昨日は4時近くになってからようやく寝ることができ、会社では眠気との戦いで仕事が捗らないったらありゃしませんです。
夕方にあねご様からダイコンの葉っぱを大量にいただき、今年の春に植えたタロイモが成長しきったとのことで分けていただきました。
家に帰ってからはナメクジが付いていたダイコンを洗い塩もみを作り、タロイモを茹でみそ汁にし、新潟県産農家直のコシヒカリを炊き、夕ご飯をいただきました。
ダイコンに付いていたはずのナメクジが、流し台を掃除しても出てこないということは、おなかの中に収まったということなのでしょうか?
ちょっと鬱が入りますが、フランス人のようにでんでん虫を食べたと思い諦めることにします。
それにしてもこのご馳走。血の滴るようなステーキと、でんでん虫付きダイコンとタロイモ尽くし、どっちを選ぶと聞かれたら、おそらくでんでん虫を選ぶでしょう。東京にいながらタロイモを食えるなんて。日本人に生まれて良かったと思います。
さて、19~21日までの調査について書いておこうと思います。
今回は環境省データベースに新たな巨木を追加するための責任ある調査でした。
結果はといいますと、ネズコに関しては現時点ではおそらく日本最大クラスのものを確認できました。
ブナに関しても、あがりこや合体、枝分かれなど以外のきれいな単幹として成長したものとしては、おそらく日本一だと考えられますが、市町村の対応がまだ決まっておりませんので公表は避けたいと考えております。
町の方の意見をお伺いしましたが、まだ流動的なようで今後の課題としてとらえるとのことでした。
18日の夜に家を出て青梅インターから関越を目指そうとするも、インターで事故発生らしく、入間まで遠回りさせられました。最初からついておりません。
先日、2年ほど前のハイウエイカードが出てきたので、これを使うべく通行券ゲートをくぐりました。
結局あとで分かるのですが、手持ちだったハイカは使えないとのこと。
出口の事務所で悪名高き道路公団ファミリー企業のおじさんと口論となってしまいました。
どんどんあなたが感じた問題点を言って下さい、参考にさせていただきますから!なんて言っているが、おじさんには責任はないのだろうが、右から左に通過させていただきますぁ、と言っているようにだんだん聞こえてきた。
関越を降りて午前0時。秋田県湯沢市まではちょうど200km残っているので、早く見積もっても4時頃の到着だろう。
7号線に入らず笹川流れを選び、ひたすら北上。鶴岡で給油をし眠気と戦いながら何とか湯沢市到着。午前3時45分頃。
旧役場前にて就寝。すぐさま出勤のおねーさんのハイヒールの音で目が覚める。
それが8時少し前。
図々しく、役場のトイレを借り顔を洗い準備を整えると、班長さん(合併したのでいろいろと肩書きが複雑)が出迎えてくれた。
観光課内でしばらく談話し、町の車ではなく、課長さん自らの車で現地まで送っていただけることになった。
鬼首に抜ける峠道の途中、40度くらいある斜面に取りつきひたすら尾根を目指す。段差が大きくなかなか足が上がらない。
ものの10分ほどでネズコは待ちかまえていてくれた。
市役所の方々と共に計測すると、見事日本でもっとも大きいクロベの登場です。
みんなで記念写真を撮影し、万々歳で山を下りました。
車を置いたところにカツラやミズナラがあり、それを見ていると不法投棄を発見した様子で、役所の方は環境保全なんたらということから写真を撮影しておりました。
そして傍らに怪しげなものを(・∀・)ハケーン!
