藝藩志・藝藩志拾遺研究会

藝州浅野家の幕末史料『藝藩志・藝藩志拾遺』の情報発信サイト

的を得る?

2023年11月10日 23時51分26秒 | オピニオン的解説
TV等で散々話題になって皆知っていると思っていたが、いまだに「的を得る」と書く人が居る。しかも、その辺の若者ではなく、学問的な話題を好みそうな人が。ATOKという日本語入力ソフトを使っていると、「的を得る《「当を得る/的を射る」の誤用》」と注意喚起され、「enter」を押すと、「的を得る」が入力される。長らく、それが常識とされてきたが、最近、状況が変化しつつあるという情報がある。同志社女子大学の教 . . . 本文を読む

本能寺の「能」の字について ~「𠮷」と「吉」の問題から~

2022年05月07日 13時54分41秒 | オピニオン的解説
昔々「吉」と「𠮷」は同じなのか違うのかという議論があった。広島県なので、毛利元就と云えば誰もが知る武将。その出身地が安芸国「吉田」。しかし小学校の漢字テストでは、「𠮷田」と書かなくてはいけなかった。一方で毛利元就の次男は「吉川元春」(きっかわもとはる)。「𠮷」(よし)と「吉」(きち)は書き分ける事とされていた。ところが、ある時からそれが間違いだという事になり、「吉」に統一された。今明治期に編修され . . . 本文を読む

【働く女性応援よくばりハンドブック】が全国に与えた波紋とその問題点

2021年12月02日 19時24分39秒 | オピニオン的解説
広島県が無料配布中の「働く女性応援よくばりハンドブック」何故か急に全国で話題となり、批判の嵐が起こっている。TVのワイドショー等でも取り上げられ、批判的なコメントが強めだと感じられる状況にある。地元のTV局で小規模のリサーチをすると、平日昼間という事も影響あるかと思われるが、否定的な意見が30%、肯定的な意見が70%という結果であった。インタビュー風景を見ていると、比較的若い女性に批判的意見が多い . . . 本文を読む

「薩長同盟盟約書」坂本龍馬の裏書についての考察

2021年11月13日 18時31分14秒 | オピニオン的解説
高知県立坂本龍馬記念館で2021年11月21日まで、宮内庁書陵部所蔵 の「薩長同盟の盟約書」とされる文書が展示されている。(薩長同盟盟約書とされる木戸書簡)但し裏書(朱文字)が展示されていたのは10月中だったという。 (坂本龍馬の裏書の複製)*「薩長同盟盟約書」とは、慶應2年1月に京都小松帯刀邸に於いて薩摩・小松帯刀と長州・木戸順一郎との間で合意した協議内容を木戸順一郎が書面にし、京都薩摩藩邸に居 . . . 本文を読む

コロナの後遺症について思う事

2021年09月24日 15時33分24秒 | オピニオン的解説
コロナ感染で「軽症でも後遺症が長引く場合がある」という話がある。この事について思う事があるので述べたい。ただし、医療関係者でも栄養学の専門家でも無いので、飽くまでも素人が思う処を述べるのだけれど、経験上、他の理由を考えるより自然な事だと思う。尚、特定の商品を奨めようというわけではありません。1年程前、コロナに感染した人に脱毛の症状が出る人が居るという情報があった。その際に、亜鉛が極端に不足している . . . 本文を読む

広島城再建計画に注目すべき理由

2021年03月03日 16時43分06秒 | オピニオン的解説
広島城は1589年に毛利輝元の下に築城が始まり、1599年に完成しました。城下町の整備は1599年福島正則、1619年浅野長晟(ながあきら)と引き継がれました。明治に入って本丸内に大本営が置かれたりしたけれど、毛利時代の天守は残されており、1931年には国宝に指定されました。ところが、1945年の原爆投下により、爆風で倒壊してしまいました。1951年、広島国体に合わせて木造で仮再建(外観)され、終 . . . 本文を読む

「#森喜朗氏は引退してください」

2021年02月06日 22時50分15秒 | オピニオン的解説
この御仁は懲りない人だ。余計な事を云わなければもっと活躍出来た人だと思うのだが、遂に人格者には成れなかった様だ。 人権問題に関して問題意識が多少なりともある人なら、女性蔑視と受け取られる様な話題を持ち出す事はなく、この話題を持ち出した時点で、他人の話を引用しただけだという言い訳は通用しない。それが解っていないから、サービストークのつもりで発言し、批判の対応には、謝罪会見とは形だけの言い訳会見からの . . . 本文を読む

