仮想通貨初心者によるマイニングブログ

仮想通貨はよく知らない。ブロックチェーンも意味、わかんない。でもマイニングをやってみたい初心者目線の体験記事です。

ASUS GPU Tweak vs MSI Afterburner

2018年03月31日 | マイニングリグ

ここのところ、あまりにもマイニングが安定していて、何も書くネタがありませんでした(笑)うちの環境はマザボがASUS EX-B250-V7、グラボがASUS ROG-STRIX-RX470-04G-GAMINGが2枚、あとはCPUがG3930、2.5" SSD、コルセアの650Wの電源という構成です。基幹部品はガッチガチのASUS固めです(笑)

そんなこともあり、グラボの電圧やらファンの風速やらを構成するソフトはASUS純正のGPU Tweakでやっており、安定的に平均530H/s(グラボ1枚辺り)を実現しているわけです。

あんまりにも安定して平和だと、なにかいたずらしたくありません?(笑)

ということで、同種のソフトで定評のあるMSI Afterburnerをインストールし、GPU Tweakと比較してみました。設定はどちらもGPU温度を50℃までにしました。これに連動して電圧やらファン速度やらが自動調整されます。この状態で5分間マイニングしてみました。結果は…

GPU Tweak:平均530H/s

Afterburner:平均480H/s

うちの環境では、Afterburnerが1割ダウンと、GPU Tweakに軍配が上がりました。マザボとグラボをASUSでまとめているので、制御ソフトも純正の方が良い結果が出たのでしょう。初心者でグラボのファームウエアの改造にまで手を出す勇気のない人は、なるべく同じメーカーのグラボで揃えたほうが、効率的なマイニングが行えそうですね。


暗号通貨ではなく暗号資産

2018年03月24日 | マイニングリグ

G20も終了し、仮想通貨に対し一定の見解が共有されました。仮想通貨(暗号通貨)にはマネーロンダリングなど負の側面が多いため、一定の規制が必要であること。暗号通貨と呼ぶには価値の上昇下落が激しいため、暗号資産と呼ぶことなどです。

これを受けて一時的に相場は上昇しましたが、LISK市場に限って言えば15%程度の上昇ですぐに下落に転じました。僕はLISKに将来性を感じなくなっていたので、1550円台で売却しました。その後、1300円台に下落したので、良いタイミングでした。

仮想通貨を暗号資産と呼び、株式のような存在と位置づけたら、今までのような価格の乱高下は収まるかもしれません。現金で仮想通貨を購入し収益を得ようという方には、つまらない相場になるかもしれません。しかしマイニング派には収益計算もしやすくなるので、むしろ歓迎するべき展開ではないかと。

では今後、仮想通貨の価格上昇は望めないのかというと、そんなこともないと考えます。今はまだ一般に広く普及していませんが、数年後世間に広く浸透したら価格も上がっていくでしょう。マイニングで得た仮想通貨は自分で販売しない限り、損切りもロスカットもありません。長期保有する前提なら、ローリスクです。一番のリスクは当面の電気料金支払いです(笑)


マイニングリグ二號機のマイニング中の消費電力は?

2018年03月18日 | マイニングリグ

マイニングは非常に電力を必要とします。今年の初めには現在、世界中でマイニングに使用されている電力がデンマーク全体で使用される電力よりも多いとか、将来的には地球上で生産される全電力でも需要がおいつかないなど、マイニングに対する危機感を募らせる報道もありました。いくらそこまではいかなくても、自宅の電気料金となると気になりますよね。また我が家では、マイニングを安定稼働させるにあたり契約アンペアを30から50に上げ、マイニングリグ用コンセントに2000W新設しており、実際にはどれくらいの規模のリグを設置できるのかを探る目的で、MicrosoftのJoulemeterをインストールしてみました。

Microsoft Joulemeterのダウンロードページはこちら>>

インストールするにはMicrosoft .Net Framework 3.5も必要なので、まだの方はインストールしておきましょう。

Microsoft .Net Framework 3.5のダウンロードページはこちら>>

インストール方法はどちらもインストーラーに従うだけのカンタン仕様。インストールが終わったら、Joulemeterの設定を行います。

設定&使用方法

  1. 「Caliblation」タブを開いて「Manual Entry」をクリック
  2. 新しく開いたウインドウで、「Desktop」→「Save Manual Power Model」の順にクリック
  3. 「Power Usage」タブを開いて、使用電力をモニタリング

これで大まかですが、リグ全体の使用電力を把握できます。

マイニングリグ二號機の構成(G3930、RX470 x2枚、2.5"SSD、DDR4 4GB x1枚)で、RX470の電力設定はどちらもPower Target -25%、GPU Voltage -150mVです。この設定で70W前後です。これなら同構成、同設定のリグをあと27機、電圧変化の余裕を考えても26機設定できますね。

グラボだけならRX470をあと52枚は増やせそうなので、合計54枚、ハッシュレート合計は530H/s x 54 = 28,620H/sになる計算です。Cryptcompareのシミュレーションによれば、18.51ドル/日、555.28ドル/月、6,755.75ドル/年の粗利になります。このブログを書いている時点で1ドル106円なのでそれぞれ、1,962円、58,859円、716,109円になりますね。

電気代は1日分で(70W x 27台 x 24h)/1000 = 45.36kWh、1か月30日で1,360.8kWhになります。ウチは東京ガスと"ずっとも電気1"で電気契約しています。電気料金は140kWhまで23.24円/kWh、140kWhから350kWhまで23.45円/kWh、350kWh以上は25.93円/kWhとなります。1カ月の電気代は140kWh x 23.24円 + (350 - 140)kWh x 23.45円 + (1360.8 - 350)kWh x 25.93円 = 34,388.1円です。ということは月間のマイニング純利益は58,859 - 34,388.1 = 24,470.9円ですね。年間の純利益でも293,650.8円です。

実際の電気料金は他にも基本料金や他の家電品で使用した電気料金もかかるので、4万円くらいにはなるでしょう。今の暴落したモネロ相場と円安気味の円相場での利益なので、相場の回復とともに更なる利益も期待できますね。  


CPUマイニングしたら、GPUマイニングの効率も落ちた!

