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月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

時代は小屋では? その1 三瀬夏之介さんとボロ鳥

2009年12月29日 | 野鳥と山野草マニアMW


VOCA賞作家の三瀬夏之介さんが画廊宮坂で開いた個展(東京での初個展?)で入手。確か2万円くらいだったかと…(写真後)。

小屋コレクション第1号で、駄犬に齧られないように階段に飾ってあります。大きさは両手に乗るくらい。
屋根の錆びれとか梯子の頼りなさがまた良いのです。

で、その出前にあるのが、Robert Raceの鳥。流木や廃材を利用したエコな感じのクラフトで、銀座松屋で確か7000円(一体)くらいだったかな? 家では「なんでこのボロ鳥が7000円?」 と蔑まれましたが、八王子夢美術館(地元!)の「世界のアートな玩具たち」展に作品が展示されていて、かろうじて名誉が挽回されました。
イギリスのクラフト界では有名らしいです。

同展は新年号でも紹介してますが(196頁)、世界各国の玩具だけでなく、 チェコで活躍する佐久間奏多さんの操り人形が紹介されていたりして、本当にいい企画でした。東京造形大教授の春日明夫さんのコレクションとのことです。1月11日まで。
展覧会図録もカワイイすよ。



多摩美術大学で何を転がすか?

2009年12月26日 | 野鳥と山野草マニアMW


久しぶりにチクテベーカリーでパンを買った後、多摩美術大学に散歩に。ここは昔、「夕陽丘の総理大臣」のロケに使われたんだよ(といっても、もう誰も知らんか? 中村雅俊とか神田正輝が出てた熱血教師ドラマなのさ)。

目的は伊東豊雄さん設計の図書館。やはり日本を代表する建築家だけあっていいですね。外観のフォルムも素晴らしいけど、何といっても床が斜めなのが凄い! 

山の傾斜をそのまま活かすという発想が斬新だよね。
ずっと斜めでいるのは辛そうだけど、「何か転がしてみたい…」と、しばし童心に帰ることができたのでした。次回はビー玉持参にゃ。
            

メリーさんのクリスマス

2009年12月25日 | 野鳥と山野草マニアMW


これは、どっからどう見ても……。

クリスマスの日に家に帰ると、京都の日本画家・中原麻貴さんからの小包が我が家に。駄犬ルカが鼻をクンクンさせながら騒ぐので、何かと思って開けてみると、それは羊さんの形をしたパンでした(白目がちょっと微妙やね)。

メリーさんだからか? と思いきや、同封の手紙には「オレンジピールとチョコチップ ひつじ君です」とのコメントが……。

ともあれ、メリークリスマス! でもナイフ入れづらいな、こりゃ。


大藪雅孝さんと肥後菊

2009年12月24日 | 野鳥と山野草マニアMW


12月22日、洋画家の大藪雅孝さんを取材しました。
アトリエは、多摩川上流のせせらぎが耳に響く東京のO市(マラソンで有名)。東京芸大を退官されてもう5年も経つのだそうです。
そういえば、米倉守先生と対談していただいたのもその頃で、同じ場所でした。(何もかもが懐かしい……)

背景は、2010年にロシア(サンクトペテルブルグ&モスクワ)で開催される「ロシア初-現代日本絵画-日本の美展」の出品作で、モチーフは丹精に育てられた肥後菊。

足掛け7年の大作が静かに仕上がりの時を待っていました。
(詳細は1月20日発売の2月号にて!)


この絵の画料で年が越せそうです

2009年12月19日 | 野鳥と山野草マニアMW


埼玉県立医科大学の国際医療センターに潜入。
ここは映画「チーム・バチスタの栄光」の撮影にも使われたことでも有名。さらに洋画家・吉岡正人氏の超巨大作がロビーにあることでも知られる超マニアックなアートスポットなのです。
(写真に少し写り込んでます。見えんか? 映画にも登場)

で、受付に展示されているのは、山口暁子(家内!)筆の母子像「祈り」。毛呂山(もろやま)や越生(おごせ)といった周辺の土地はゆずが有名らしく、この絵にも描かれています(見えんな)。
お近くにお越しの際はぜひご覧下さい。 



ちなみに、使用された水干はほとんど自分が擦りました。
(胡粉もやで。絵皿も洗ろうたで)。