せきの成長日記

照明のおはなし

こんにちは、関です。梅雨のじめっと蒸し暑い日々が続き、なんだか気持ちが晴れやかになれない今日この頃です。コロナの感染者数も増加傾向にあると聞き、ますますどんよりとした気分になっていました。やっと旅行やイベントが通常に戻りつつあっただけに、なんだかやるせない気持ちです。今回は、以前大光電機のショールームに行った旨のブログは書いたのですが、そこで紹介しきれなかったこと、実際に見て驚いたことをご紹介します。

①電球の色によって見え方が大きく変わる
 大光電機の照明の色は電球色・温白色・昼白色の3種類あり、電球色がオレンジ色で昼白色に行くにしたがって白くなるイメージです。詳しくは、以前にアップした「照明って意外と難しい!?」
https://blog.goo.ne.jp/gikoban-seki/e/dce555393d289765c2723fda927d4527
をご覧ください。

弊社では最近だと真ん中の温白色を使用することが多いですが、私の家をはじめモデルハウスなどの10年選手の物件では、電球色を使用しているお宅が多いです。電球色だとオレンジっぽい色なので、木目と相まって暖かい印象になるということは容易に想像できると思います。また、電球色だと暗くなるのでは?という考えに至ると思います。私もそうでした…。しかし、実際にダウンライトで明るさの比較をすると、実は昼白色の方がダウンライトを多くしないと暗く感じてしまうことがわかりました。ここで言われてもピンとこない方が多いと思います。ショールームで見比べることを強くおすすめします!


②グレアレスのダウンライトはお洒落目的だけじゃない!
グレアレス照明はグレア(glare)=「まぶしさ」、レス(less)=「より少なく」の名前の通り、「まぶしさの少ない」ダウンライトです。グレアレス照明と聞くと、お洒落な雰囲気を演出することを目的としたものだと思っている方は私だけじゃないはずです。実際、ショールームへ行くまでは、グレアレス照明は導入することはそう滅多にないだろう…と思っていました。しかし、グレアレスにすることで、外から明かりがついていることが分かりづらく、明るさが柔らかいというメリットを教えて頂き、見え方が変わりました。通常のダウンライトだと、外からも明かりがついているなと反射でわかってしまうのですが、グレアレス照明はそうしたことがないので、防犯の観点だけでなく、高級感やスッキリとした雰囲気を演出することができる優れものなのです。


最近では、オンラインでもお洒落で手頃な照明器具を購入することができるようになり、身近に照明を楽しむことができるようになりました。ただ、スマホの画面で見るのと実物を見て、明るさを感じるのは全く見え方が違います。家の間取りや仕上げにお金を掛けがちですが、照明器具にこだわってみるとより一層素敵な家になります。たかが照明と思う方もいるかもしれませんが、されど照明です!(笑)照明に関するブログを多くあげているのは、照明ってこんなにも難しく、面白いのか!と気づかされたからです。私自身、明るければいいという考えだったので、照明プラン図の作成やショールームへ行くことがきっかけでだいぶ照明への考え方が変わりました。我が家の照明もペンダントライトなど変えられるものは新しくしようかと計画中です。間接照明など後からでも設置できるものもあるので、後付けでも照明を楽しむことはできます。家の仕上げとは違って後からでも変更して楽しむことができるのも照明の魅力の1つだと思います。
家を建てる=照明の位置・種類をカスタマイズすることも1つの特権です。その特権をフルに活用してより良い空間づくりを楽しんでいただければと思います。

伊藤工設計ホームページ
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