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Amadeus

クラシック音楽を中心にした音楽評論
カメラ時評ほか

若き名手たちによる室内楽の極

2014-05-08 04:21:04 | Weblog
BSプレミアム クラシック倶楽部 2014年5月7日



  若き名手たちによる室内楽の極
 

 弦楽六重奏曲 変ロ長調 作品18

 弦楽六重奏曲 ト長調 作品36から 第2楽章

 ハンガリー舞曲 第5番
                       ブラームス作曲
                   第3曲 篠崎史紀・編曲
                    バイオリン:長原幸太
                          西江辰郎
                      ビオラ:鈴木康浩
                           大島亮
                      チェロ:上森祥平
                           横坂源

  ~2011年3月26日,東京文化会館小ホールで収録~

  長原幸太
 1981年広島県呉市生まれ。村上直子、小栗まち絵、工藤千博、澤和樹、ロバート・マンに師事。五島みどりのレッスンも受ける。
 安田小学校、広島学院中学校を経て、1999年、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業、2005年、東京芸術大学卒業。その間にジュリアード音楽院に留学するも、退学勧告を受け帰国。サイトウ・キネン・オーケストラにも最年少にて参加。
 2004年9月より大阪フィルハーにニー交響楽団首席客演コンサートマスター、2006年4月より主席コンサートマスター。入団時同楽団の最年少のプレイヤー。小柄な身体から繰り出すエキサイティングな演奏と茶目っ気のあるステージパフォーマンスを身上に楽団を引っぱる存在である。同楽団音楽監督の大植英次は、必ず世界に出てゆく人材、と評している。

  西江辰郎
 1976年生まれ、東京都出身。2001年、24歳で仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任し、2005年より新日本フィルハーモニー交響楽句団コンサートマスターを務める。
 辰巳明子、ティボール・ヴァルガ、影山誠治、藤原浜雄、海野義雄、室内楽を安永徹、市野あゆみ、岡山潔、ガポール・タカーチ=ナジに師事。
 ヴィクトール・ピカイゼン、ゾーリャ・シフムルザーエヴァ、ミシェル・シュヴァルベ、ザハール・ブロン、チョーリャン・リン、クリストフ・ホッペン、ジェラール・プーレ等の指導も受ける。
 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園ソリストディプロマコース修了。スイスへ両学し歴史的大バイオリニスト、Tibor Varga に師事。スイス各地、フランスなどで多数の音楽祭、フェスティバルに出演。2001年から仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務め、2005年より新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任。東京フィロスクァルテット、セレーノ弦楽四重奏団を結成。緑の風音楽賞、せんだい芸術祭大賞、松尾音楽助成、SPC大賞受賞。

  鈴木康浩
 1976年生まれ。桐朋女子高等学校音楽科を経て、1999年桐朋学園大学音楽学部卒卒業。第47回全日本学生音楽コンクールバイオリン高校の部第1位。1996年米国アスペン音楽祭参加。1999年読売新聞新人演奏会出演。1999年第9回クラシックコンクール全国大会ビオラ部門第2位(1位なし)。2000年第2回淡路島しずかホールビオラコンクール第2位。第10回宝塚ヴェガコンクール弦楽部門第1位。これまでにバイオリンを辰巳明子に、ビオラを岡田伸夫に師事。

  上森翔平
 東京芸術大学在学中に日本音楽コンクール第1位、および松下賞受賞。各地で開催されたデビューリサイタルでは、その高い表現力や表情豊かな包容力が誌上で高く評価された。
 1999年、2000年宮崎国際室内楽音楽祭でアイザック・スターン、エマニュエル・アックス、ジュリアード・クァルテットの各氏に師事。東京芸術大学にてヨーヨー・マのマスタークラスを受講。2001年ベルリン芸術大学留学。2004年J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲連続演奏会で成功を収め、誌上で絶賛される。