新年の挨拶は何故”おめでとう”なのか

2021年01月01日 15時37分11秒 | オピニオン的解説
”明けましておめでとうございます。”このフレーズは誰もが言っているだろうと思います。で、何故新年になるのがおめでたいのか?若者中心に、「皆が言うから何となく定型文として言っている」という人が多いのではないかと思います。私などは死生観が特別なので、別におめでたくも無いと思っています。こういう考えを持っているのも、基は母親の死から人の生死について長年探求を深めていたからです。結 . . . 本文を読む

穂高健一先生最新刊「紅紫の館」(郷士・日比谷健次郎の幕末)

2020年12月28日 01時07分05秒 | オピニオン的解説
日本ペンクラブ広報担当の穂高健一先生の最新刊が、幕末明治史に一石を投じる内容なので紹介したいと思います。穂高先生は、まだ”薩長同盟”が常識と思われていた頃から、取材を通して少しづつ考えを変化させながら、坂本龍馬と薩長同盟についての常識を覆して、異論を称えてきた方で、歴史小説の世界では定評のある方です。坂本龍馬について論じた公式ブログ (リンク)実は内容は知らなかったものの、 . . . 本文を読む

クリスマスとクリスマスイブの勘違い

2020年12月25日 21時14分23秒 | オピニオン的解説
毎年の事ながら、TVでもSNSでも、今日はクリスマスイブ、明日はクリスマスという言葉が乱れ飛ぶ。でも、実は使い方を間違えている。クリスマスは、12月24日日没から12月25日日没迄の事。クリスマスイブ(クリスマスの夕方)は、12月24日日没後2時間程度の間だけの事。12月25日の日没後は、既にクリスマスではない。90年代頃から12月24日は「イブ」だから23日は「イブイブ」、などと言う人が出始めた . . . 本文を読む

日本人に突きつけられた究極の選択

2020年12月12日 12時03分58秒 | オピニオン的解説
”思想的な事を書き留めてみる頁”というカテゴリーを始めた理由のひとつに、「この世の一般的な人生観だけでは説明できないモノがある」という問題をどう解決するかという課題がありました。非情な事を云いますが、それはこの世の人生観のみで見れば、という但書を付けて於きます。今の段階では、多少多めに説明したところで納得が得られる様な説明にはならないでしょう。以前、「白熱教室」(YouTu . . . 本文を読む

2020~2021 コロナウイルスの事

2020年12月05日 03時47分07秒 | オピニオン的解説
①2020年11月6日②2020年11月18日更新③2020年11月21日更新④2020年11月23日更新⑤2020年12月5日更新(2020年11月6日分)ここ最近、再びコロナ新規感染者が増減しながら徐々に増加傾向に向かっている様です。普段マスクしている人でも感染しているのは変わらず、これ以上どうしたら良いか解らないと思っている人も居るでしょう。ずっと前から云っておりますが、マスクしていても感染 . . . 本文を読む

竈門炭次郎という名前について

2020年11月11日 21時07分36秒 | オピニオン的解説
書くに当って先に云って於くと、世間では「鬼滅の刃」が流行っているらしいが、どうも見る気にはなれない。だから内容は洩れ聞く程度の知識です。どんなに緻密に考えて描いていても、オカルト的な物語は低層世界を描いているに過ぎないからだ。そういう世界に同通したくもないし。そもそも鬼というのは、実際に居るわけではない。鬼そのものは、人間の心を映像化して表現したものなのだから。見ながらツッコミ入れてしまう様では、 . . . 本文を読む

道路使用は許可制?そして本人も否定しようのない違法行為があった!

2020年10月16日 21時59分17秒 | オピニオン的解説
2022年5月20日最後に加筆 2020年10月12日、大阪の戎橋に於いて、れいわ新撰組山本太郎氏が道路使用許可申請を却下されたにも拘わらず街頭演説を強行し、これを警察が妨害したとして起きた騒動につき、何が問題なのかを理解出来ない様なので、これについて考えてみたいと思う。尚、飽迄もこういう事であろうという推測であるので、実際には違う部分もあるかもしれないが、論理的には合っている様に思われる事を述べ . . . 本文を読む

コロナ感染に関する一つの見方

2020年08月23日 15時03分39秒 | オピニオン的解説
 キッチリと資料を示しつつ論理的に述べるべきだとは思うのだけれど、殆ど1年中そんな時間は無いので、説得力の無い話になってしまうと思う。  まず、第一波、第二波という言い方については、第一波が2,3月中旬迄の武漢型だと考えると、4,5月が第二波、7,8月は第三波とするのが妥当だとする意見もある。 なので、ここでは4,5月を「(感染拡大の)第一期」、7,8月を「第二期」と称したい。 第一期の感染者数と . . . 本文を読む