茜とマリアの笑顔日記

劇団てんにミュージカル女優として所属している望月マリアです。歌手としても初CD「いのち」リリースしました。絶賛発売中♪

ツイてる日記 8/7.8 加藤くるみ追悼公演 くるみちびっこミュージカル20周年記念公演

2010-08-10 23:11:19 | マリアの日記


【この2日間】
☆本番前日リハーサルで、バタバタしていましたが、生徒のメイクや衣装チェック、スタッフさんとの打ち合わせなど最後の最後まで力を尽くすことが出来ましたo(^-^)o


☆一部の「加藤くるみヒストリー」の映像をキャストとスタッフ全員で客席で見させていただきました。先生の生い立ち、生き様などを知ることができ良かったです。
最後に先生からのお手紙が映像とともに流れ驚きました。
先生は後に残った私達に「勝手にリタイアしてしまって申し訳ないです。あなた達の意欲が無くならないか、とても心配です。」という内容を書かれていました。
その時点で私の涙腺が緩み涙が止まらなくなりました。
先生とは2年しかお付き合いできませんでしたが、会った初日から「私ガンなんです。明日から抗がん剤の治療が始まります。私のかわりにミュージカルクラスを引っ張っていって貰えませんか?」と、とても断ることが出来ない状況で半ば強引に決まったお仕事でした。
自分自身も姉を亡くし半年入院して、やっと退院し日常生活に少しづつ慣れてきた時でした。
「こんな精神的にも体力的にも不安定な私に、責任のある仕事ができるのだろうか」と、とても気が重くなったことを覚えています。
先生はいつでも前しか見ずに思ったこと、気になったこと全てを正直に口にされていました。生徒にも容赦がなく「厳し過ぎるんじゃないかな~」と戸惑いも感じました。
探り探りでレッスンをし、あまり積極的にはなれず先生に背中を押されながら必死にレッスンをしていった一年でした。
先生の強引さに逃げ出したくなったり、うんざりしたり、反発心が出たり、心のどこかに「無理矢理やらされている」と言う気持ちを隠しきれませんでした。
しかし、生徒を前にすると不思議と気持ちが落ち着き、夢中に指導をしている自分がいました。「あっ、私、子供好きなんだなぁ~。教える仕事が向いているかも」と何度も感じ、気がつくと「くるみちびっこミュージカル」のことばかり考えるようになっていました。
2年目からは、だいぶ仕事にも慣れ精神的にも落ち着いてきたので、自信を持って仕事をすることができました。その年の夏、岡山校の公演終了をきっかけに先生からの連絡はパタリと途絶えました。先生の旦那様が天国に旅立たれ、先生のガンが再発したからです。
私は「先生に心配をかけないように、しっかり生徒を引っ張っていこう!!そして生徒が舞台で大成功する姿を見てもらい喜んでもらいたい!!」と強く想い、がむしゃらに頑張りました。
そして加古川校と神戸校の公演を大成功で終えることが出来た数日後に先生は天国に旅立たれました。。。
まるで私達の成長を見届けて安心したように。


たぶん、スタッフみんなが心の中で感じていると思います。「先生、ずるいよ。やっと私、仕事が出来るようになったんだよ。頑張ったんだから、しっかり褒めてくださいよ。喜んでくださいよ。そんな成長した私を見てくださいよ。」っと。


2年間で鍛えあげられた私は、すっかり「くるみ」のファミリーとして生きています。どんな形であれ、私の今後の人生を共に歩んで行くファミリーです。


くるみ先生が私達のことを心配してくれていたことが本当に嬉しかったです。


私の天職に出会わせてくれた先生に心から感謝いたします。



☆岡山公演が無事に終了し大変好評でした\^o^/


☆打ち上げで、スタッフや生徒の絆が更に深まりましたo(^-^)o




【まなび】

肉体は滅びても私達の心には永遠に生き続ける。



☆この2日間も最高に幸せでした!!感謝します!!☆

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