さてなんでしょう?というまでもないですね。女性のパンテーです。
う~ん、何とも香ばしい行動。犯人、なかなかやるな(笑)
その後、宮城県の栗原市に移動し、ここにも大きなクロベがあるということで山に分け入ります。
栗原市ではガイドの方を2名紹介していただき、旧花山村役場にて合流。
軽トラにて先導していただきましたが、軽トラの走破性の高さには本当に脱帽。
世の中でも最高の乗り物の一つだということを再確認した次第です。
15km以上も荒れた林道を走り、標高900m近いところまで登り、そこからは徒歩して進みます。
最初に登場したのがこのネズコ。無造作にドンという感じで立っております。
これは期待が持てそうな雰囲気です。
そこからさらに進み、脇道に入ると巨大なネズコが現れますが、何と素通り。
後で計測したのですが7.4mのものでありながら脚光を浴びないと言う・・・・・付いた名前が素通りのネズコ。あまりにもカワイソスです。
そこから程なくして真打ち登場。
商工観光課の課長さん自らメジャーを当てます。
その結果ちょうど10m。先ほどの湯沢市のネズコは3時間の天下に終わってしまったのであります。
調査に参加していた方の一人が秋の宮温泉の旅館の若旦那で、今日は彼の宿に泊めていただくこととなりました。
ちょうど宿では誕生パーティーもあるというので、全く無関係ながら参加させていただくこととなってしまいました。
宴会場には何とコンパニオン2名も。おまけにきれいな方々で、さすが秋田です。
温泉地のコンパニオンは宿の温泉にも入っていくのですね。なんだかのんびりしていて好感が持てます。
そして参加している方々は、後で知ったのですが市会議員の方がお二人・・・・。
知らないということは怖いもので、無礼の数々お許し下さいませ。
この日の夜は、前日ほとんど寝てないこともあり、かなり深い眠りにつくことができました。
朝食を済ませ、写真を送ると約束し、宿の若旦那と寂しいお別れ。
宿を出て、火山学会会員としては川原毛地獄を見ないわけには行かない。
途中の山々はちょうど見頃の紅葉で、これだけきれいな紅葉はしばらくぶりに見させていただきました。
川原毛地獄が見えてきたと思ったら、ネズコ(・∀・)ハケーン!
踏み跡がついているので、地元の方には有名なものかもしれませんが、市役所の方が新しいネズコを探すぞ!なんて宣言していたので、今日書いた礼状にはこのネズコの群生のことも書き記しておきました。
ちょうど崖上に生えているので、シチュエーションは最高。
全く無名のようで解説板などもなく、名称があるのか気になるところです。
ネズコから2分ほどで地獄に到着。
噴気を見ると異常に興奮するのは火山好きにとっては誰しも同じらしく、興奮しながら散策をします。先週の立山といい、今週の川原毛といい、なんて素晴らしい2週間なのだ。(・∀・)
地獄を後にし、志波姫や金成方面へ向かいケヤキに会いに行く。
治療が施されており、かなり痛々しく資料に書いてあるほどの迫力はもう既に無い。
築館では姥杉と初対面。
迫力あるスギだが、如何せん立地が悪すぎ。スギ自身も痛み具合がひどく可哀想。
白骨化寸前の姿ながらも生き延びようとする姿は、岐阜県石徹白の大スギにも通じるものがある。
明日の調査地である裏磐梯までは、230kmほどの距離がある。
深夜前には移動を完了させたく、米沢から吾妻山を越え桧原へ。
桧原の道の駅に着いたのは午前1時過ぎであった。
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21日は朝8時に起床。疲れからかよく眠れます。
役場支所にて課長さんと待ち合わせ。
役場の車にてとある木の調査に行くことになりました。
この木は、町がどのように扱っていくのかまだ決めてないこともあり、詳細は書かないことにします。
山を降りてからは裏磐梯を散策。
そして〆に、火山好きにはお決まりの場所、磐梯山噴火資料館だっけ?に寄って見学。
そうすると、なんと同じメーリングリストの方が副館長さんで、名詞を交換ししばし雑談。何とも奇遇であります。
そんなわけで、帰りは東北道を一路東京へ。
家に着いたのは1時過ぎ。
就寝は4時過ぎ。
体を休める暇がしばらくありませんです。
今回の旅行2編は、久々に旅日記のコーナーにでも掲載しようかな?と考えてはいます。(断言はしない方がいいようですか)