りゅうさんの行き当たりバッタリ見聞録

定年退職後、古里の広島県みはら市にU-ターン。老いてなお好奇心旺盛な(?)りゅうさんの独りよがりの情報発信です。宜しく!

第二の古里ーマレーシアー訪問 <第六話>

2014年08月17日 | 旅行

第四章 THIS IS MALAYSIA (つづき)

 マレーシア連邦   KL近郊

5) 懐かしき友との再会 <2014年6月23日>

   マレーシア滞在四日目。今日の予定は、今までお世話になったマレーシアの友人達と再会!
先ず昼食は、1992年以来の友人である旅行社オーナーのシューさんご夫妻と共に。 
シューさんはマレーシアン・チャイニーズ *で、主にマレーシアに来る観光客の受け入れを扱う旅行
社の経営者。でも、こちらから頼めば航空券やホテルの手配から現地旅行社とのタイアップで観光ア
レンジなど何でもやってくれます。知りあいになったきっかけは、マレーシアへ赴任して最初の国内旅
行の手配をお願いしたことでした。マレーシアでは「とうちゃん、かあちゃん」や家族で商売している所
が結構多いのです。航空券や旅行クーポンをもらう時には必ず当時幼かった子供達を連れていって
いましたので、それがきっかけで世間話もするようになり親しくなっていったのでした。
   マレーシアに帰化したチャイニーズの人たちは、大陸のチャイニーズと同じにみられるのを嫌い
ます。シューさん曰くは、「私達と大陸のチャイニーズは文化も生活も考え方もみな違うんだ。」と。
そして、「チャイニーズには違いないが、自分達はマレーシアン・チャイニーズである」と区別して呼ん
で欲しいと言っていました。 私達にはシューさんのほかにも、チャイニーズの友人がいますが、皆さん
一様に同じことを言われていました。

 写真中央シューさん夫妻

   シューさん夫妻との再会もそこそこに、次の友人との再会です。同じくマレーシアン・チャイニーズ
で現在91歳!お歳に似合わずまだ足腰もしっかりされており背筋も伸びていて、とても91歳には見
えません 今は旦那さんに先立たれ、自分のコンドミニアムにお手伝いさんと二人住まい。同じコン
ドミニアムに自分の孫(医者)も住まわれています。 また、アメリカやカナダに居る娘や孫のところへ
行かれるくらいお元気です。
今回も私達をコンドミニアムのロビーまで出迎えてくださいました。 このおばあちゃんとは次の様ない
きさつで知り合ったのです。コンドミニアムはナント、KLツインタワーの傍なのです!

  実は、我が妻が長年白癬菌らしき症状が身体のそこかしこに出来ていて、治らないのです。彼女が
言うには、身体に現れる諸々の症状について色々研究されている美容師の方がいて、その方が言うに
は、現代人の体の中には化学(石油)製品による毒素がたくさん溜まっていて、免疫力の弱い人は動物
の持つ自浄作用が十分でなく、アレルギーなど種々の病気を引き起こしており白癬菌もその一つ、なん
だそうです。 その毒素を出す処方があるのですが、お値段が張り且つ長期間要するためそんなに頻
繁にはいけません。ましてや、マレーシアでは不可能。

  というわけで、我が妻の症状を見た賃貸住宅を世話してもらった、これまたマレーシアン・チャイニ
ーズの不動産屋の奥さんが、そう言ったことに詳しい人を知っていると言うので、紹介してくれたのが、
あのおばあちゃんだったのです。 おばあちゃんが紹介してくれたのは漢方医。数種類の漢方薬を調合
して頂き数か月続けたのですが治癒せず、結局ばあちゃんも諦めたのですが、これがきっかけでお付
き合いさせていただいています。

  このおばあちゃんは未亡人なのですが、旦那さんと二人三脚で不動産業で成功さたのだそうです。
また、旦那さん共々クリスチャンで色々な奉仕活動もされており、その活動が認められ、旦那さんには
”ダトゥー” 夫人には”ダティン”の称号を州の王様から与えられたそうです。 だから、おばあちゃんは
「ダティンさん」と呼ばれています。 私達がこのおばあちゃんに好意を持ったのは、全くそれらしき言動
をされないからです。普通、このような称号をもらったら威張るような立ち居振る舞いをするものですが。

  マレーシアを引き上げて一年余りでしたが、自分の親族でも迎えるかのように喜んで下さいました。
おばあちゃんの部屋(12階)でお茶や果物などの接待を受け小一時間ほどして辞しました、名残り尽き
なかったのですが、、、。 帰りはホテルまで車(もちろんドライバー付)でダティンさんが送って下さった
のです。車もダティン さんほどになれば、ベンツやBMWなど高級車に乗るところですが、なんと、旧式
の日本車でした。これにも感心しましたね。

 Datinさんのコンドのロビーからツインタワーを望む                



            Datinさん(中央)と共に



     
 KL中心部          Datinさんの隣人 



--- 次回はPROTONスタッフおよび日本人の友人との再会編です---




          

 

 


 

  


