スカイラインに乗った仙人の徒然草

　　四国８８カ所巡礼（４７）　　　
　　（変換ミスで訂正して再送信させていただきます。）　　
「車で回っているんですか？」と言われることがある。

　もともと本来の歩き遍路を経験したかったが、雑念が先に立って延び延びに
なっていたことと、その間の時間の経過が身体を蝕み、身体が思うように動かない
ようになっての発心のため、やむなく軽トラックの力を借りることになってしまった。

　最近は歩き遍路や一人遍路に加え外国からの遍路が増えていると聞くと、
羨ましさもあるが、車による経験の中で体力を取り戻せばチャレンジしたいと
思っている。

　Slowly & sefty・drive を看板に、安全運転を心がけて８８カ所巡礼を重ねる
こんな幸せなことは無い。

　世の中にはいろんなことがあります。さまさまな事象を超越するのは聖人で
なければ難しい事であろうと思うが、少しでも心がけていれば聖に近づくことが
できるのではないだろうか。（とても無理な話であるが）

　訳の分からない、それでいて得体の知れない団体が言葉巧みに純粋な心を
もつ若者を引きずり込むことが多い中で、千数百年前から人の道を教えて
くれる物言わぬ遍路道で自然と修得できることほど有難いことは無い。

　多くの方の話をお聞きしますと、
「８８カ所を巡ると足が動けるようになった」と言われる。それが証拠に各札所には
沢山の杖の忘れ物がおおい。

　先達さんの錫杖さえ沢山わすれられているのは、先を急ぐからかもしれないが、
とにかく多い。

　四国地を移動すると、いくつかの巡拝地でハードな山登りをしなければならず、
麓で待っている方にもお会いすることがある。