りゅうさんの行き当たりバッタリ見聞録

定年退職後、古里の広島県みはら市にU-ターン。老いてなお好奇心旺盛な(?)りゅうさんの独りよがりの情報発信です。宜しく!

第二の古里ーマレーシアー訪問 <最終話>

2014年09月09日 | 旅行

  第四章 THIS IS MALAYSIA (最終話)

7) 名残り尽きないKL

  ー現地在住日本人の友との別れー

   KLも残り二日、、、。ちょっと日記風に綴って見ます。

 *1-6月24日(火)


  午前中は先にお話ししましたように、クアラ・スランゴールでお猿さんと戯
     れました。そして夜は、20年前、Proton社で苦楽を共にした日本人の友人との会
   食です。
     場所はKLのど真ん中にある「客家(はっか)」というチャイニーズ・レストラン。

   ここは在マ日本人や日本人観光客(含む修学旅行)等の御用達です。
   
私も、かつて駐在していた頃は日本からの出張者やお客さをよく連れて来たも
   のです。 この店の売り物
は、先に紹介した Steam Boat「火鍋」と豚の角煮+包
   (パオ)
です。 勿論、他の中華料理も色々と取り揃えてあり、お値段の方も高か
   ず安からずといったところで人気があるのかもしれません。
  
              
   豚の角煮は当然ですがお店によって味が違います。
   ここのはやや辛めですが、パオに載せて食べると甘辛さがパオの甘さと妙にマッ
   チしてマイウ~です。 また、煮だれにパオを付けても美味しいですね。
   もし、みなさんがマレーシア(KL)を訪れる機会がおありでしたら話のタネにトライ
   
してみてください。         

                
     客家レストラン          角煮+パオ        KL在住の友人  

  *2ー6月25日(水)

  午前中から午後にかけて、私は
釣り仲間のM氏と芝刈り遊びに興じ、奥さん
  はゆっくりと気儘に過ごしたいというので、特に予定なし。
  夕食は、以前住んでいた町の近くにあるローカル色の漂う中華
レストランで
  同氏と共に

  * 先ずは芝刈り(ゴルフ)

   午前8時M氏がホテルまで迎えに来てくれました。
今日はウィークデーで
   もあり、M氏と二人でプレーです。
   
場所はM氏がメンバーのラーマン・プトラと言うゴルフ場。KLから高速
   でおよそ15分北にあります。

   
田舎のゴルフ場と言う表現がピッタリのローカル色豊かなゴルフ場です。
   
数々の小鳥の囀りに加え、野生のお猿さん(うっかりすると食べ物を持って
   行かれます
)や1mクラスのトカゲ等も、「こんにちは」とヒョッコリ
   ご挨拶に出てきます。

   そんな自然を楽しみながらのゴルフは、スコアなどあっ
てないようなも
   の
。一般的にゴルフをやられる方は、スコアとは別にオリンピックとか、  
   スコア差1点10円等と「賭け」をされますが、私もM氏もそう言うの
は好
   みではありませんので、純粋にプレーそのものを楽しみます。

     M氏とは
KL在住時代からの、釣りとゴルフの良き友人です
   この日はウィークデーでもあり、
二人プレーが可能でしたのでのんびりと
   楽しむ
ことが出来ました。 
      因みに、プレーフィーはシニア割引でRM100(\3300)。田舎だから。KL近郊
   だと、2~3倍です。
カートはM氏がメンバーなので彼が払ってくれまし 
   た。

   Kelab Rahman Putra GCC <cf:http://www.krpm.com.my/>

         Hill Course & Lake Course  

                      M氏 Nice Shot 


    * M氏との別れのディナー

   夜は、M氏と共にかつてよく通った中華レストランで Farewell Dinner。
   このレストランは、マレーシア滞在時5年くらい通いま
した。ふた月に一度
   くらいのペースだったと思います。
何故なら、週末の夕食は奥さんの休業日
   で外食にしていましたから。

   レストランはKL中心部を外れた住宅街 "Bangsar"(バンサ)と言う地区にあ
   ります。この地域は別名Lucky Gardenとも呼ばれ地域の人達の生活に欠かせ
   ないところです。
   毎日朝市が開かれ、地域住民の台所とでも言うべきでしょうかね。日曜日の
   夜にはナイトマーケットも開かれ
ます。

   野菜、果物、魚介、肉類、乾物、生花、日用品、衣類等何でも揃います。野
   菜・果物・魚介・肉類は市場の雰囲気とは反対にいずれも新鮮です。
   この辺のところは、別の機会にマレーシア生活事情とでも題してお話ししま
   しょう。

   M氏は奥さんが日本へ行っていることもあり、時の経つのも忘れてビールも
   進み話に花が咲きました。それに、お店のお上さんや従業員の人達とも再会
   を喜び
あいました。
   この次、M氏に逢えるのはいつの日でしょうか?

