根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

阿蘇中岳・高岳東峰 6月1日(土)

2024年06月01日 23時37分34秒 | 阿蘇山系

阿蘇中岳(1506m)・高岳東峰(1580m)
(ミヤマキリシマ観賞)

令和6年6月1日 快晴

ネット情報(YAMAP)を開くと連日のように「天狗の舞台」のミヤマキリシマ
開花状況が報告され「今年の花は見応えが有る・・・」との事。 
「ピンクに染まる大鍋」の写真を魅入ると、心が騒ぎ登高意欲に駆り立てられる。

馬鹿尾根(仙酔尾根)のきつい登りには、足腰に自信がない・・・・
それでは、噴火警戒レベル(現在、発令中)の時でも登れる
新しい登山ルート(すずめ岩ル-ト・2021.4月整備)を
試そうと思い立ち相棒の石ちゃんを誘い決行。

【阿蘇高岳・中岳新ルート(出典:阿蘇市役所HP)】

往路は「すずめ岩ル-ト」を辿り、中岳を経由して
大鍋~高岳東峰(天狗の舞台)を散策し、下山路は仙酔尾根を下る周回登山とした。
最後に登った高岳は、2012年であるので12年振りとなる。

(行程) 仙酔峡登山口(発7:20)→すずめ岩分岐(着8:40~発9:00)→すずめ岩
   (着10:00)→中岳山頂(着10:45)→大鍋火口底(着11:15)→高岳東峰・天狗の舞台
   (着12:00~昼食~発12:45)→仙酔分かれ(発13:15)→仙酔峡登山口(着15:45)

天狗の舞台(阿蘇高岳東峰)から圧巻のミヤマキリシマを望む

高岳大鍋火口底から「天狗の舞台」を眺望する。

【白色のが立ち並ぶ : 赤の点線】

【雲海に包まれた阿蘇谷】
自宅(宮地の街)を出る時から立ち込めていた霧も「青年の家」を過ぎると
視界が晴れ、澄み切った高岳の山容が観えて来た。
「仏舎利塔」から眺める下界は雲海の世界が広がっていた。

【雲海は未だ・・・消えないで続いている。8:07分撮影】

 

【すずめ岩分岐を離れて最初の道標】
赤い点線(写真の中央)がル-ト

【ル-トには白い杭とロープが張られている】

【すずめ岩】
すずめ岩とはどんな岩であろうかと登る前から気になっていた・・・
登路から眺めるこの姿、まさに雀の姿で岩肌も周囲の溶岩と異なり
羽根に相応しい色合いを呈している。
しかも二羽が中岳方角? 向かって並んでいるのも滑稽で
仲の良いおしどり夫婦・・・
色んな事が連想させられる、きつい登りでの癒しとなった。
名付け親に賞賛の言葉を贈りたい(笑)

【登路を振り返る】
溶岩が転がる荒々しいガレ場の急登が続く・・・

【すずめ岩付近から楢尾岳を振り返る】
楢尾岳手前の平らな更地は「仙酔峡ロープウェイ・火口東駅」跡地

【登路にて一休み】

【中岳山頂標識】
登山口からここまで3時間20分(含む休憩タイム)
疲れはしたがこの先には
ピンク(深山霧島)のバラダイスが待っている(笑)・・・

【中岳頂上からの展望】
阿蘇の自然はスケールが大きい・・・
火山ガスが喉を突いたので早々に退散して大鍋に向かう。

【美しい景観】
絵に描いたような南峰への縦走路

【大鍋火口底西入口付近からの眺望】

【月見小屋付近からの景観】
天狗の舞台には沢山の人影で賑わっている。
そして火口底も散策する人影が行き交う・・・

【高岳東峰南に走る稜線から舞台裾野のピンクを望む】

【天狗の舞台から眺める景観】
稜線から大鍋火口底に流れ下るピンク
興奮冷めやらぬ一幕を観ているような美しい景観・・・

【天狗の舞台から眺める景観】
正面には高岳山頂そして稜線を歩く人影も牧歌的であった。

【天狗の舞台から眼下に連なるの北尾根を望む】

【天狗の舞台から鷲ヶ峰を眺望】
頂上の道標が微かに視えている

【天狗の舞台裾の登路から稜線を仰ぐ】

【アップで】

【稜線直下の登路から天狗の舞台を振り返る】
ピンに染まる裾と天空に映える「天狗の舞台」
圧巻の景観を見納めて下山路に着く。

【仙酔峡までの下山路(馬鹿尾根)を確認する】

【下山路(仙酔尾根)から対峙する北尾根を望む】
左から虎ヶ峰(1290m)・鷲ヶ峰(1400m)

過去の山行歴

ブログ開設(2006.9.8)以前は記録は無いが
・職場の登山部で3回
・阿蘇に登る会で1回
・単独で1回
①2006/11/04   高岳       
②2007/12/24 高岳(日の尾尾根ル-ト)
③2012/06/07 中岳(色見行儀松~中岳南峰~中岳~高岳東峰~日の尾峠に縦走)

(2024.6.9  加筆)

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