  横坂源
 2002年7月、チェリストの登竜門として知られる全日本ビバホール・チェロコンクールでの最年少(15歳)を始め、コンクールでの受賞歴多数。2005年には第15回出光音楽賞を、2008年には第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2009年5月には全ドイツ学生音楽コンクールで第1位(室内楽)を、2010年9月には第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で第2位を受賞し、国際的なチェリストとしてのキャリアを本格化させる。
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川久保、遠藤、三浦 トリオ長岡公開

2014-05-07 05:25:34 | Weblog
BSプレミアム クラシック倶楽部 2014年5月6日


  川久保賜紀 遠藤真理 三浦友理枝 トリオ演奏会


 1.ユモレスク 作品 101 第7   ドボルザーク作曲

 2.チャールダーシュ           モンティ作曲

 3.ハンガリー舞曲 第6番       ブラームス作曲

 4.なき王女のためのパヴァーヌ      ラヴェル作曲
                     山田武彦編曲
 5.ピアノ三重奏曲 イ短調        ラヴェル作曲
     
      田中奈緒子(ナレーション)
                バイオリン:川久保賜紀
                   チェロ:遠藤真理
                  ピアノ:三浦友理枝
 
[収録:2011年7月20日, 新潟県・長岡リリックホール]

  川久保賜紀
 1979年アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのバイオリニスト。
 ロサンゼルスに移住した歯科技工士の両親のもとに生まれ、4歳の頃からピアノを、5歳の時にバイオリンを始め、ロサンゼルスのコルボーン音楽院でロバート・リプセットに師事した。その後、ジュリアード音楽院に進み、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫に師事。
 1994年、ジョン・ウィリアムズ指揮ボストン・ポップスとの共演で、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリッチオーソ」の演奏がアメリカでテレビ放映された。
 1995年、16歳の時リューベック音楽院に留学し、ブロンに師事。ブロンがケルン音楽大学に移るとともに同大学に移った。1997年、エブリー・フィッシャー書を受賞、また、初来日公演として、東京国際フォーラムのこけら落とし公演でチョン・ミュンフン指揮アジア・フィルハーモニー管弦楽団とチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を演奏した。
 2002年チャイコフスキー国際コンクール最高位入賞(1位なしの2位)。同時に、ロシア作曲家協会による「現代音楽の優れた演奏に対する特別賞」受賞。2001年サラサーテ国際バイオリン・コンクール優勝。2004年、出光音楽賞を受賞。
 クリーヴランド管弦楽団、デトロイト交響楽団、サンフランシスコ交響楽団等アメリカの主要オーケストラと共演。日本においてもツアー、演奏会を行った。チューリッヒ音楽院でブロンに師事。
 2008年、チェリストの遠藤真理、ピアニストの三浦友理枝とトリオを結成した。

  遠藤真理
 1982年生まれ、神奈川県相模原市出身の日本のチェリスト。東京芸術大楽音楽学部附属高等学校卒業。2005年東京芸術大学を主席で卒業。同学内にて福島賞、安宅賞、アカンサス音楽賞、NTTドコモ賞を受賞。同年オーストリアのザルツブルク・モーツアルテウム大学に留学し、2007年マギスター課程を最高点で卒業。同年第56回神奈川文化賞未来賞受賞。2009年第8回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の龍馬伝紀行(第3部)の音楽を担当。2005年5月22日、神戸ワールド記念ホールで開催された、1000人のチェロ・コンサートに参加。
 2003年第72回日本音楽コンクールで第1位、2006年「プラハの春」国際コンクールにて第3位(1位なし)、2008年エンリコ・マイナルディ国際コンクールにて第2位。
 これまでに、アンサンブル金沢、大阪フィル、神奈川フィル、札幌響、新日本フィル、東京フィル、東響、名古屋フィル、山形響など国内の主要オーケストラに招かれ、小林研一郎、井上道義、金聖響、飯森範親、ゲルハルト・ボッセ、ジャン・ピエール・ヴァレーズなど数々の指揮者と共演。ドイツ・キームガウ春の音楽祭ではアンサンブル・ラロとの共演、ザルツブルグにてザルツブルク・ゾリステンとの共演など、室内楽奏者としても活躍中。2006年紀尾井ホールにてリサイタルデビュー。ウィーン室内管弦楽団、プラハ交響楽団との共演など、活動の幅を広げている。今後の活躍が大変楽しみな若手チェリストの一人である。