       どこのレストランもこんな感じです。

            M氏(左)と長い付き合いのお店の
                                 スタッフ

               お上さん(左)、娘さん
             (右から二人目)、スタッフ(右端:このお兄さんは
         22年前に駐在で来た時に別のレストランで働いていました)


8)エピローグ<6月26日(木)>
  
  皆さん、一年振りの再会を心から喜んで下さいました。中でも、私達家族と
  公私
共に20年を超えるお付き合いをさせていただいている、Tさんとその
  ご家族にお逢いできたことは予期していなかっただけに大変嬉しかったです。
 
  サプライズと言うのはこう言う事なんでしょうね。 と言うのは、彼は私の
  契
約が切れる前年に二年間の約束で英国の関連会社立て直しのため派遣され
  ていま
したから。往々にして延長になるのが常だったので期限通りに帰って
  
来ているとは思っていませんでした。

   彼の奥さんとお子さんたちは一足先に帰国されていましたが、彼が現地を引
   き上
げる前に奥さん達は英国に行っていると、かつての同僚から聞いていま
   したが、
タイミング良くマレーシアに帰国されているとは知りませんでした。


   26日の午前中に彼から電話があり、午後、ホテルまで逢いに来てくれると
   言う
ではありませんか!
   英国での暮らしのことや私の契約のこと等々時の経つのも忘れて色々と
話しま
   した。三時間くらい話し込んだでしょうか、荷物の支度があるからと彼の
方が
   気を利かせてくれ、別れを惜しみました。


    Tさんとお嬢さん   

                Tさんと奥さんお嬢さん

 

  でも、彼は後で空港まで見送りに来てくれたのです、これまた長年の友人Yさん
  を伴って!!! Yさんはその昔、強度関係の試験担当で設備の計画から導入ま
  で一緒に汗を流してくれたのでした。彼とも一年振りでしたがとても嬉しかった
  です。もちろん、私の奥さんとも親しくしてくれました。
  忙しい中夜遅いにもかかわらず、わざわざ空港まで来てくれてほんとうに有り難
  かったです。ありがとうございました(Terima Kasih)

  Yさん-- Tさん-- Kiyomi       Yさん-- Ryu-- Tさん


*** ホテルスタッフとの別れ *** 
  7泊もすると、ホテルのスタッフとも仲良しになります。特にレストランのスタッフとは
  毎朝顔を合わせるわけですから。 三日目には顔を覚えていてくれて、朝食に行くと
  直ぐに席へ案内してくれました。 ホントに人懐っこいと言うか世話好きと言う
か、、、
  これはマレー民族、インディアン、チャイニーズを問わず共通しています。
  時間帯にもよりますが、忙しい時間帯が終わる9時過ぎに行けば、色々と話しをする
  こともできます。
  最後の日には記念に写真を撮っていると、手の空いているスタッフたちが自分達も一
  緒にと映るんですよ(パチリ)。

     パンコーナー   女性スタッフとキヨミ 

                りゅうさんキヨミのツーショット

    Tropical Fruits   Honeydue Melon, Dragon Fruit
            Pineapple, Watermelon  
                     My breakfast
                
    この微笑みがいつまでも・・


それでは皆様、長々と拙い旅行記にお付き合い下さりありがとうございました。
再たいつの日か、わたしのお話しをご紹介出来る日がくることを願って。。。。。

 

   御機嫌よう

   

         


第二の古里ーマレーシアー訪問 <第九話>

2014年09月08日 | 旅行

第四章 THIS IS MALAYSIA (つづき)

6) ミニ・トゥリップ ー <2014年6月24日>

   ー クアラ・スランゴール(Bukit Melawati)

   お猿さんとの癒しのひと時のあと、喉が渇いたので丘の頂上で冷たい
飲み物など売っていたので、マレーシアで人気の「アイス・カチャン」を
ひとつ買い求め奥さんと一緒に食べました。このアイス・カチャンというの
は日本で言うカキ氷に、煮豆(大豆のような)+コンデンスミルク+寒天ゼリー
+ココナツミルク+シロップ(イチゴorメロンorレモンetc)+サトウキビの
砂糖又は黒糖などをかけたものです。地方や店で混ぜる内容は変わりますが
豆とコンデンスミルクとココナツミルクは同じです。
因みに、アイス=氷、カチャン=豆、です。 