第二の古里ーマレーシアー訪問 <第五話>

2014年08月08日 | 旅行

第四章 THIS IS MALAYSIA---Fishing Trip 


                   
マラッカ海峡の孤島Pulau Jarak                南の空は天然のカンバス

4) マラッカ海峡釣行
  一年振りの釣りです。目指すはいまだ「コレゾッ!」と言う思いをしたことのない
Pulau Jarak(ジャラ島)。この島は「ルムッ」と言う港からおよそ25km(4時間)
沖合の無人島で、島の周辺はダイビング・スポットとフィッシング・スポットになって
います。数年前まではこの海域ではRainbow Runner(ツムブリ), 
GT(Great Trevally)等
の回遊魚やハタなど大ぶりのお魚クンが結構釣れていました。甚平ザメくんも二度ほど
舟べりまで寄ってきて「こんにちは(スラマットプタン)」と挨拶して行きましたよ。
コバンザメや小魚などたくさんの家来を連れて。やっぱり、ネイ
ティブ の甚平君は迫力
がありますね!イルカも舟と並走して泳いでいましたしね。自分の目の前でこういった
自然の姿を見られると言うのは最高ですね\(^o^)/!!! 

  ですが、三年前の東北大震災以来、魚影の濃さはなくなってしまいました。
かと言って、市場に出回るお魚クンの種類も数もそんなに変わってはいないので、恐らく
地殻変動の影響が何千キロも離れた海域まで現れているのではないでしょうか、、、、、
お魚くんの回遊ルートや餌になる小魚クン達の棲み家まで変わってしまったのではない
でしょうかね、特に釣り場周辺海域では、、、。

  それでも、夜間に船のクル―の一人が三キロ近い大きな鯛系のお魚クン(フエダイ?)
をゲットしたのです。メンバー皆大騒ぎ! まるで自分が釣り上げたかのように、、、。
それまで、数こそ釣れてはいるものの大物はありませんでしたからねぇ。
わたしもこの獲物を持って、パチリ!

 まるで自分が釣り上げたかのように。。。 

  もうひとつ、私達を喜ばせてくれるハプニングがありました。 それというのは、私の
友人(マッちゃん)の仕掛けに何やら大物が掛かったようなのです。
Rainbow Runnerか、サワラか、それともハタか、、。
マッちゃん曰く、「イヤイヤ、どうも魚の引きではないなあ、これは」
と、これを見ていた現地人のカイロール、「Turtle, Turtle!」(亀だよ、カメ)
そして、カメらしき獲物とおよそ20分くらい格闘の末ついに獲物が姿を現したのです。
そう、カイロールの言うとおり。まさしく、カメそれもアカウミガメではないですか!!!
サイズはやや小振りでしたので、人間で言えば恐らく中学生くらいでしょうか?

このカメさん、よりにもよって釣り餌に食いつかなくてもええのに、、、と思いました。
よっぽどお腹が空いていたのでしょうかねぇ~。
あとちょっとで、船べりまで、、、と言うところでラインがプツリッ!
勿論、はなから確保しようなんて思いませんが、一目で良いから「ごたいめ~ん」といきた
かったです、、、ザ~ンネン!!! ですから、写真もきちんと撮れませんでした。
動画も撮るには撮ったのですがカメさんの姿は駄目でした、、、。 
一応、FBにアップロードしておきます。

 タックルから逃れようと前後の足を必死で動かすカメくん


  今夜はジャラ島沖に停泊します。今回は海がとっても穏やかでまるで湖にいるかのよう
でした。ホントにこれがマラッカ海峡??? というくらいでした。ただ、惜しむらくは
ヘイズの影響で南国らしい真っ青な空が見られなかったことです。
夕食は、釣り上げたお魚クンを使ったマレーシアン・フィッシャマンの料理です。
「ナシゴレン+イカンゴレン+紅茶」 ナシ=米 ゴレン=炒める、揚げる イカン=魚
早い話、「炒飯と魚の素揚げ」です。魚の素揚げも何の下味もなく大蒜を入れた油で揚げる
だけなのですが、これが結構美味いんです。炒飯も大蒜と野菜(こっちの人は何故かレタス
を使う)と生の赤唐辛子と、いたってシンプル。でも、油が少ししか使ってなく意外とサッパ
リしていて魚の唐揚げとよく合っていました


  一般的には、マレーシアの料理はほとんどの場合油をたっぷりと使うので、私はあまり
好きではありません。それに、時々トムヤンベースの料理を作ってくれるのですが、調味料
の中にアレルギーを起こすようなものが入っていることがあります。ですから、ほとんど
場合、食事はインスタントラーメン/焼そばやレトルト食品+パックご飯等々を持っていきま
す。 
ですが、この日の料理ではそんなに油を使ってなかったので、頂戴した次第です。


 マレー式炒飯   魚の素揚げ(ハタ、イトヨリ鯛)


それでは、今回の釣行結果とメンバーを紹介しましょう。

      
ヘイズで霞むマラッカ   釣り仲間     獲物の山分け    果実の王様ドリアン
海峡の日の出 

      
パーム椰子のプランテーション 甘い果汁のランブータン  果実の女王マンゴスチン   今回使った釣り船
を突っ切る直線道路
 

これで、一泊二日のマラッカ海峡での釣り旅行はおしまいです。
小遣いを貯めて一年に一度は楽しみたいですねぇ~。

次は旧友との再会および奥さんとのミニミニトリップをご紹介しましょう。

---- To be continued ----