  三浦友理枝
 1981年生まれの日本のピアニスト。容姿も優れた演奏者として音楽をテーマとした映画「神童」にも登場。東京都太田区出身。YAMAHAマスタークラスに在籍していた。フェリス女学院高等学校卒業後、渡英。2001年英国王立音楽院入学、2005年7月王立音楽院大学課程を主席で卒業。経歴上YAMAHAの支援が多く、鍵盤楽器製品の試演・紹介を行うことも多い。2007年同音楽院・修士課程を主席で修了。2001年、第47回マリア・カナルス国際音楽コンクールピアノ部門第1位、および金メダル、最年少ファイナリスト賞、カルロス・セブロ特別メダル賞受賞。2006年、第15回リーズ国際ピアノコンクールにて特別賞を受賞。これまでに、サル・コルトー、カタルーニャ音楽堂、ルトスワフスキーホール、サントリーホール、東京文化会館などで演奏を行った他、東京フィル、読売日響、日本フィル、東京シティ・フィル、大阪フィル、大阪響、名古屋フィル、九州響、広島響、仙台フィル、山形響、札幌響、シンフォニア・ヴァルソヴィア、カイロ響等、国内外の主要オーケストラと多数共演。
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ウィーン少年合唱団 演奏会

2014-05-06 06:01:32 | Weblog
 BSプレミアム クラシック倶楽部 2014年5月5日



  ウィーン少年合唱団 演奏会

 愛を感じて(映画”ライオン・キング”から) エルトン・ジョン作曲

 宮崎駿アニメメドレー(もののけ姫~となりのトトロ) 久石譲作曲

 花は咲く                  菅野よう子作曲

 ふるさと  岡野貞一、ゲラルト・ヴィルト編曲

 ハースバハのヨーデル  ゲラルト・ヴィルト編曲

 羊飼いの女  ゲラルト・ヴィルト編曲
 
 ピエ・イエス  アンドリュー・ロイド・ウェッパー作曲

 ウィーンわが夢の街          ジーツィンスキー作曲

 鍛冶屋のポルカ         ヨーゼフ・シュトラウス作曲

 ワルツ 「美しく青きドナウ」   ヨハン・シュトラウス作曲ほか

 ポルカ”ハンガリー万歳”      ヨハン・シュトラウス作曲

 津和野の風  森ミドリ作曲

      合唱:ウィーン少年合唱団
      指揮・ピアノ:キム・ボミ

 [収録:2013年5月18日/東京オペラシティ コンサートホール]

   ウィーン少年合唱団
  ウィーン少年合唱団(Wiener Sängerknaben)は、1498年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世が、宮廷礼拝堂少年聖歌隊として創設した少年合唱団である。原型はインスブルックのヴィルテン少年合唱団で、マクシミリアン1世がウィーンでの新宮廷礼拝堂少年聖歌隊設立の際に、ヴィルテン少年合唱団のメンバーをウィーンに連れてきたものである。
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N響コンサート 第1775回定期公演

2014-05-05 05:19:46 | Weblog
クラシック音楽館 2014年5月4日


 N響コンサート 第1775回定期公演


1.アンダンテ・フェスティヴォ   シベリウス作曲

2.バイオリン協奏曲 二短調作品47  シヴェリウス作曲

3.交響詩「四つの伝説」作品22   シベリウス作曲
 「レンミンケイネンと乙女たち」
 「トゥオネラの白鳥」
 「トゥオネラのレンミンケイネン」
 「レンミンケイネンの帰郷」