2018年03月17日 | マイニングリグ

うちのマイニングリグはCPUがセレロンG3930、メモリ4G、グラボRX470 x2枚です。GPUマイニングだけをしていた時は、各グラボとも530H/sほど出ていました。しかし昨日、CPUマイニングもやりだしたら、ハッシュレートは470H/sまでダウン。

これはおかしいと思い、あれこれ設定をいじくり回しましたが、特に変化はなし。それどころか今まではなかったリグの再起動が一晩のうちに2回も起きています。やっぱり、おかしい。なにかが起こっている。

ということで、とりあえずCPUマイニングを停止したら、GPUマイニングのハッシュレートは元通り530H/sに回復しました。メモリが少なくCPUの性能が低い上にマイニングまでさせていたので、処理能力が追いつかなくて、リグ全体のパフォーマンスが低下し、さらにメモリ不足になってシステムエラーからの再起動となったものと考えられます。

CPUマイニングを行うのなら、なるべくマルチコアでメモリも多めに搭載し、リグのパフォーマンスを落とさない程度に設定しないと、結果として全体のハッシュレートが低下してしまいます。僕の場合はCPUとCPUでマイニングした時は40+470H/sで、GPUマイニングだけのときの530H/sよりも低下していました。

あまり欲張らない方がいいですね。


XMR-STAK-CPUを使ってみた!

2018年03月16日 | マイニングリグ

うちのマイニングリグのCPUはセレロンG3930で、2コア2スレッドです。どうせGPUマイニングでリグを起動させており、しかもモネロはCPUでもマイニングできるのだから、やってみたくなるのが人情というものではないでしょうか?

ということでCPUマイニングにMinerGateを使用していましたが、昨日書いたように、一向にCURRENCY BALANCE復活の兆しはありません。そこでXMR-STAK-CPUをインストールしてみましたので、ご紹介させていただきます。

基本的な順番は、XMR-STAK-GPUと同じなので、最初にご覧になってみてください。

XMR-STAK-GPUの設定方法はこちら>>

 ■XMR-STAK-CPUのインストール手順

  1. インストールする
  2. 設定ファイルの書き換え
  3. 起動させる

 

①インストールする

まずはXMR-STAK-CPUのダウンロードページからファイルをダウンロードします。実際にはウォレットの作成も必要ですが、今回は用意してあるものとして割愛します。

ダウンロードページはこちら>>

ダウンロードする時、Windows10は高確率でウイルスソフトと判断し、ダウンロードエラーを出します。そこでWindows Defenderセキュリティセンターの「ウイルスの脅威の防止」の設定を変更し、リアルタイム保護をオフにします。

その後ダウンロードし、解凍してからリアルタイム保護を再びオンにします。

※もし、この設定変更により何かしらの被害を被られても、当方は一切の責任を負いません。必ず自己責任でお願いします。

②設定ファイルの書き換え

ダウンロード、解凍、リアルタイム保護をオンにしてから解凍されたファイルを開きます。

例によって、configファイルが設定ファイルなので開きます。今回書き換える箇所は2箇所です。1箇所目はファイル上部の、cpu_threads_confです。

nullとかいてある行を削除し、代わりに赤い四角で囲まれた四行をコピーして貼り付けます。そのあと、各行の最初の米マーク?を削除します。このマークは人間へのメッセージを意味し、コンピューターはプログラムとして判断せず、実行しません。なので貼り付けた後に必ず、削除します。

私のリグのCPUは2コア2スレッドということで、物理的コアが2つのみ。なので2行にしています。もしRyzen 1700のように8コア16スレッドであれば、8行になるように貼り付けて最後の数字を2、3...7としてください。XMR-STAK-CPUは物理的コアのみの方が効率が良いようです。論理的コアも試したい時は、8行目以後も貼り付けて最大16行目(末尾の数字は15)まで設定を作ってみましょう。

次に書き換えるのはconfigファイル中段のマイニングプール、ウォレットのアドレス、パスワードです。ここはXMR-STAK-GPUのものをそのままコピペしても問題ありません。ただしCPUがセレロンなどのように性能が低いものであれば、supportXMR.comのプールを利用するのなら、ポート番号3333や5555が良いでしょう。パスワードは例によって空白でもいいよと書いてありますが、xにしたら一発起動しました。(なので空白は試していません。)これでconfigの書き換えは終了です。ファイルを閉じて保存しましょう。

③起動させる

ここまで来たら、XMR-STAK-CPUをダブルクリックすれば、起動するはず。起動したらGPU版のように黒地に白文字が流れるはず。そうなれば、無事マイニングできています。ハッシュレートを確かめる、合計を見る、出金などはGPU版と同じです。