書店へ出掛けてありますか?と尋ねたが
どうも東北地方で一手販売されているようで
東北とは対極の地である四国の本屋に常備されているはずもなかった。
2週間ほどして書店から入荷の電話。
すぐに引き取りに参上。
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渓流釣の本質が書かれている。
なぜ渓流の釣りをするのか・・・
人それぞれに理由があろうが
最も素直な感慨が述べられていて好感が持てる。
また釣師というものが老熟することも
なかなかに難しいものであるともいう。
何かといえば我田引水
他人の悪口言い放題の著書が多い中で
稀有な本だと思った。
オイラが昨秋初めて訪問した白神山地における
青秋林道開発の反対者として努力され
白神がより自然の姿を保つことに尽力している。
ところが、それまでは林道賛成派だった官並びに
自然保護主義者と自称する一派は
白神山地が世界遺産に登録されるや白神での岩魚の禁漁を
声高々に主張するイカガワシサに激怒している。
渓流の釣りなど出来もせず、魚釣りなど一度もしたことのない連中が
どうして他人の領域に土足で踏み込むような野蛮な言動を取るのか(本書から引用)
と。
著者はヒマラヤとも縁が深く
たしかヒマラヤの雪男の調査をした結果
雪男などではなくてヒマラヤヒグマだったと結論された著書もある。
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まぁ~世の中下らんことを針小棒大に言う御仁の多い中
暑さ凌ぎに良い本でした。
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