ヨーダは秘境と言われるくらいの山深い郷で生まれました。
最近は昔ほど積雪がありませんがヨーダが生まれたころは
○○の豪雪地帯と言われていたそうです。
生まれつき病弱なヨーダは手がかかるのと母が多忙だったせいか
同居していた祖母が育ててくれました。
生まれたのが毎日雪の降る真冬で、ひ弱だったせいか。
寝かせておくと体が冷えすぎるので
祖母は普段着の着物の胸のところ、肌着と長じゅばんの間に
ヨーダを入れて、毎日、自分の体温で温めてくれたようです。
祖母はとても愛情深く育ててくれましたが
ヨーダが小学生の頃亡くなりました。
祖母が亡くなってからもヨーダは病弱で
その後、難病に罹り
何度も何度も入院しました。
その度に祖母が夜通し付き添ってくれていたようです。
ヨーダには祖母の姿が見えないのですが
入院した次の日、看護婦さん(当時はこう呼んでいました)から
『この病院は完全看護だから付き添いはいりませんが
どうしても心配で付き添いたいという場合は家族に限り簡易ベッドと
寝具の貸し出しがありますから申し込んでください。』と言われました。
訳が分からず聞いてみると
『昨夜付き添われた方は一晩中椅子に座られてたので・・』
と言うことでした。
どんな人か尋ねると
『消灯後なので顔ははっきり見てませんがやせ形で縞の着物でしたよ。』
と言う返事。
ピンときました、祖母です。
祖母は○○紬の縦縞の着物が好きで、祖母の普段着は色は違っても全部縦縞でした。
あの世からヨーダを心配して来てくれたのです。
胸が熱くなって涙がでました。
それから後も、入院する度、何度でも祖母は来てくれました。
残念なことに、ヨーダはそばに誰かの気配を感じるだけで
祖母の姿を見たことは一度もありません
同室の患者さんだったり
看護師さんだったり
補助看護師さんだったり
ヨーダ以外の人がヨーダに付き添う祖母を見て教えてくれたのです。
祖母の姿が見える方は皆霊感のある方でした。
ヨーダの病気は原因不明で治療法も見つかっていない難病の為
入院しても苦痛を和らげる対処治療はして頂けても
根本的な治療法はないので治るわけではありません。
難病になる前から母はヨーダに無関心で
難病になってからもヨーダより弟のことを心配して
ヨーダに
『こんな姉が居ったら○○(弟の名前)に良い嫁ももらえんなる。
親が死んだらヨーダの面倒まで○○にかかってくる。
弟がどれだけしんどい思いをするのかわかってるのか？』
と何度も言いました。
入院すると絶望のどん底に陥り
母の言葉を思い出すと悲愴感にとらわれ良くない未来ばかりが浮かんできました。
そんな中でもなんとか心を立て直し、悲観的にも卑屈にもならず絶望もせずに生きてこられたのは
祖母のおかげです。
あの世から祖母が手を差し伸べてくれたのです。
心から感謝しています。
祖母のことを思い出すと何故か涙が出てきます。
自分でも不思議ですがヨーダは今はとても元気です。
長年お世話になった主治医の先生が引退され
その後の医師からは
難病を患った形跡もないし手術後残るはずの傷痕も確認できない。
手術した夢を見たのではないか？
手術の必要性があるかもしれないと言われたのを手術したと思い込んだのではないか？
親御さんが健在ならお聞きしたい。
と言われ
母が認知症になる前にだったので
母は医師に
娘はその病気で確かに手術を受け
その後も何度も入院治療を受けました。
とはっきり答えてくれました。
お医者さんとしては難病が治ったとは言えないのかもしれません。
先日、久々に祖母の夢を見ました。
祖母が命がけで弟を助けた時の夢でした。(この時のことはまた、書きたいと思っています。)
今思い出すと祖母は不思議な人でした。
人のことを悪く思ったりしたことが無かったような・・・
人の悪口や噂話は祖母の口から聞いたことがありません。
父が婿養子で母と祖母は実の母娘です。
祖母は穏やかで思慮深く、母は一本気で短気で
大声を上げて祖母に食ってかかることもありましたが。
そんな時祖母は
『おお、いたわしやのう・・・』
と母の心情を心配していました。
そんな祖母のように生きたいと、いつの頃からか思ってきたのに
弟夫婦と母とのことでブログに批判や愚痴を書いてしまいました。
反省しました。
これからは
弟夫婦を批判的な目で見ないようにしようと思います。
その上で、娘としてできることを母にやって行こうと思います。
