ローズマリー(ヨーダ改め)

人形制作、大自然の恵みを頂いての手作り、日々の暮らしなど発信していきたいと思います。

胸が熱くなって涙がでました。あの世から看病に来てくれる祖母

2022-10-29 | 祖母

 

ヨーダは秘境と言われるくらいの山深い郷で生まれました。

最近は昔ほど積雪がありませんがヨーダが生まれたころは

○○の豪雪地帯と言われていたそうです。

生まれつき病弱なヨーダは手がかかるのと母が多忙だったせいか

同居していた祖母が育ててくれました。

生まれたのが毎日雪の降る真冬で、ひ弱だったせいか。

寝かせておくと体が冷えすぎるので

祖母は普段着の着物の胸のところ、肌着と長じゅばんの間に

ヨーダを入れて、毎日、自分の体温で温めてくれたようです。

祖母はとても愛情深く育ててくれましたが

ヨーダが小学生の頃亡くなりました。

祖母が亡くなってからもヨーダは病弱で

その後、難病に罹り

何度も何度も入院しました。

その度に祖母が夜通し付き添ってくれていたようです。

ヨーダには祖母の姿が見えないのですが

入院した次の日、看護婦さん(当時はこう呼んでいました)から

『この病院は完全看護だから付き添いはいりませんが

どうしても心配で付き添いたいという場合は家族に限り簡易ベッドと

寝具の貸し出しがありますから申し込んでください。』と言われました。

訳が分からず聞いてみると

『昨夜付き添われた方は一晩中椅子に座られてたので・・』

と言うことでした。

どんな人か尋ねると

『消灯後なので顔ははっきり見てませんがやせ形で縞の着物でしたよ。』

と言う返事。

ピンときました、祖母です。

祖母は○○紬の縦縞の着物が好きで、祖母の普段着は色は違っても全部縦縞でした。

あの世からヨーダを心配して来てくれたのです。

胸が熱くなって涙がでました。

それから後も、入院する度、何度でも祖母は来てくれました。

残念なことに、ヨーダはそばに誰かの気配を感じるだけで

祖母の姿を見たことは一度もありません

同室の患者さんだったり

看護師さんだったり

補助看護師さんだったり

ヨーダ以外の人がヨーダに付き添う祖母を見て教えてくれたのです。

祖母の姿が見える方は皆霊感のある方でした。

 

 

ヨーダの病気は原因不明で治療法も見つかっていない難病の為

入院しても苦痛を和らげる対処治療はして頂けても

根本的な治療法はないので治るわけではありません。

難病になる前から母はヨーダに無関心で

難病になってからもヨーダより弟のことを心配して

ヨーダに

『こんな姉が居ったら○○(弟の名前)に良い嫁ももらえんなる。

親が死んだらヨーダの面倒まで○○にかかってくる。

弟がどれだけしんどい思いをするのかわかってるのか?』

と何度も言いました。

入院すると絶望のどん底に陥り

母の言葉を思い出すと悲愴感にとらわれ良くない未来ばかりが浮かんできました。

そんな中でもなんとか心を立て直し、悲観的にも卑屈にもならず絶望もせずに生きてこられたのは

祖母のおかげです。

あの世から祖母が手を差し伸べてくれたのです。

心から感謝しています。

祖母のことを思い出すと何故か涙が出てきます。

 

 

自分でも不思議ですがヨーダは今はとても元気です。

長年お世話になった主治医の先生が引退され

その後の医師からは

難病を患った形跡もないし手術後残るはずの傷痕も確認できない。

手術した夢を見たのではないか?

手術の必要性があるかもしれないと言われたのを手術したと思い込んだのではないか?

親御さんが健在ならお聞きしたい。

と言われ

母が認知症になる前にだったので

母は医師に

娘はその病気で確かに手術を受け

その後も何度も入院治療を受けました。

とはっきり答えてくれました。

お医者さんとしては難病が治ったとは言えないのかもしれません。

 

 

 

先日、久々に祖母の夢を見ました。

祖母が命がけで弟を助けた時の夢でした。(この時のことはまた、書きたいと思っています。)

今思い出すと祖母は不思議な人でした。

人のことを悪く思ったりしたことが無かったような・・・

人の悪口や噂話は祖母の口から聞いたことがありません。

父が婿養子で母と祖母は実の母娘です。

祖母は穏やかで思慮深く、母は一本気で短気で

大声を上げて祖母に食ってかかることもありましたが。

そんな時祖母は

『おお、いたわしやのう・・・』

と母の心情を心配していました。

そんな祖母のように生きたいと、いつの頃からか思ってきたのに

弟夫婦と母とのことでブログに批判や愚痴を書いてしまいました。

反省しました。

これからは

弟夫婦を批判的な目で見ないようにしようと思います。

その上で、娘としてできることを母にやって行こうと思います。

 

何度もあの世から私を看病に来るので

祖母が成仏していないのではないかと心配した母が

霊能力がすごいと立証されている方に見てもらいましたが

祖母は迷ってなどいませんでした。

そんな疑いを持って祖母に申し訳ないと思った母は

見てもらった方にお願して祖母の追善供養を手厚くして頂きました。

 

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 


祖母が『夢に見ても殺せ!』

2022-09-28 | 祖母

ヨーダは乳児の頃から病弱で手がかかり、母が多忙の為か

同居していた祖母が育ててくれました。

祖母は旧家の生まれで、とても穏やかで愛情深い人でした。

ヨーダは諭されたことは数知れずありますが

叱られたり怒られたことは一度もありません。

悪いことをして諭されるときは子供にも理解できるように

気長に話してくれて

最後に『こんなことはもうすまいよ(するまいよ)』と言われると

怒られたり、叱られたわけではないのに

ヨーダの心に沁みて、こんなことはもうしないようにしようと反省するのです。

祖母は子供心にも上品で優雅に見えて誇らしく思っていました。

そんな祖母なのに蜘蛛を見ると

『朝蜘蛛は夢に見ても殺すな、夜蜘蛛夢に見ても殺せ!』と言っていました。

どうしてなのか聞いたことがありますが

クモはお釈迦様のお使いで・・・・後は忘れてしまいました。

祖母が夜クモを見て殺したかどうか記憶にありませんが

この言葉だけは今も覚えています。

 

さっきカーペットの上に黒い糸くずが落ちているのを見て手を延ばすと

モソッと動きました。小さな黒いクモでした。

 

 

祖母が言ってたことを思いだしたけれど・・・・

殺生もなんだかなぁ・・・・と見ると・・フリーズしたみたいです。

ヨーダが触ったからですね。

そっと手のひらに乗せて庭の土の上に置きました。

久しぶりに祖母のことを思い出しました。

クモのことは別にして

祖母には感謝しかありません。

その話はまたの機会に・・・

 

ヨーダが元気になって大人になるまで生きていられるよう

祖母が何度も願かけをしてくれた龍王様(龍王宮)です。

 

今日も最後まで見て下さってありがとうございました。