     管弦楽:NHK交響楽団
     指揮:尾高忠明
     バイオリン:ワン・ジジョン

 [収録:2014年2月8日/NHKホール]

  ワン・ジジョン
 
PROFILE



中国国家大劇院のオープニングなど数々の重要なコンサートでソリストを務め、ヘルシンキ・フィル、サンクトペテルブルク響、フランス放送フィルとの共演などでも大成功を収めているアジアの類稀なる新星。上海音楽院で学び、チョーリャン・リンやズッカーマンの指導も受けた。1998年メニューイン・コンクールのジュニア部門で優勝。現在ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でコーリャ・ブラッハーのもと、さらに研鑽を積んでいる。
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2013宮崎国際音楽祭 ミーシャ・マイスキー 協奏曲の夕べ

2014-05-04 06:00:13 | Weblog
 BSプレミアム クラシック倶楽部 2014年2月3日


 
   2013宮崎国際音楽祭 ミーシャ・マイスキー協奏曲の夕べ
 

歌劇”エフゲーニ・オネーギン”から青春の日は遠く過ぎ去り
                       チャイコフスキー作曲

 ロココ風の主題による変奏曲作品33      チャイコフスキー作曲

 チェロ協奏曲第1番イ短調作品33        サン・サーンス作曲

 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007から前奏曲    バッハ作曲

           チェロ:ミーシャ・マイスキー
           指揮:広上淳一
           管弦楽:宮崎国際音楽祭管弦楽団

 [収録:2013年5月14日/メディキット県民文化センターアイザックスターンホール]

  ミーシャ・マイスキー
 ミッシャ・マイスキー(Mischa Maisky, 1948年1月10日 - )はラトヴィア(旧ソビエト連邦)出身のチェロ奏者。名前はミーシャとも。ラトヴィア語名、Miša Maiskis(ミシャ・マイスキス)。


2006
現在もっとも活躍している世界的チェリストのひとり。同じリガ生まれのヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルはマイスキーの1年先輩にあたり、クレーメル主宰のロッケンハウス音楽祭には定期的に出演している。マルタ・アルゲリッチとの共演をはじめ、室内楽にも精力的に取り組んでいる。レパートリーは幅広く、チェロ用に書かれた作品のほか、フランツ・シューベルトの歌曲をチェロで演奏するという試みもある。
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ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ演奏会

2014-05-03 06:02:06 | Weblog
 BSプレミアム クラシック倶楽部 2014年5月2日
 


 ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ演奏会


 楽器の技法~グレン・グールドへのオマージュからJ.S.バッハに捧ぐ~
   バイオリンと”エコー”のための          シルヴェストロフ作曲

 楽器の技法~グレン・グールドへのオマージュから
   パルティータ第6番ホ短調BWV830からサラバンド~
    バイオリン・ソロと弦楽六重奏のための          バッハ作曲
                            デシャトニコフ編曲

 交響曲 第10番イ短調作品98             ヴァインベルク作曲
           バイオリン:ギドン・クレーメル
           室内合奏:クレメラータ・バルティカ

  [収録:2012年11月3日/東京・サントリーホール]

  ギドン・クレーメル
 7歳の時にリガの音楽学校へ入学、16歳で早くもソヴィエト連邦内の音楽コンクールで優勝した。のちにモスクワ音楽院では大ヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフに師事。1967年、ブリュッセルのエリーザベト王妃国際音楽コンクール第3位。69年パガニーニ国際コンクール優勝。70年にはチャイコフスキー国際コンクールでも優勝。ソヴィエト連邦内のツアーを行った後、75年にドイツで初めてのコンサートを開き、西側ヨーロッパでの鮮烈なデビューを飾った。以降西側での名声が一気に高まり、翌年ザルツブルク音楽祭に招かれた。77年にニューヨークへ進出、アメリカでも名声を博した。97年にはバルト三国の若い演奏家20数名を集め、永年の夢であった室内アンサンブル『クレメラータ・バルティカ』を結成、ヨーロッパおよびアメリカ・ツアーを敢行する。その功績により2001年ユネスコ国際音楽賞を受賞、02年にはグラミー賞最優秀室内楽演奏賞を受賞するなど、旺盛な活動は高い評価を得ている。
使用楽器は、ストラディバリウス、1730年製グァルネリ・デル・ジェス“エクス・ダヴィッド”などを経て、現在は1641年製ニコロ・アマティを使用している。

