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ゴルフ世界ランキングのしくみ

2009-09-15 18:39:39 | 石川遼&世界ランク

wikiには、
ゴルフの世界ランキングは、過去「2年間」にトーナメントで獲得したポイントを、出場試合数で割り算する平均点方式を取っている。
なんて書かれてますが、これはかなりアバウトすぎる書き方です。

「ゴルフ世界ランキングの算出方法」を、私なりにちゃんと書いてみると、 

  1. 試合によって、(同じ順位でも)Getできるポイントが異なる。
  2. もちろん、同じ試合でも順位によってGetできるポイントが異なる。
  3. Getしたポイントを、以前(昔)の試合のものほど点が低くなるように縮小して2年分合算する。
  4. その合計ポイントを2年間の出場試合数(40以下の場合は40)で割り算して平均点を出す。
  5. その平均点どうしを比べて順位をつける

てな感じになります。
この1~5を毎週やり直して、更新された順位が
http://www.officialworldgolfranking.com/home/default.sps
で、毎週月曜日(日本だと火曜日)に発表されてます。
では、順番に説明します。

 (1)試合によって、(同じ順位でも)Getできるポイントが異なる。

↓【グラフ1:試合ごとの基本ポイント】
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右のグラフに、試合ごとに「その試合で優勝したら何ポイントGetできるか」を棒グラフにしてみました。
2008年初から2009年末までに石川遼くんが出場した試合(2009年9月以降については出場"予定”のもの)を、最近のものほど上に並べてあります。お休みの週は空けてあります。
2年分なので今年の年末にランキングのポイント加算対象になっている試合すべてです。

これを見てええっ!?と気づいて欲しいのは…
「日本オープン」や「ダンロップフェニックス」の2位の方が、「マイナビABC」や「ミズノオープン」の1位より点が高い、ってことです。
石川遼くんの場合、
◆昨年(2008)秋の「日本オープン」からの8試合(優勝は1回)
◆今年の夏の「ミズノオープン」からの8試合(優勝は3回)
を比べると、昨年秋のほうがGetしたポイントは高いんです。(70.5 対 63.3)

あっ、ただし、同じ試合でも年によって少し違ってきたりするようです。「参加した選手の層の厚さによって評価する」らしいです。世界ランクの高い選手が出てると、ポイントも高くなるらしいです。(真相は未確認。)

マスターズや全米などのメジャー大会は優勝100ポイントだし、アメリカには他にも64ポイントとかの試合もあります。
でも、アメリカツアーの試合の全部がそんなに莫大なポイントかというと、そうでもなくて、たとえば、今田竜二さんが昨年に優勝した「AT&Tクラシック」は24ポイントでした。日本の「サンクロレラ」の1.5倍だけど、「ダンロップ」の3分の2、ってことですね。(ちなみに、昨年1月のBuick Invitational という試合では、今田さんは2位でしたが36ポイントGetしてます。)
ダンロップフェニックスって、なんでそんなにポイント高いの?って思うんですが、分かる人は教えてください。

(2)もちろん、同じ試合でも順位によってGetできるポイントが異なる

↓【グラフ2:試合での順位とポイント】
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じゃあ、ある試合で、1位の場合と2位の場合では、Getできるポイントはどれくらい違うのか…
左のグラフ2は、試合での順位と得られるポイントの関係です。16ポイントの試合(優勝者が得られるポイントが16点という意味)と、32ポイントの試合との例を挙げました。


◆16ポイントの試合(例えばマイナビとかANA)では、
 1位―16.0
 2位― 9.6
 3位― 6.4
 9位― 2.4
19位― 1.2
20位以下はポイント無し

 ◆32ポイントの試合(例えば日本オープン)では、
 1位―32.0
 2位―19.2
 3位―12.8
 9位― 4.8
19位― 2.4
37位― 1.2
38位以下はポイント無し

って感じです。18ポイントの試合とか24ポイントの試合とかは、その間で同じように決まっています。
順位がタイの場合は、同じ順位の人数によって変わってきます。たとえば、4位タイが3人居た場合、4位、5位、6位のポイントの平均がその3人に与えられます。

(3)Getしたポイントを、以前(昔)の試合のものほど点が低くなるように縮小して2年分合算する。

↓【グラフ3:2009年末の時点での圧縮後ポイント】
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試合でGetしたポイントは永久に有効なわけじゃなくて、加算されるのは2年間だけです。しかも、丸2年近くの昔(1年11ヶ月前とか)は、ほとんどゼロに近く圧縮されます。
Getしたポイントは、13週間はそのままの点が加算され、13週を過ぎてから104週(丸2年)までは一直線に92分の1ずつ圧縮されて、105週目でゼロになる。ということです。
右のグラフは、グラフ1と同じように「その試合で優勝したら何ポイントか」というグラフなんですが、2009年末の時点で圧縮されている割合を考慮したポイントに直してあります。だから、下の方(昨年初頭)に行くほど、グラフの棒が短くなってます。(昨年初は第16週まで試合が無かったので、最初の試合もゼロに近くはなってません。)
たとえば、昨年秋にマイナビでGetした16点は、7.65点にまで圧縮されてしまっています。
でも、今年の「コカコーラ東海クラシック」以降の試合は、年末にはまだ13週過ぎていないので、Getしたポイントがまるまる加算されるというわけです!(あくまでも、「2009年末の時点では」ですけど。)

(4)その合計ポイントを2年間の出場試合数(40以下の場合は40)で割り算して平均点を出す。

出場試合数、というのは、世界ランキングの対象になるものだけですから、例えばプレジデンツカップなどはポイントにもなりませんが、試合数にもカウントされません。でも、予選落ちしても試合数にはカウントされます。
石川遼くんの場合は、いまガンガン試合に出てますから、丸2年過ぎてカウントから除外さてゆく試合数(2007年の試合)より多いので、分母になる数が増えています。だからどんどんポイント稼がないと・・・
でも、試合に出なくても、上の(3)で説明したように、時が経つだけで「過去の財産(ポイント)」は圧縮されていってしまいます。
アメリカでは、日本より早くシーズンオフに入るので、年末の試合がない間にじりじりと選手みんなのポイントが下がっていくようです。

(5)その平均点どうしを比べて順位をつける

ここまでくれば簡単な話ですね。世界の選手全員について、上の(1)~(4)をやって平均点を計算して、多い順に並べたのが世界ランキング、というわけです。

2009年9月15日現在、1位はご存知 Tiger Woodsで、16.04ポイント。2位はStricker の7.94ですから、なんて圧倒的!
石川遼くんは2.34で49位です。

昨年と一昨年の実績をみると、年末の時点で2.3ポイントだと、ちょうど50位くらいのようです。

次の記事では、
石川遼くんが「年末時点で50位以内」を取って自力でマスターズに行くには!?
を書くつもりです。請うご期待!


 


とりあえず、2009年末までの期間限定ブログです

2009-09-15 18:12:03 | 石川遼&世界ランク

遼くん応援サイトは沢山あるのですが、ここは、

 世界ランク50位以内を達成して、自力でマスターズ!

って応援するサイトです。

とりあえず、2010年のマスターズは、

「2009年末」または「マスターズ大会開催前週」の時点で発表された世界ランクで50位以内

なら出られるらしいので(他にも沢山道はありますが)

とりあえず2009年末にかなえられることを信じて、期間限定で、このブログをやってみます。