何度もあの世から私を看病に来るので
祖母が成仏していないのではないかと心配した母が
霊能力がすごいと立証されている方に見てもらいましたが
祖母は迷ってなどいませんでした。
そんな疑いを持って祖母に申し訳ないと思った母は
見てもらった方にお願して祖母の追善供養を手厚くして頂きました。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コメントありがとうございました。
奥様の幸運をお祈りしております。
が、お母様も何か理由があってそんな冷たい態度だったかもしれませんね。
私も、母よりも母方の祖母に可愛がられました。
私の母も多忙だったからか私が幼い頃は可愛がる余裕がなかったようでした。または、祖母が私を可愛がってくれていたから、母は自分は可愛がらなくても良いと思っていたのかもしれません。
コメントありがとうございます。
1948219suisenさんの優しさが伝わってきました。
同じですね。子供の頃は寂しい思いもしましたが、大人になってからは母が多忙で、母は祖母を信頼して私をまかせていたのだと思えるようになりました。
私も、母が晩年になってから、いかに私のことを思ってくれていたかを知ることができました。
でも、その御蔭で私もヨーダさんも祖母愛に恵まれたかもしれませんね。
またお話を聴かせてくださいね。
お話を聴かせていただくと、私も祖母や母を思い出すことができますから。
コメントありがとうございます。
同じような境遇で育った方がいると知って心が元気になれました。
水仙さんのブログを読ませて頂いて、私は今までつらいことや嫌なことを見ないようにしてきましたが、負の感情も自分の心の中で感じつくすことが魂の成長につながることだ気づきました。ありがとうございました。
水仙さんもネット被害で。大変な思いをされているのですね。
応援しています。
いずれ、うつせみのカラダですから、
お互い様ですよ。
親鸞と同じ心です。
コメントありがとうございます。
祖母が喜んでくれると嬉しいです。
また、祖母に会える日まで祖母に恥じない生き方をし少しでも魂を磨いていきたいと思います。
（アピールチャンス？だったでしょうか）
いいねをありがとうございます。
苦労をされてきたのですね。
難病で苦しい上に、お母さまの暴言はどんなに苦しかったでしょう。
（私はというと、父親の暴力と虐待に遭ってきた人間です）
悪いことは悪いことだと認識されるべきだと思いはします。
（でないと、また繰り返されますから）
とは言え、責めるだけでもよくないと・・お祖母様なら仰るのでしょうね。
お祖母様のエピソードで、心洗われる気持ちがしました。
霊的なことは詳しくないですが、きっと高いレベルにおいでの方なのでしょうね。
私は悪いことは悪いと言われるべきだと思っています。
自分のためだけでなく、似たことで苦しむ人たちのために。
そう思う私は多くの人から疎ましがられています。
なので、これからご縁があるか分かりませんが、
ご縁がありましたらまたお話を拝見できたらと思います。
幸せいっぱいの日々をお過ごしください😊
いいねをありがとうございました🙏（まかろん）
こちらこそ親身なコメントありがとうございます。
祖母の事そんな風に思って頂けて嬉しいです。
母のことは、その通りですね。
祖母の死後、母からは虐待に近い扱いを受けていました。
私が難病になってからは私は母のコンプレックスになってしまいまた。母に理不尽なことをされてもちゃんとできない自分が悪いと思っていました。母には母の事情も心情もあったと思いますが、子どもにはしてはいけない行為をしていたことは事実です。
母を避けていた時期もありました。
今、母は認知症が進んで昔のことは思い出せません。
だから、私も忘れることはできませんが負の感情を持たないよう手放しました。
残り少ないであろう母の人生を穏やかに過ごしてほしいと思います。
今の私は、子供の頃の生き辛さ、母との関係、難病もすべてが心の糧になってくれたように思います。
まかろんさんは
私は多くの人から疎ましがられています。
と書かれましたが
アピールチャンスを見て立ちよらせて頂いた私にも親身なコメントを寄せて下さる温かい心の方だと思います。
御縁をつなげて頂いてありがとうございます。
未来が明るいものでありますように！
よろしくどうぞ、ｍ（－－）ｍ