日記だズ

カメラマンと会社員の二足のわらじ。そんな日々のぼやきを書きつづります・・・

つかれたよ~

2008年07月22日 | Weblog
何とか無事に帰って参りました。
いやぁ~、疲れ果ててしまいましたので、また具合悪くなるのは必至でしょう。

というわけで15日に家を出て、都留市のハンバーグ屋さんに行ってきたわけです。
これはカルチャーの下見兼試食でして、まあ普通のハンバーグでした。
まずまず合格でしょうか。
自分的には今イチ。

そしてそのまま20号をちんたら走り、杖突峠を越えて飯田まで走ります。
少しでも安く上げたいので飯田から中央道に乗り、関ヶ原には0時を過ぎるように時間調整しつつ、目的地に着いたのが深夜の1時過ぎ。
道路脇のパーキングで眠りますが、7時には暑くて目が覚めてしまいます。
そのまま目的地のトチノキまでひとっ走り。
そのまま山さ入り、途中で林野庁の方と一緒になり、いろいろと話ながら情報を仕入れます。
この方は一人で山を管理なさっているようで、木のことも相当詳しい。
他にもお宝があることを教えていただいたのですが、またいずれということとなりました。
今回は時間がありません。



帰りには、道のど真ん中を大きなカメが闊歩!



お~い、轢かれてしまうぞ!ということでエスケープさせてあげました。
山の中にカメ・・・・凄いところだし・・・

そのまま山を降り、次の目的地に向かいます。



何ともシチュエーションが最高で、何時間でも居たいくらいですね~。
ただ、ヤブ蚊の攻撃が酷く、ジッとしていると1分で10箇所は刺されることでしょう。
写真撮影はスポーツと感じたのも久々で、10枚ほど撮ると汗が滝のように流れ落ち、目には入るし、ファインダーは曇ってしまい仕事になりません。
そして帰り道・・・・
急な坂を20分ほど登らなくてはなりません。

駐車場に着いた頃には精根尽き果て虚脱状態。
飲み物など気の効いたものなど一切無く、町に降りるまでの辛抱です。
国道まで降り、自動販売機でペットボトルを2本一気飲み。
いや~、美味いのなんのって、これ以上に幸せはありませんなぁ。
この日はダルさんと待ち合わせ、久々の一杯
いやぁ~、身体の水分が無くなっているから美味いのなんのって、堪りませんなぁ~

翌日。





ギのような格好で、山奥でもないのにこの姿は異様です。
最後のカット、たまには超広角で狙ってみます。
使い物にはならないでしょうが、いつかは何かの機会に必要となるかも知れませんので、押さえということで。
せっかくのレンズも使ってあげないとね!



宿泊しようと宿を当たりますが、どこも泊めて貰えずに暑い中の車中泊を覚悟です。
最後に寄った宿のおばあちゃんが、困っているオラを見て泊まれるよ!と声を掛けてくれました。
しかも普段は12000円の料金ですが、板さんが今日はいないとのことで7000円でどうニカ?とまで言ってくれました。
これはもう泊まるしかないでしょう。

ちなみに隣にある懐石料理の旅館は一泊35000円とか
へっへっへ、たった100mの距離でこの値段の違い。
同じ寝るなら安い方が良いに決まってる。
寝たもん勝ちだし。

早速シャワーを浴び、夕食前のビール
ん~、たまらんし。
板さんがいないので、食事は期待しておりませんでしたが、おばあちゃんの作った素朴な田舎料理、どんな懐石料理よりも心のこもった美味しい料理でした。
おじいちゃんの釣ってきた取れたてのアユの塩焼き、伽羅蕗やぬか漬け、梅干し。
すべておばあちゃんの作ったものでした。
極めつけは旅館の側にあるホタルの飛ぶ田圃で取れたコシヒカリ。

今目の前に出ている料理、すべておばあちゃんとおじいちゃんが手塩に掛けて育てたものばかり。
こんな贅沢な食事はこれから先、おそらく二度と食べられないかも知れません。

ご飯の後、ホタルがいるから見てらっしゃい!と言われ、表に出るとホタルが幽玄に飛んでいるのでありました。
奥の超割高旅館のところまでホタルは遠征しないとのことで、ざまーみろです。
早速表に出てホタルを狙いますが、初めての経験で上手く行きませんな~



とりあえず、なにか写っております。

旅館に戻り、テレビも無し、携帯もつながらない気持ちの安らぐ空間を満喫です。
20時くらいには眠たくなり、人間本来の生活リズムとなります。
床に入り窓の外を見ると、なんとここにもホタルが飛んでいます。
ホタルを見ながら就寝・・・・何と贅沢なんでしょう。
翌日は疲れからか8時頃まで爆睡してしまいました。

