スカイラインに乗った仙人の徒然草

日本の永世中立国と21世紀ルネサンス提唱。
現在、四国88か所遍路と、西国33か所の巡礼記事を書いています。

スカイラインに乗った仙人の徒然草

2018-11-30 04:40:13 | つれづれなるままに こころにうつりゆく 
 四国88カ所巡礼(122)心の遍路 癒しの草枕
 巡礼の素晴らしさ。
その素晴らしさは、口では或いは文字だけで表現できない宗教と同じ
かもしれません。

 ましてや、無宗教だと宣うお方には何もお分かりにならないモノかも
しれません。

 「巡礼など何を好んで」と思われるかもしれませんが、非日常の中で
得られる人様との出会いが素晴らしい。(他にも沢山のものがあります)

殆ど同じ共通の目的を持つ方との関わりが生まれ、余分なものには
触れない。自然を相手にゆったりと歩む巡礼であっても、必ず何かを
得ることができる。

 とりたてて熱心な敬虔心から発している訳でなくとも。

 仙人は、既に四国88カ所の結願と、西国33カ所の満願も果たして
いるので、何一つあせることはないが、とにかく四国88カ所巡礼が
前に進むように、歩くことに誘導してくれるのは有難いことです。

 ただ、観光旅行よろしく巡礼を続けられる方も段々とお解りになる
でしょうが、ご長命の方でも百年とすれば、何も先を急ぐ必要はない。

これが悟りの一つかもしれないと自己満足をしている。
(ただ海外旅行と巡礼は余り年取ると控える方が良いようです)

 希望者が少なくなったという先達の申請も、その条件が厳しすぎると
言われる中で、心あるお方は人生とはなんたるかを話して下さる。
 現代に生きる「弘法大師」のように人の道を教える人かも知れない。
 
 

スカイラインに乗った仙人の徒然草

2018-11-29 00:44:15 | つれづれなるままに こころにうつりゆく 
 四国88カ所巡礼(121)心の遍路 癒しの草枕 
 今回の巡礼は得難い宝を得たようです
 あるお方に出会って人としてのあるべき姿を拝見したように思います。

 愛媛県ゆえきっと菩提が見えたのかも知れません。感謝申し上げます。

 人様との出会いは、ほのかにぼうっと温かさを感じる中ではじまると、
その余韻をいつまでも楽しめ味わえるのではないかと感じています。

 現代人は、余りにもぎすぎすしすぎではないでしょうか。
どこにいても、吾が・俺が前面に出てくるのはまだ健康にも体力にも
自信のある若い時かもしれません。

 その自信のある時に、吾も俺もと騒がないような人間になれれば、達観
出来た人の姿かも知れません。

 仏法にある「十善戒」が真に理解できて、実践できるようでなければ
生まれたばかりの赤子と同じかもしれないと考えたりします。

 日を追うごとに知恵がつき、長じるにつけ「十善戒」が身を引き締めるが、
それがために悩み、失敗をし、争いを起こし、道を誤ることもあります。

 或いは、他人のことに立ち入りすぎ、友達が友達でなくなる悲しみを
味わうことにもなりかねない。

 「弘法大師」のいう常識を捨てるまでには時間がかかるとしても、
常識なんてものは早く切り捨てなければならないのだろう。

 また、「大師」の言う言葉から離れるというのは、言葉遊びをせず、
口による災いを少なくしなさいということで、考えもない会話は
控えろということではないしょうか。
 
 

スカイライン乗った仙人の徒然草

2018-11-28 07:16:36 | つれづれなるままに こころにうつりゆく 
 四国88カ所巡礼(120)  心の遍路 癒しの草枕
 仙人の心配の種は、発生の確率が高まってきている南海トラフの
変動による大地震がいつやってくるかである。

 高い山の中を歩き・走りしていればよいが、低地を行動中の遍路は
十分な心構えをしておいて頂きたい。(山も怖いだろうが)

 例えそれが車やバスであっても同じことが言えます。むしろこちらの
方が大変ではないかとさえ思います。

 自らの移動中の地域の状況をしっかり把握しておいた方が身の為です。
ひとたび大きな変化があった時どのような行動をしたらよいかも意識の
中にもっておいた方がとっさのときに慌てずに済みます。

 仙人はいつどのような環境におかれても良いように努めている。

 例えば最悪の状態でも周りの人に適切な処理をしてもらえるような
配慮をしているし、万一の場合もゆったりとお大師さんに迎えて頂ける
よう覚悟もできている。勿論他人様への応援も考えて装備をしている。

