次の話は、誰に言ってもまるっきり信じてもらえないのですが、僕の中では普通私たちが目にしている世界と同じように、現実の中で起きたことなのです。 どうしてそんなことが起きたのか訳がわからなかったのですが、ある本の中に書かれていることがきっかけになり、やっと理解できるようになりました。
その不思議な事が起きたのは、今から約6年前の2002年の秋のことでした。
朝、いつものように目を覚ますと、何か違和感を感じました。 何かがいつもと違うのです。 左上の頭の近くに何かの気配を感じ、ゆっくり首をひねって左側に寝ているパートナーの方に目をやりました。 その瞬間僕の目に飛び込んできたものは、全く想像を絶するものでした。 僕は自分が寝ぼけてるんじゃないかと思い、顔をそおうっと真上に戻し、右のほっぺたをつねってみました。 痛い! 確かにぼくは目覚めている。 体の感覚、目の動き、目に映る部屋の様子はいつもの通りです。 じゃあ、そこにいるやつも現実なのか???
もう一度首をひねってパートナーのほうを見ると、そいつは彼女の枕の上に立っている。 おまけに、今度は手まで振ってる! 息を凝らしてずうっと見ていると、次は枕の上から動いて彼女の肩のあたりから布団の中に潜り込みました。 僕は、なんだかホッとして大きくゆっくりと息をしました。 まさか本物のミッキーマウスが現実の世界に現れるなんて思いも寄らなかったからです。
信じられます? 実物のミッキーマウスですよ。 サイズは20センチくらいのミニチュアなんですけどね。 Disneyland にいるまんまのミッキーの小型版です。
僕がほっとしたのもつかの間、奴が布団から這い出してきて、また枕の上に立ってこちらを見たのです。 今度は奴と目と目が合いました。 心臓bakubakuです。 目と目が合った時、こっちに向かってまた手を振りました。 狐につつまれるとはまさにこんな事だと思います。 何秒後かに、彼は再度パートナーの胸の方に潜り込んで行きました。 僕は、身じろぎもせずにずうっと待ちましたが、彼は二度と現れませんでした。
つづく
その不思議な事が起きたのは、今から約6年前の2002年の秋のことでした。
朝、いつものように目を覚ますと、何か違和感を感じました。 何かがいつもと違うのです。 左上の頭の近くに何かの気配を感じ、ゆっくり首をひねって左側に寝ているパートナーの方に目をやりました。 その瞬間僕の目に飛び込んできたものは、全く想像を絶するものでした。 僕は自分が寝ぼけてるんじゃないかと思い、顔をそおうっと真上に戻し、右のほっぺたをつねってみました。 痛い! 確かにぼくは目覚めている。 体の感覚、目の動き、目に映る部屋の様子はいつもの通りです。 じゃあ、そこにいるやつも現実なのか???
もう一度首をひねってパートナーのほうを見ると、そいつは彼女の枕の上に立っている。 おまけに、今度は手まで振ってる! 息を凝らしてずうっと見ていると、次は枕の上から動いて彼女の肩のあたりから布団の中に潜り込みました。 僕は、なんだかホッとして大きくゆっくりと息をしました。 まさか本物のミッキーマウスが現実の世界に現れるなんて思いも寄らなかったからです。
信じられます? 実物のミッキーマウスですよ。 サイズは20センチくらいのミニチュアなんですけどね。 Disneyland にいるまんまのミッキーの小型版です。
僕がほっとしたのもつかの間、奴が布団から這い出してきて、また枕の上に立ってこちらを見たのです。 今度は奴と目と目が合いました。 心臓bakubakuです。 目と目が合った時、こっちに向かってまた手を振りました。 狐につつまれるとはまさにこんな事だと思います。 何秒後かに、彼は再度パートナーの胸の方に潜り込んで行きました。 僕は、身じろぎもせずにずうっと待ちましたが、彼は二度と現れませんでした。
つづく