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箱根経由で大野山ツーリング

 今年も「酷暑」の季節がやってきました。

 国連事務総長も「地球沸騰化時代の到来」と言っていましたが、先週に関東地方も梅雨明けして、早速、日々酷暑に見舞われています。私の車でも昨日、外気温計の温度は42℃でした。

 そんな中ですが、やはり「性(さが)」みたいなものでしょうか。天気が良いとついつい出掛けてしまいたくなってしまいます。本日は少しでも凉を求め、箱根方面から丹沢湖方面の山へ向かう事にしました。

 朝はゆっくり8時過ぎに出発し、藤沢から新湘南バイパスを使い、平塚から大磯を経由して西湘パイパスに。この時間ではまだ酷暑という感じではないのですが、既に気温は30℃近くに達していました。

 約1時間ほどで西湘パイパスの国府津PAに到着。

 この時間になると、走っていても熱風吹き付ける中走っている感じなので、気を付けなければいけないのは脱水症状です。メッシュのライダージャケットを着ていますが、とにかく全身にドライヤーの熱風を浴びせている感じなので、気を付けないと直ぐに脱水症状になってしまいます。

 国府津PAでは、既に麦茶は売り切れていたので、冷たいお茶を購入して一気飲み。日陰で小休止した後、箱根方面に向けて走ります。西湘バイパスは箱根口で一旦降りて、コンビニエンスストアに立ち寄りました。

 箱根口は海抜も10メール程度なので、全然酷暑です。ここでATMからお金を降ろして、ペットボトルの麦茶を購入し水分補給。車で来ている人は、エアコン掛けているので涼し気でしたが、この段階で私のヘルメットの中は既に汗まみれでした。

 ここから再度、箱根新道に乗って箱根峠に向かいます。車の量はそれほど多くもなく、二十分ほどで箱根峠に到着です。途中、湯本に降りるインターチェンジで、車が路肩に落ちていたので、車線規制が掛かっていましたが、幸いにして渋滞にはなっていません。でもあんな緩やかなコーナーで、車を路肩に落とすって、どういう運転していたんでしょうね。

 箱根峠の気温は27℃。ここの標高は850メートル程なので、単純計算で言えば下とは8.5℃の気温差になります。そこから考えると下界では35℃になっているという事なんでしょうね。

 ここまで来ると吹く風も涼しくなり一息付けれます。止まっているバイクの人も少し落ち着ている様にみえますね。考えて見れば、私が子供の頃の夏の気温は27~28℃位だったんですよね。だからエアコン無くても扇風機だけで過ごす事が出来たのでしょう。

 今日はここから芦ノ湖スカイライン~箱根スカイラインを経由し、そこから乙女峠経由で金時山方面に向かう予定です。芦ノ湖スカイラインの通行料は300円です。

 芦ノ湖スカイラインに入って5分ほど走るとレストハウスがあり、そこに駐車場があるので小休止。今日はバイクも多くいて、皆レストハウス内で休憩している様です。私は自販機で麦茶を買って小休止。

 このレストハウスからは三島市や沼津市が良く見渡せるのですが、今日は霞んでいます。やはり水蒸気も多いのでしょうか。富士山は完全に雲の中に隠れていて見えません。

 ここでちょっと長めに休憩した後、芦ノ湖スカイラインを堪能しました。

 芦ノ湖スカイラインは制限速度40kmの道路なんですが、上り下りのワインディングが続くルートで、芦ノ湖の静岡側の尾根道をトレースしています。だから結構、飛ばして走る車やバイクが多いのですが、私はコーナリングをする時に、どうしたらスムーズにいけるのかなど、ちょっと意識して走る様にしました。速度は40~50kmの間です。
 意識しながらバイクを運転していると、これが結構、面白いし気持ちがいいものなんですよね。スピード出して走るだけがバイクの面白さではありません。

 湖尻峠から箱根スカイラインに入ると、途中、芦ノ湖が見える展望台があったので、そこで小休止。

 芦ノ湖を見ると遊覧船がゆっくり動いているのが見えました。この場所は風の通りもあり、ヒグラシ蝉の音と鳥の鳴き声が聞こえて気持ちいい場所でしたね。

 箱根スカイラインを右へ左へ、上に下にとバイクを走らせて行きます。そして長尾峠からは県道401号線を抜けて乙女峠方面に向かいました。ちなみに長尾峠は確か小学五年生の時、林間学校で登ったんですよね。もう今から半世紀近く前の事なんですが、朧気に当時の事は覚えています。当時の友人達は元気に過ごしているのでしょうか。

 この県道401号線ですが、以前はかなりの酷道でした。しかし今回走ってみると、整備が進んでいて走りやすい道になっていました。右へ左へ細かいワインディングが続くルートで、昔は対向車が来るとすれ違いに苦慮する様なルートだったのですが、今は殆ど拡幅工事が為されているので、そういった事は気にせずに走れるルートになっています。
 この時、私の前には世田谷ナンバーでレンタカーの軽自動車が走っていました。こういう時には車間を空けて、煽っている感じを与えない様に走りる事にしています。恐らく30km以下で走っているので、こういった道には不慣れなんでしょうね。

 この県道401号線は深沢橋で国道138号線とぶつかります。箱根から御殿場に抜ける国道です。少し高度が下がったせいか、気温が上昇しているのが肌で感じます。ここで国道138号線を箱根方面に向かうと乙女峠のトンネルに入ります。