 先日、あるお寺に向かう坂道で、落輪した高級車でご年配の方が
一人たたずんでいた。「落輪ですか?引っ張り上げよう」と話したが、
「連絡取ってもらっている」との事。

 たぶんワイヤーを積んでいる筈だと探したが見つからない。慌てると
こんなもので、麻ロープの太いのを引っ張り出したが車が重すぎる。

 駐車場まで行って応援を貰おうと思ったが人影が少ない。応急に
ロープに加工してから下るとレッカー車が来ている。「手伝おうか」と
申し出たが「大丈夫」とのことであったので却って交通に支障に
なってはと辞すことにした。 
 
 


スカイラインに乗った仙人の徒然草

2018-11-27 00:44:55 | つれづれなるままに こころにうつりゆく 
 四国88カ所巡礼(119)心の遍路 癒しの草枕
 四国の巡礼者を「遍路」と呼ぶが、現地の方々がそう呼び、巡礼者
自身がそういう。自分の口から「遍路」と言っても何の違和感もない。

順礼姿をしているとそれははっきりと解ることだが、四国88カ所
では「巡礼をしているんですか」と言わないところを見ると、「遍路」は
四国だけのことらしい。

 西国33カ所の巡礼ではあまり見かけないが、四国ではほとんどの
方がスマートホンを頼りに巡礼姿で行動しているようです。

 歩き遍路も、車利用の遍路も旅行会社の方も同様にスマホを手にして
いる。

 納経所の中でもスマホに夢中で、ろくに挨拶もなしに(どうかすると
スマホ通信?の途中で中止するためか)不機嫌な方もいる。

 「何かお忘れではないですか」と尋ねたいくらいである。

 もし、遍路が始まった頃にスマホがあったとしたら、どんな光景で
あったろうかと、ふと考えてみた。

 「1200年前にスマホがあったら弘法大師も苦労する必要がなかった
だろうな」とも思う。(残念ながら仙人はスマホを持たない=必要ない)

 雨の中独り歩きの若い女性が、リュックを背負い傘をさしてもスマホ
頼りの遍路をしているが、交通量の多いところではお気をつけていただき
たい。

 ひとたび大災害に見舞われると通信系統に大きな影響が出るので、
スマホ頼りの方は特に注意を要するのではないかと御心配申し上げる。
 
 

スカイラインに乗った仙人の徒然草

2018-11-26 01:29:21 | つれづれなるままに こころにうつりゆく 
 四国88カ所巡礼(118)心の遍路 癒しの草枕
 周りの人々は「優雅にお四国参詣をして結構なご身分で」という。

 何が優雅か知らないが、こちらは雨もいとわず高い山に登り、又
下るという一つ間違えば大怪我もしそうな修行をしているつもりだが、
はた目にはのんびりとお寺参りをしているように映るのだろうか。

 少しでもお大師さんの足跡を訪ね、その苦労をしのび、我もまた
少しでも三帰・三竟の世界に身を置き、十善戒を誓う修行に浸ってみたいと
思うが、人々はそれを優雅と片づけるのだろうか。

 勿論幾ばくかの費用は必要であり時間も要するが、誰しもが年老いてから
後悔するなら動けるうちに、また可能な限り巡礼=遍路をしておきたいと思う
心から発心した次第です。

 出来る事なら友人知人をお誘いしてご一緒にと思うが、これがなかなか話に
乗っていただけない。(いつか、あの人に誘われたがと思われるかもしれません)

 四国には口では表現できない素晴らしいものがあり、さらに遍路を重ねるたび
その良さが増してきます。(今は四国のこと以外何も浮かびません。)

 巡礼の途中で出会う人々に独特のものがあるのかも知れないが、
どこでお会いする方も巡礼者でない方も、僅か一言二言の会話の中に
得も言われぬ温かみを感じ、新しい人間関係が増えます。

 「1200年?前から連綿として続いてきているからそれは小さな
子供でも、知らない間に培っているのではないだろうか」と
あるお寺の方に申し上げてきた。

 以前大阪の藤井寺さんのことをご紹介させていただいたが、あちらも
同様に朝夕の出退勤、通学時に門前で頭を下げている光景を見て同じ
ことを感じお寺の方に同じような話をさせて頂いたことがある。