( `ハ´) やあ

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民間原理主義者の泣き言

2005年11月22日 | Weblog
行政にも賠償責任?耐震強度偽装、最高裁決定が波紋 (読売新聞) - goo ニュース

(引用開始)

最高裁は建築基準法を根拠に「検査機関による確認事務は自治体の事務である」とする初の判断を示した。

建築主の1社の「サン中央ホーム」(千葉県船橋市)は、「最高裁判例では、建築確認申請の許可権者はあくまで市であり、市に責任がある」とするチラシを住民に配布している。

(引用終わり)


「民間が良い」とは倒産というシステムが働くからです。でも、トリックがあって市場は必ず修正される=このような輩は排除し、またそれをヘッジする保険が売られる(=買える人はいるのか?)という前提です。このように予定説が働くのが新自由主義者・新古典主義者の理論構成です。それが予定説が働かなかったら? 保険に入らず、という状況は想定しない? 人は合理的に動く?



LTCMの件は自由主義者の敗北ですよ。NY連銀は明らかに社会主義者のように救済案をまとめさせた。「椅子とコーヒーを提供しただけ」とはなかなか良いジョークですが。


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(引用開始)

 最高裁は今年6月、民間の指定確認検査機関が行った建築確認は、自治体が行ったものとみなすとの決定を出している。「あくまで民民問題」とする政府幹部の見解に対し、一部の建築主は「責任は全面的に行政にある」と主張。自治体関係者からも「賠償を求められたら、責任を負わされる可能性がある」との声が出始めている。

(引用終了)
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見なし規定なら事実上自治体が負担ですね。で、後からその検査機関に損害賠償を求める。そのときは既に(市場原理により)廃業で取りっぱぐれ。証拠金(億単位)を出させておくか保険を(自動車のように)強制的にかけさせておくべきですね。

と思っていた矢先・・・

耐震偽造:大半関与の木村建設が民事再生法申請を検討
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051122k0000m040159000c.html

http://www.data-max.co.jp/tousan/2005/11-21.htm


<耐震偽造>木村建設が破産へ「経営継続は無理」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051124-00000006-mai-soci


<耐震偽造>「生活のために」安全性の問題認識 姉歯聴聞会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051124-00000144-mai-soci


 国交省によると、姉歯建築士は当初、耐震基準を守った計算書を作ったという。ところが、計算のやり直しを指示され、基準をギリギリでクリアする計算書を作り直した。しかし、ある業者の担当者に突き返された。
 その業者から厳しくコストダウンを迫られた場面を、姉歯建築士はこう証言した。
 業者「もっと鉄筋量を減らせ」
 姉歯建築士「これ以上できない。鉄筋量を減らすと、安全性に問題が生じる」
 業者「それなら別の設計事務所に替える」
 こうしたやり取りの後、姉歯建築士は業者の要求に応じたという。
 「生活のためにやってしまった。仕事の確保を優先して考えが足りなかった」と弁明した。具体的なやり取りの証言は1業者だったが、コストダウンを強く求められたのは3業者だったという。
 偽造を行ったのはこの数年間。「忙しかった」「甘い民間検査機関を選んだ」「今にして思えば拒否すればよかった」……。偽造件数については「(既に判明している)21棟以外は覚えていない」と話したという。


◇圧力かけてない…建築、施工業者
 姉歯建築士の弁明内容について、偽造21物件中の12棟の建築主「ヒューザー」(東京都千代田区)は「鉄筋量を減らせと指示したことはない」。施工などで10棟に関係する「木村建設」と、3棟の建築主の「サン中央ホーム」(千葉県船橋市)はともに、圧力をかけたことは全くない、とした。また、4棟の建築主のシノケン(福岡市博多区)は「下請けのゼネコン(木村建設)がどのように指示していたかは把握できない」と話した。

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