皆さんこんにちは。職場から賑わいが消えて久しくなります。
本当にさみしい限りです。そのような中、ふと戸外に目を転じ
ると友情の池に「アジサイ」の花が雨に濡れてひときわきれい
に咲いていました。やや沈んだ気持ちがいやされます。
さて、「花よりだんご」の私は「アジサイ」よりも「梅」がこの時季頭に浮かびます。恒例の梅がりと梅干しづくりの季節だからです。
その梅干しにはちょっぴりほろ苦い思い出があります。
昔の弁当箱はアルミ弁当が主流でした。弁当を開けば必ず梅干しがご飯の真ん中に入れてありました。
使い続ければ弁当のふたには梅干しの酸で穴があいてきます。そのため、私の母は穴の開いた部分にそっとたくあんをのせて持たせてくれました。
お昼時、ふたを開いてたくあんを食べると、その下には赤い梅干しが白いごはんの上に乗っています。穴のあいたふたを弁当箱の下に素早く重ねてごはんを食べたものです。昔から小心者でした。梅干しを口にすると今でもその時のことが頭をよぎります。
あれから半世紀以上たちました。今日も弁当を開けば自家製梅が入っています。この伝統的な健康食品を食べて、新型コロナに負けない身体をつくりたいものです。
いよいよ来月からは職場には入所者も増えて賑やかになりそうです。どうかみなさんも巣ごもりでたまったストレスを発散するために自然いっぱいの少年自然の家においでになってはいかがでしょうか。お待ちしています。
石見焼きの小皿に並ぶ梅二品
By Mr.Young