棋聖戦第三局

棋聖戦第二局目が打たれたのが１月２６日～27日。

場所は雪深い札幌。

二日目の100手目で高尾紳ちゃんが優勢な碁になった。

ところが・・・

その2手後の102手目で放心の大ポカが出て

一気に敗勢となってしまった。

彼の反省談がここに出ている。

さぁ～昨日からは第三局。

第二局目から5日しかたって居ない。

疲れるだろうなぁ。

場所は石川県の山中温泉に場所を移しての大事な一局。

昨日からパソコンに張り付いて

行方を見守った。

素人なりに高尾紳ちゃんの方がゴク僅かリードしているようにも見えるが・・・

相手は名にし負う、チョウウ棋聖。

油断も隙も無い構えだ。

BSを見ている人からのコメントがパソコン画面にタイプされる。

チョウウ棋聖が

「参った・・・と長嘆息して天井を見上げた・・・」

とコメントあり。

プロの解説者も黒（高尾紳ちゃん）が半目か1.5目優勢では？

という。

もう暮色に包まれた雪国の熱闘のさなか・・・

おや？という手の直後！

チョウウ棋聖の鋭い一着。

見る間に差が縮むのがはっきり判った。

高尾紳ちゃん、必死の勝負手を繰り出すも

オイラの目算では勝負は逆転した可能性が高い。

突然・・・

”お父さん！何時になったらお風呂に入るんですか！！」という

妻の罵倒がキツイ！

ああ、とうとう負けてしまったか・・・

勿体ないよなぁ～

折角16時間も掛けて打った碁が最後に逆転か＝

最後まで見届けたいけど。

でも、風呂に入らないと激昂した女房の精神衛生に悪いからなぁ～

残念ながら、ここまでだワイ。

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大急ぎで風呂に入り、鍋で一杯やった。

寒い日は鍋に限るよ。

今日はカワハギとコチのダブル魚鍋。

新潟の吟醸酒をコップで二杯。

すっかり、まったりしてしまいました。

もぉ～眠たくなったんだけど・・・

高尾紳ちゃんのファンであるならば最後の姿を見届けてあげるのが

勤めと思い、寒い部屋へカムバックだ。

どれどれ、どんな具合で決着したのかなぁ？

うむ。

終局図が出ている。

え”

え”

：

も一つ 

え”～。

なんと！

高尾紳ちゃんの半目勝ち！と表示された。

なんという頭脳をしてるんだ・・・

あんな手を打たれても平然と半目勝ちを読みきってたのか！！

それにしても凄い勝負だった。

互いに8時間づつの持ち時間で僅か半目の勝負だったとは。

サブイボが立ったよ。

本当にお疲れ様と言いたいな。

どっちが勝った負けたの世界を離れた勝負師の恐るべき精神集中力。

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これで紳ちゃんの2勝1敗となりました。

次回第4局は2月の14日だとか。

また疲れる碁になるに違いないが

両者ともベスト・コンディションで名局を見せて欲しいと

心から願います。

囲碁っていいよぉ～。

高尾紳ちゃん本人の感想は・・・・

ここに！

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終局の図で黒の手（△印）は一路上に打った方が一目の得のように

見えるでしょうが・・・

その何路か下に白からキリが入ると

一手余計に掛けなければならないから

このように打っておいても同じことになるのです。

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今晩は心安らかに眠れます。