの移動が早く行えるのである
この動きはソルトレイク五輪強かったフィンランド選手にはあまり積極的にはみられなかった気がする
なんつーか、フィンランド選手は独特だったんだよなぁ
その動きは日本人には向かないんじゃないかと昔から思ってた
そしてここが決定的
日本人と外人の体格／体力の差もあるのだろか、コブの衝撃で頭が動いて目線が下がってしまう
これは仕方ないのかなぁ。身体の小さい選手はどうしてもこれ出ちゃうよね
そして左ターン、愛子ちゃんは長年のクセが直せなかった
本来は左ストックをコブに突き、右ストックは前に出し、次のターン動作を先行させるのだが
愛子ちゃんはどうしても頭が動くと同時に右ストックを突いてしまうのだ。
ダブルストックというのだが、これはターン採点では大きな減点
ヤンネコーチはここを直せなかったのかなぁ
さらにこれも体力の差なのか、突いた左ストックを肘の外側に送ってしまう
これも減点対象で、しかも次のターンに大きく影響をあたえてしまうのだ
まあ、このへんは昔から女子の特徴的な動きであり、女子らしいといえば女子らしいのだが
やはり右のトップ選手のステージが違いすぎるといえば違いすぎるのだろう
まるで男子のターンだもんな
最後に滑った予選トップの選手
第一エアー後にコケそうになり、その後もターンミス連発
これで愛子ちゃん銅メダルゲットだろうと思った瞬間
長野五輪男子チャンプであるジョニーモズリー師匠直伝であろうか
グラブヘリを決めるハンナ
これで一気に逆転し、この選手は３位銅メダル
同時に愛子ちゃんの４位が決まってしまった
愛子ちゃんがんばった
惜しかったね
でも５大会連続で入賞するなんてキミしかできないよ
朝から感動させてもらいました