お味の方も、甘いところと甘さを抑えたところとお店によって違います。
ここで食べたのは甘目だったので私達には”Goo”でした。バイクでの移動式
カキ氷屋さんなんて、私達が子供の頃のアイスキャンデー屋さん(自転車)を
思い出しましたよ。最近の日本の皆さんは、「清潔なの?」っと敬遠されそ
うですが、、、な~んも、問題ありましぇ~んよ。おじさんと暫し世間話を
してお昼を食べに、丘(Bukit Melawati=Melawati Hill)を後にしました。

            
冷たいモノを売っているおじさん。   マレー式カキ氷”アイスカチャン
バイクでの移動式屋台

 

            
遠くマラッカ海峡からの侵入者を     マラッカ海峡を航行する船の心強い
睨む砲台にあるキャノン砲
       味方


            
アイスカチャン片手に記念撮影      Silvered Leaf-Monkey and Cannon
左:奥さん 右:わたし                               Ref:  http://www.kuala-selangor.com/
                                                                                    bukit-melawati-kuala-selangor.html

     Bulit Melawatiから車でおよそ5分でSelangor 川の河口付近にあるFishing
VilledgeのSea Food 
Restaurantへ到着。週末や学校が休みの時などは物凄い人で
十件近くあるレストランは
皆満席で、飛び込みではとても席が取れないくらいです。
ほとんどがMalaysian Chinese
の人達です。Kuala Selangorをはじめこの辺りの村
や町はMalaysian Chineseが結構住んでいますのでChinese Restaurantも多いです。

私達が注文したのは、蟹のチリソース煮と豆苗の大蒜炒め。蟹が小ぶりで食べる
のが面倒で奥さん、チョッピリおかんむりでした(ごめんなさい)

             
Sea Food Restaurant               蟹のチリソース煮と豆苗大蒜炒め
http://www.kuala-selangor.com/kuala-selangor-seafood.html
 

         
マレーシアの貝類:まだこれらを炒めてもらった方が良かったかも、、、、。


Kuala Selangor Fishing Villedge
http://www.kuala-selangor.com/fishing-village-kuala-selangor.html 

ー いよいよ最終章です ー 



第二の古里ーマレーシアー訪問 <第八話>

2014年09月06日 | 旅行

第四章 THIS IS MALAYSIA (つづき)

 6) Mini Trip to Kuala Selangor ー <2014年6月24日>

  ーお猿さんとの楽しいひとときー<Bukit Melawati

   Protonの友人達との Memorial Dinner の思い出も冷めやらぬまま次
の日は
奥さん孝行で、レンタカーを借りてミニトリップです。目指すはKLか
ら北西におよそ一時間半(70km)の所にある、クアラ・スランゴールと言う
田舎町。ここにはポルトガルが統治していた時代の名残が残っています。
更には広大なマングローブの森やそこに生息するオオトカゲや野鳥、猿など
の野生動物などに出会えるのです。ここはKL在住時代に訪れていて、奥さん
のお気に入りのスポットのひとつなのです。今回はポルトガルの砦跡のある
丘へ行って
みました。土日ではなかったため、車で丘をひと巡りすることが
できました。土日は、観光用のトロッコバスのような乗り物で丘や森の中に
ある水族館を巡ることができます。

   今回は普通の日であったため観光客も少なくゆっくりと砲台などが配
置してある丘を散策出来ました。そして、この丘にも棲んでいるお猿さんに
餌付しているおじさんがいるというので寄り道してみました。
インド人のおじさんでバイクにお猿さんにあげるピーナッツや豆などが入っ
た袋を売っていました。なんでも観光客の人に買ってもらってお猿さんにあ
げてもらうのだそうです。そうこうしていると、来るわ来るわ、お猿さんが
小さいのからオッキイのまで。赤ん坊を抱いたお母さん猿も。20~30匹
くらいはいたでしょうか。

   奥さんが食べ物をやろうと一袋買っていると、私達を取り囲むように
してお座りして待っているではありませんか!その内の一匹が奥さんの肩に
上がっておねだり。また他の一匹は袋の中に手を突っ込んで食べ物を取ろう
としています。でも、咬みついたり引っ掻いたりはしないのです。おとなし
いもんです。その昔、高崎山に行ったことがありましたが、目付きが鋭くて
ちょっと怖かったですね。動画も撮ったのですが、Blogではアップロードで
きないのでU-tubeにアップしておきます。他に写真はここに何枚かアップし
ておきますので可愛いお猿さんの様子をご覧ください。 

