現在、自分の楽しみはといえば、宮藤官九郎脚本のNHK連続ドラマのビデオ録画(文字通り)を夕飯時に見ること。
NHKかつ朝の放送であることなど、制約が多い中でよく健闘していると思う。
そんな宮藤官九郎が監督もする作品が上映されるとあらば見に行かねばなるまい。
夕方の曖昧な上映開始時間のせいか、館内は自分と家内だけだった。
正直な感想は、この人は脚本に専念した方がよいのでは、ということ。
監督脚本となると自分の映画になるのだから、ついついやり過ぎてしまうのだな。
自分的にはそこが面白いのであるが、世間的にはそれでは客が入らんぞ。
しかし徘徊老人役の遠藤賢司は実に良かった。
ストリートライブをしている若造からギターを奪い取り演奏し、シャウトする徘徊老人のエンケンは、狩撫漫画の「POWER FOOL」のクライマックスを彷彿とさせた。
時に激しく、時に優しく、確実に心をつかむ、味わい深い薬味のよう。