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奥多摩周遊道路のバイク死傷事故

 先日(10/29)、奥多摩周遊道路で起きたバイク2台の正面衝突事故について、ネットなどでも話題になっていますね。

東京・奥多摩周遊道路でバイク2台が正面衝突 1人死亡(2023年10月29日)

 この事故ですが、両方ともに50代の男性という事で、1名の方が亡くなったと言います。

 映像で見ていると、片方はヤマハのトリシティに見えていて、もう一方はスポーツタイプのバイクです。正面衝突という事ですが、これはどちらかがセンターラインを越えてしまい、結果として事故が起きたと思われます。この映像ではトリシティが左車線に残っていて、スポーツタイプのバイクが反対車線に入って大破しているのが判りますが、果たしてどういった事故だったのでしょうか。

 どちらがセンターラインを越えたのか、そこはこれだけで断定する事は出来ませんが、センターラインを越えないと基本的に正面衝突は発生しません。恐らくどちらかのバイクがオーバースピードで反対車線にはみ出してしまい、結果として事故となってしまったのでしょうね。

 この奥多摩周遊道路は、私が若い頃にはいわゆる「峠族」という人達が多く走っていて、猛スピードでコーナーを攻める走りをしていて交通事故が多発していました。この場所は山中にある事から、事故が起きても救急車が駆け付けるにも時間がかかります。結果として当時、この奥多摩周遊道路は二輪車通行止めになってしまいました。

 その後二輪車通行止めも解除になり、今でも多くのライダーにとって聖地の様な場所にもなっています。このルートから見る景色は眺めがよくて、私も何回か走っています。

 何度か走っていて思うのは、確かに一時期に比べて暴走するバイクは少なくなりましたが、それでも特に大排気量のバイクで傍若無人に走っている人は確かにいて、そういったバイクに乗っている人の多くが私と同じ五十代くらいのいわゆる「オヤジライダー」です。またバイクだけではなく、車でもかなり飛ばして走っている人もいたりして、私も何度かヒヤリとした事はあります。

 この奥多摩周遊道路は制限速度は40km。まあ40km以下で走っている人はまず居ませんが、多くの車やバイクはゆったりとした感じで走っています。でも中にはイエローラインで追い越し禁止にも関わらず、前に走る車やバイクを対向車線にはみ出して追い抜き、中にはブラインドコーナー手前にも関わらず、反対車線にはみ出してぶち抜いていくバイクもやはりいたりします。

 こういう事は、正直止めて欲しいと思うのですが、なかなか根絶レベルまでは行きませんね。自分も危険ですが、ケースによっては周囲を走る人達も巻き込んでの事故にもなりかねません。

 でもこういう走りをする人は、何も奥多摩周遊道路に限った話ではなく、あちらこちらに居るものです。例えば道志みちでも居ますし、本当、いたるところで走っています。

 以前に私が中央自動車道を走った時、談合坂SAに大排気量のバイクに乗ったオヤジライダー達がいました。私が談合坂SAを出てから少し経つと、後ろから集団で車の間をすり抜け、その集団のオヤジライダーたちは走っていきました。私のGIXXER150なんて高速道路では100km巡行程度しか出来ませんが、私の左後ろから来て抜いていったバイクがあった時には正直冷や汗をかきました。

 そして笹子トンネル手前で車が渋滞し始めていて、よくよく見ると先ほどのオヤジライダーの1台が、トンネル入り口付近でコケていて、恐らくその後ろを走っていた若いカップルの車が止まっていて、転んだオヤジとバイクを立て直していました。そしてトンネル内の非常路側帯には、先行したオヤジライダー達が止まっていました。

 いい歳こいてるのだから、もう少し落ち着いて走れば良いのに、何故そんなに大排気量のバイクで暴走に近い走りをするんでしょうね。

 私も五十代の半ばで、確かに私の世代では若い頃、車やバイクで峠走りをする事は流行っていました。

2輪 走り屋 バイク 峠ストリートクラッシュ集! 転倒 注意 hashiriya japan JDM

 かくいう私も19歳から20歳までの時、週末の夜には友人達と車で箱根の峠を走っていた時期もあります。そういう前歴があるので、この峠を暴走する人達の事を偉そうに説教する資格なんて、私にはありません。

 でも五十代になって思うのは、やはり家族も居れば子供もいます。また車やバイクに長年乗っていれば、それなりに事故も経験しているので、いまはバイクで出かけても、目標は「自宅に無事故で無事に帰る事」としています。事故を起こせば自分だけではなく、家族や相手の人、またその家族等にも多大な迷惑をかけてしまいますし、状況によっては悲劇的な事となってしまうのは、自分の経験からも充分に理解出来る様になりました。

 本来、五十代というのは「天命を知る」とも言われた年代であり、若い時に比べて様々な経験から視野が広がっている年齢だと思いますので、やはりバイクや車を運転するにも、それなりに覚悟を持ち、注意深くなっても良いはずだと思うのです。

 と言いながらも、今でも私がバイクで走っていると、偶にですが特に車から煽られたりもします。ノンビリ走っているせいかもしれませんが、後ろにべた付けされた時には、ちょっとイラっとしてしまう事もあります。でもその度に家族の事を想い出し、煽る車やバイクを先に行かせたりするようにしています。

 そもそもGIXXER150って、飛ばせるバイクではありませんからね。。。あと私の場合、大排気量と言っても、家の経済状況では250cc以上のバイクなんて購入する事は許されません。

 バイクでツーリングするのは、趣味としてはとても良い事だと思います。

 昨年からGIXXER150であちらこちらを走っていて、そういう事を常に感じながら走っています。だからこそ悲惨は事故は減って欲しいし、より安全に走れる環境である事を願ってやみません。

 今回起きた事故を省みて、そういう事を考える人達がバイク乗りの中でも増えていく事を、私は願ってやみません。


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