因みにこのお猿さんは、"Silvered Leaf-Monkeyと言うそうです。彼らの体
色が濃いシルバーがかっているのと、木の若葉を好んで食べるところからこ
の名前が付けられたようです。亜熱帯から熱帯地方に分布しています。
学名は、"Trachypithecus cristatus" だそうです。


 食べ物売りのおじさん。お猿さんが食べ物をくれるのを
        お座りして待ってます。「早くちょうだいよ~」

 首に手をまわして抱っこスタイルのお猿さん。とてもおと
        しく人懐っこいので大喜び奥さん
        (自分の孫は、、、、、(+_+)) 

 「もう、ボクちゃんマテましぇ~ん!」とばかりに、食べ
        物の入った袋に頭を突っ込んで、、、、、。
 
 
「わたしにも、ちょうだいな、、、」とばかりに合図する
        赤ちゃんを抱いたお母さん猿。 

 奥さんからもらった食べ物を美味しそうに食べてます。
        インド人のおじさん曰く、
        「今日はお猿さん達、とてもハッピー!貴方達からたくさん
        食べ物をもらって良かったです」

              
ーー次は同じ丘の砲台などを写真中心でーー
            

 


第二の古里ーマレーシアー訪問 <第七話>

2014年09月04日 | 旅行

第四章 THIS IS MALAYSIA (つづき)

6) 懐かしき友との再会

ーProton Staffsー <2014年6月23日>
   シューさん、ダティンさんとの再会もそこそこに、夜はProtonのスタッフ達との会
食です。 場所はKLから西北西にあるShah Alam(シャーアラム)と言うところで車で
30分くらい。 Dinnerはマレーシア風「寄せ鍋」。現地では「Steam Boat」「火鍋」と
称します。大抵はエアコンの効いた部屋で作って食べますが、時には屋外で汗掻きな
がら「フ~フ~」言って食べます。でも、これはこれで汗をたっぷり掻きますので新陳代
謝が良くなりそうで、、、。マレーシアの夜は25~26℃くらいですし、風でも吹いてい
ればそこそこに涼しさも感じられるもので、日本の皆さんが想うほど暑くはないのです。 

   この日集まってくれたのは、私達家族にとって初めての海外駐在として赴任した
頃(1992~1996年)のProton実験部のスタッフたちでした。今でも現役です。
あの頃若かった彼らも今は、家族持ち。 良いお父さん、お母さんになってました。
お互いの近況やProtonの現況等々話に花が咲き 午後
8時に始まって終わったのは
11時近く。お友達のタクシードライバー(ゾンさん)もやや待ちくたびれた感じでした。
ゾンさんは今回不動産屋さんから紹介してもらって、奥さんの買い物や飲み会の時等
いつもチャーターしてました。一般のタクシーを使うよりは安上がりです。もし、読者の
皆さんの中でマレーシア(KL)に行かれるようなことがあれば、紹介しますよ!
 
Steam boat(マレーシア風寄せ鍋)の中味・・・・・写真(1)
  魚ベースの練り物、豆腐、厚揚げ、各種野菜(レタスを良く使います)、鶏肉、烏賊
  蝦、蟹など食べ放題。 スープはトムヤン、チキンベースと二種類。
  こうしてみると、ほぼ日本の寄せ鍋と変わらないですよね。
  違うのは薬味が辛めということだけです。このSteam boatはマレーシアの人にも
  好まれているようで、マレーシアどこででも食べる事ができます。シンガポールでも
  食べられますので、機会があればお勧めします。食材がChineseとマレーで異なる
  くらいです。今回はマレー風でしたので、豚肉はありませんしお酒も残念ながらナシ
  でした。ビールがピッタリなのですがねぇ~。お酒を召し上がりたい方はChinese系
  のレストランへ行って下さい。漢字で書いてありますので分かります。
 
集まってくれた仲間達 ・・・・・写真(2)(3)(4)

彼らからの贈り物 ・・・・・・・・・写真(5)
   マレーシアを引き上げる時にも記念品をいただきましたが、またまた頂いてしまい
   ました。Proton車のラインアップとKL-Twin Tower、KL-Tower、モスクなどを
   木板に彫刻したものです。

     

          (1)                (2)                    (3)                   (4)               (5)

ーつづくー

 











 

 


第二の古里ーマレーシアー訪問 <第六話>

2014年08月17日 | 旅行

第四章 THIS IS MALAYSIA (つづき)