 乙女峠のトンネルを抜けて少し行った先に、金太郎富士見ラインという、ほっそいルートへの入り口があるので、そこに入ります。

 金太郎富士見ラインは、洒水の滝という山北町近くの観光スポットから箱根の仙石原に抜けるルートで、道幅が狭い事と自転車やトレッキングの人が居たりするので、速度制限は20kmというルートです。金時山という箱根の北側にある山の側を抜けるので、雲が出やすい場所でもあります。

 金時山パーキングでは雲が空を覆っていました。でも山北町方面を見ると晴れているのが見えます。ここから山を下り、丹沢湖方面に向かうのですが、おそらく下界は暑いのでしょう。地図でルートを確認し、金太郎富士見ラインを下ります。

 洒水の滝ルートから国道246号線に出て、そこから丹沢湖方面に向けて走りますが、もうここで既に熱気の中を走る感じになっていました。道の駅山北で小休止します。

 ここ周辺では第二東名の建設工事が進められていて、まもなく陸橋も完成するみたいです。

 もう道の駅に到着した時点で汗だくになっていたので、水分補給をして次のルートを確認します。

 あるユーチューバのチャンネルで、神奈川県内で行くべきバイクスポットという紹介があって、そこで「大野山」というのが紹介されていました。なんでも見晴の良い場所だと言うのです。ただルートの道路の整備状況が良くないので、走る時には注意が必要という事でした。

 道の駅山北から、この大野山へのルートを確認すると、以下のルートが検索されました。

 何かかなり高低差もある中で、こんなワインディングルートになっているという事から、道路状況は推して知るべしという感じです。

 道の駅を出て丹沢湖方面に向かい、直ぐに左折して山道に入りますが、その段階で車同士のすれ違いが困難、且つ急な上り坂、アンドひび割れしたコンクリートのルートになっています。途中、幾つか集落がありましたが、集落抜けると林道とも言うべき道路で、アスファルトはひび割れているわ、所々に青苔があったり、また木くずが落ちていたり。あと急峻な道なんですが、ガードレールの無い箇所もありました。
 GIXXERは低速トルクがあるんで、そんな林道モドキでも2速でトコトコとゆっくり走れるのでそこは助かりましたが、道端に野生のシカの亡骸があった時には、さすがに驚いてしまいました。検索では21分とありましたが、そんなスリリングなルートを30分ほど走ると急に開けた場所に出てきます。大野山の駐車場に到着です。

 駐車場とは言っても、下が砂利敷きなので気を抜くとコケてしまいそうになります。慎重に中に入りバイクを停めました。周囲を見ると数台、車が止まっています。
 この場所からは小田原市内から相模湾まで一望できます。また箱根方面を見ると、大涌谷らしき場所も確認できました。

 大野山は標高723メートルの山という事で、山頂はこの駐車場から数分歩くと行けるそうです。

 しかし暑さでバテ気味な状態で行けるのかな、、ちょっと心配になりましたが、ここまで来て数分で山頂に着けるなら、やはり行くしかないですよね。意を決して、バイクを置いて先に進む事にしました。

 山頂までは三分間ほどは急な上り坂になっていて、そこで既に息切れしてしまいましたが、焦る必要も無いのでのんびりと登り続けました。その先は緩やかな上り坂になっていて、10分掛からずに山頂に到着です。
 山頂は緩やかな風が吹き抜けていて、とても涼しい場所になっていました。見ると丹沢湖から奥丹沢の山々が一望できます。周囲を見るとチェアリングしている夫婦もいたり、子供を連れて遊んでいる若い夫婦もいました。人でごった返している場所でもなく、見晴も良いので確かに「来てみる場所」ではありましたね。

 写真では判りずらいですが、小田原市内から少し左側を見てみると、江の島方面も霞んで見えていました。これは視界がいい時に来たら最高な場所かもしれません。

 ここで20分ほど休憩した後、下山しました。
 下山はJR御殿場線の山北駅方面に下りますが、この急な坂を下るのには少し注意が必要でした。GIXXERで1速でゆっくり下りますが、ところどころ砂利が浮いていたり、アスファルトに穴が開いているので結構冷や汗ものでした。下手にクラッチ切ると直ぐスリップしてしまいそうで正直怖いです。そういえば私が到着した時、125ccのスクータで下る人が居ましたが、無事に下れたのでしょうか。

 山から下りたら、国道246号線を一路、大井松田ICに走らせて東名高速に乗って帰路に着きました。ちょっと遅めですが昼食は、中井PAで「肉うどんとミニトロ丼のセット」を食べました。

 中井PAで麦茶を購入し、1本がぶ飲みしました。やはり東名高速はこの時期暑くて堪りません。

 自宅には15:30過ぎに到着。走行距離は167キロ程度でした。

 ちなみに今回から、写真撮影はOPPO Reno11aを使い、バイクには従来のOPPO Reno 3aで、BalckViewのタブレット端末をテザリングで利用してみました。BlackViewのバッテリ持ちは意外と良くて、帰宅時にも電池が60%は残っていました。面白いのは箱根や山北町でYmobile!では全然通信出来ていた場所でも、Blackviewでは圏外という場所が幾つかあって、ちょっと気になった事でしょうか。ちなみにBlackViewで利用している通信キャリアはNTTDocomoの卸のキャリアなんですけどね。まあキャリアが違えば通信状況は変わりますからね。

 以上、箱根経由、大野山ツーリングでした。

 


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