朝から雨が降っており、場合によっちゃもう一泊と言い残し、宿を出ます。
今日は山さ入ります。





数年前、ここで巨木オフが行われた想い出の地でもあります。
ベベガエルが張り付いた杉は見る影もなく弱り切っておりました。
おそらく寿命だったのでしょうね。
コース以外をウロウロしていたら、すっかり道に迷ってしまいほとんど遭難してました。
どこでコースを外れたんだか・・・・
彷徨うこと1時間、偶然1kmほど離れたところに停めてある車のところにひょっこりと出てしまいます。
まあ、西側の尾根を外さなきゃ大丈夫とは考えておりましたが、内心はヒヤヒヤでした。

結局、遭難で体力を使い果たし、大阪に抜けることを断念!
もう一泊ホタルの宿に宿泊です。
今晩もビールがうまい!

さて、19日となりました。

目的の大杉根元近くの道路にはオサーンが寝ており、しばらく話し込んでしまいます。
造園業を営んでいるとのこと。
今日は暑くて仕事にならん!ということで、道路で寝ているそうです。
写真撮っておくんだった・・・





この杉もなかなかなものですが、相変わらずヤブ蚊の攻撃が激しいです。

その後、恐ろしそうな名前の杉と対面します。
隣にあるのは廃屋かと思いきや、中からテレビの音が聞こえてきます。
声を掛けると90歳のおばあちゃんが出てきました。

普段人と話すことがないのでしょう、なかなか開放してくれません。
2時間近くいたのですが、その間ずっとこちらの仕事ぶりを眺めておられました。
なんだかこちらも去りがたく、また来ることを約束して分かれます。



さて、今日も連休中で、宿の確保は至難の業。
泊まろうと考えていた宿は満員でダメ。
近くのペンションもダメで、最後の望みを掛けて町まで降りていきました。
駅前を歩いている方に、ビジネスホテルはありますか?と聞いたところ、そんな洒落たものはこの町にはないニダ!とのこと。
そうだ、一件だけ旅館があるよ!と言うので、そこに望みを託してみます。

古びた旅館でしたが、何と一部屋だけ空きがあるという。
5250円素泊まりでどうですか?とのことで、即答でおながいしますと返事をしてしまいます。
エアコンもあるし、何も問題はありません。

20日。
今日も暑そうです。
そして巨杉に立ち寄ります。





相変わらず凄い杉ですね~
滝のように流れ落ちる汗と戦いながらの撮影です。
そして細い山道を抜け、神社へと向かいます。




大杉もあり、撮影後去ろうとしたら写真にも写っている女性の方が○○に行きたいとおっしゃる。
汚い車を片し、とりあえず二人が乗れるスペースを作りご案内!
こういった不思議なものに興味がおありとのことで、なんだか結構話が弾んでしまいました。
彼女たちともお別れし、どこぞの名も知らぬ山奥で昼食をとりますが、ここで食べたたこ焼きがうまかった!



車もグロッキー。
ちょっと休ませてあげます。

その後、カシの名木に立ち寄ります。



ここでちょっとしたトラブルがあり、撮影中に滑落しました!
木の下が5mほどの崖になっているのですが、シャッターを切った後、足が滑り轟音と共にガケ下の人へと変身です。
落ちる瞬間はスローモーションのようで、三脚に据え付けてあるカメラを見ながら滑落しました。
命は落としても、カメラは絶対に守るぞ!まもるぞ!守るぞ!という意気込みだったのをしっかり覚えております。
ガケといっても結構土が主体のガケだったので、特に打撲を負うこともなく、全身が土まみれになってしまっただけで済んだのでありますが・・・・

まあ、なんだ、命よりもカメラが大事だったわけで・・・・

夕方にスーパーで食事を買いだし、宿のことを聞くとどこも満杯。
そうだ、今日も連休中だったんだということを思いだし、今日こそ車中泊か?と諦めたのですが、スーパーの方がキャンプ場を当たってくれ、何とか宿ゲット!



安心したので、途中で寄り道しスギを撮影しますが、これが想像以上に素晴らしいスギでした。
15年くらい前に来ているのですが、すっかり忘れていました。

さて、最終21日です。



最後には鉄分も・・・



高速に乗り、名古屋都市高速を抜け中央道に合流。
時間は18時。
高速降りるのは0時過ぎでなければならないので、4箇所ほどで時間調整しつつ、家に到着したのは1時30分頃。

今回はなかなか良い木に巡り会えました。
人との出会いもあり、特に旅館の老夫婦は一生忘れることのできない出会いだったような気がします。
いつかまた、絶対会いに行きます。