 マレーシア連邦   KL近郊

5) 懐かしき友との再会 <2014年6月23日>

   マレーシア滞在四日目。今日の予定は、今までお世話になったマレーシアの友人達と再会!
先ず昼食は、1992年以来の友人である旅行社オーナーのシューさんご夫妻と共に。 
シューさんはマレーシアン・チャイニーズ *で、主にマレーシアに来る観光客の受け入れを扱う旅行
社の経営者。でも、こちらから頼めば航空券やホテルの手配から現地旅行社とのタイアップで観光ア
レンジなど何でもやってくれます。知りあいになったきっかけは、マレーシアへ赴任して最初の国内旅
行の手配をお願いしたことでした。マレーシアでは「とうちゃん、かあちゃん」や家族で商売している所
が結構多いのです。航空券や旅行クーポンをもらう時には必ず当時幼かった子供達を連れていって
いましたので、それがきっかけで世間話もするようになり親しくなっていったのでした。
   マレーシアに帰化したチャイニーズの人たちは、大陸のチャイニーズと同じにみられるのを嫌い
ます。シューさん曰くは、「私達と大陸のチャイニーズは文化も生活も考え方もみな違うんだ。」と。
そして、「チャイニーズには違いないが、自分達はマレーシアン・チャイニーズである」と区別して呼ん
で欲しいと言っていました。 私達にはシューさんのほかにも、チャイニーズの友人がいますが、皆さん
一様に同じことを言われていました。

 写真中央シューさん夫妻

   シューさん夫妻との再会もそこそこに、次の友人との再会です。同じくマレーシアン・チャイニーズ
で現在91歳!お歳に似合わずまだ足腰もしっかりされており背筋も伸びていて、とても91歳には見
えません 今は旦那さんに先立たれ、自分のコンドミニアムにお手伝いさんと二人住まい。同じコン
ドミニアムに自分の孫(医者)も住まわれています。 また、アメリカやカナダに居る娘や孫のところへ
行かれるくらいお元気です。
今回も私達をコンドミニアムのロビーまで出迎えてくださいました。 このおばあちゃんとは次の様ない
きさつで知り合ったのです。コンドミニアムはナント、KLツインタワーの傍なのです!

  実は、我が妻が長年白癬菌らしき症状が身体のそこかしこに出来ていて、治らないのです。彼女が
言うには、身体に現れる諸々の症状について色々研究されている美容師の方がいて、その方が言うに
は、現代人の体の中には化学(石油)製品による毒素がたくさん溜まっていて、免疫力の弱い人は動物
の持つ自浄作用が十分でなく、アレルギーなど種々の病気を引き起こしており白癬菌もその一つ、なん
だそうです。 その毒素を出す処方があるのですが、お値段が張り且つ長期間要するためそんなに頻
繁にはいけません。ましてや、マレーシアでは不可能。

  というわけで、我が妻の症状を見た賃貸住宅を世話してもらった、これまたマレーシアン・チャイニ
ーズの不動産屋の奥さんが、そう言ったことに詳しい人を知っていると言うので、紹介してくれたのが、
あのおばあちゃんだったのです。 おばあちゃんが紹介してくれたのは漢方医。数種類の漢方薬を調合
して頂き数か月続けたのですが治癒せず、結局ばあちゃんも諦めたのですが、これがきっかけでお付
き合いさせていただいています。

  このおばあちゃんは未亡人なのですが、旦那さんと二人三脚で不動産業で成功さたのだそうです。
また、旦那さん共々クリスチャンで色々な奉仕活動もされており、その活動が認められ、旦那さんには
”ダトゥー” 夫人には”ダティン”の称号を州の王様から与えられたそうです。 だから、おばあちゃんは
「ダティンさん」と呼ばれています。 私達がこのおばあちゃんに好意を持ったのは、全くそれらしき言動
をされないからです。普通、このような称号をもらったら威張るような立ち居振る舞いをするものですが。

  マレーシアを引き上げて一年余りでしたが、自分の親族でも迎えるかのように喜んで下さいました。
おばあちゃんの部屋(12階)でお茶や果物などの接待を受け小一時間ほどして辞しました、名残り尽き
なかったのですが、、、。 帰りはホテルまで車(もちろんドライバー付)でダティンさんが送って下さった
のです。車もダティン さんほどになれば、ベンツやBMWなど高級車に乗るところですが、なんと、旧式
の日本車でした。これにも感心しましたね。

 Datinさんのコンドのロビーからツインタワーを望む                



            Datinさん(中央)と共に



     
 KL中心部          Datinさんの隣人 



--- 次回はPROTONスタッフおよび日本人の友人との再会編です---