Prosciutto e formaggio ... e calcio(仮)

イタリアのサッカークラブ・パルマを応援する方向にはあったブログ

Sommario 2020-2021(#4:Bologna②)

2021-06-21 20:00:00 | Parma・移籍関連20-21
▽Stagione 2020-2021 総括「降格の始まりはいつからだったか? #04」
・Stagione 2020-2021 21giornata "Parma 0-3 Bologna"(続き)

補強について触れた部分で名前を出したBaniはこの試合が移籍後初出場だった。だが彼は45分間でManと交代。
試合後にRDAが限りなく名指しに近い形で失点に絡んだことを批判したように、懲罰交代に近い交代だった。
この試合でのBaniの顛末は冬補強全体を表しているようで、「活躍した」と言えるのはManのみで、後の5人は良い
場面が少なかった。またManにしても1300万euroという小さくない額の投資を今後回収出来るのかは微妙(※彼の
商品価値をSerie Bで上げることは出来ない。それが可能になるのは―最速でも―再来季以降の話なのである)だ。


今回の総括の冒頭で「Squadraが悪い流れから抜け出す方法には二つの道がある」と書いた。だが、正確に言えば
“第三の道”もある。それが指揮官の解任だった。そしてRDAを解任するとして、それが効果を持ち得るであろう最後の
タイミングがBologna戦(の後)だったと考える。RDAは前任のLiveraniの後を受けて第16節・Atalanta戦後に二度
目の就任。だが再就任後の5試合で1分4敗、1得点・9失点と前任者の時期よりもParmaの成績は悪化する。
その上でのDerbyでの敗戦であることを踏まえると、SocietaはここでRDAの首を切っておくべきだった。ここでRDAを
続投させることは「指揮官への信頼」ではなく「現状の放置」の信号になると気付くべきだった。それが出来なかったのは
Parmaが“素人集団”に運営されているからに他ならない。控え目に言っても、判断する立場の人間は素人だけだった。

もっとも…Krauseには多少の情状酌量の余地がある。以前にも書いたように、RDAの復帰は―最終的には同意して
いるが―彼の意向が反映されたものではなかった。力関係として彼がRDAの首を切る決定が出来る状況にあったかは
微妙だし、仮にその権限があったとしても約1か月前の決定への“露骨な否定”となり得る判断が出来たのかどうか。
ただし今季終了後(正確にはその少し前から)に立て続けになされている人事を見ていると、明らかに彼の意向が反映
されたものなので、力関係が変化しつつあるのかと。そもそも9割の株式を保持するPatronに決定権がないのがお(ry


第一期のRDA政権は内容に関してはほとんどのメディアやOBから否定的に評価され(もちろん、擁護の声もなかった
わけではないし、その点もちゃんと記しておく)、選手感からも不満が全くないわけではなかったが、それでも勝利・勝点・
(Serie BやSerie Aへの)昇格・Serie A残留という「目に見える結果を出している」ことが全ての免罪符となり、特に
“あの方々”を含むクラブ幹部はそれを殊更誇り、『自らの正しさを証明するもの』としてきた。現場の選手達も―個人の
感情はともかくとして―実際に結果が出続けていることで自信を持ってプレー出来る部分は大いにあったと思う。

だが…第二期のRDA政権は就任直後から結果が出なかった。振り返れば、第一期政権時も最初から順風満帆では
なかった。流れを変えたのは就任から数週間後のReggianaとのDerbyでの勝利。Reggio Emiliaへ向かうPullmanが
Reggianaの一部のTifosiからの投石被害を受けるという事件があり、その結果の結束がもたらした勝利でもあった。
だからその意味でもBolognaとのDerbyには「何かを変える可能性があるかも知れない」と思っていたのだが、
現実とはそれほど甘いものではなかった。まあ、甘く考えていたのは当ブログの中の人以上に(以下文字数)







------------ ----------- -----------

次のRT更新は水曜の予定…ですが、ちょっとバタバタしているので場合によっては2~3日間が空くかも。

コメントを投稿