  クレメラータ・バルティカ
 クレメラータ・バルティカ(Kremerata Baltica)は、ラトビア・リガに本拠地がある室内オーケストラである。ドイツ・ハンブルクやオーストリアにも拠点がある。
1997年にギドン・クレーメルにより、バルト三国の若手奏者を集めて設立。現在までクレーメルが芸術監督を務めている。レパートリーはクラシック音楽の一般的なレパートリーの他、現代音楽や他ジャンルに及んでおり、曲により柔軟な編成を採っている。バルト三国各地でのコンサートの他、世界各地でツアーを行ったり、様々な音楽祭に出演したりしている。

レコーディングは、モーツァルトやショスタコーヴィッチの作品集、ピアソラ作品集などがある。
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フェリシティー・ロット ソプラノ・リサイタル

2014-05-02 04:38:15 | Weblog
BSプレミアム クラシック倶楽部 2014年5月1日



  フェリシティー・ロット ソプラノ・リサイタル
 

 歌曲集"ミルテの花”から”きみにささぐ”
                    リュッケルト作詞
 歌曲集”ミルテの花”から”くるみの木”
                      モーゼン作詞
 ”三つの歌”作品83から”献身の花”
                    リュッケルト作詞
 ”六つの詩”作品90から”わたしのばら”
                      レーナウ作詞
 ”こどものための歌のアルバム”から”時は春”
                      メーリケ作詞
 ”歌曲集 第2集”作品51から”愛の歌”
                       ゲーテ作詞
 ”ウィルヘルム・マイスターからの歌曲集”から
                ”悲しそうに歌わないで”
                       ゲーテ作詞
                     シューマン作曲
 喜歌劇”ジェロルスタン大公妃殿下”から
                ”あの人に伝えてください”
 喜歌劇”ジェロルスタン大公妃殿下”から
                ”ああ私は兵隊さんが好き”
                  オッフェンバック作曲
 喜歌劇”熱中”から”恋は野の鳥”
 喜歌劇”仮面の恋人”から”恋人がふたり”
                      メサジュ作曲
 喜歌劇”ほろ苦さ”から”もし愛がすべてなら”
 ピッコラ・マリーナの居酒屋で
                      カワード作曲
 ニューカッスルの生まれかね        イギリス民謡
                      ブリテン編曲
 あすの朝         リヒヤルト・シュトラウス作曲
                      マッケイ作詞

            ソプラノ:フェリシティー・ロット
              ピアノ:グレアム・ジョンソン
                ナレーション:田中奈緒子

  [20011年4月15日,東京・王子ホールで収録]

  フェリシティ・ロット
 ディム・フェリシティ・アン・エミウィーラ・ロット1947年生まれ。イギリス、チェルトナム出身のソプラノ歌手。
 早くから音楽的才能を現し、5歳でピアノを習い始めた。バイオリンも演奏し、12歳で歌のレッスンを開始した。1969年にロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校を卒業し、フランス語とラテン語の学位を取得したが、1967ー68年からの一部でフランス、グルノーブルの音楽院で歌のレッスンを受けている。1973年、プリンシパル賞を受賞して王立音楽アカデミーを卒業した。
 1975年、イングリッシュ・ナショナル・オペラのモーツアルト「魔笛」のパルミーナ役でデビューを果たした。1976年にはロイヤル・オペラ・ハウスでヘンツェ”We Come to the River”の初演に出演。1977年にはストラヴィンスキー「放蕩者のなりゆき」のアン・トゥルーラヴ役でグラインドボーン音楽祭に初出演し、同音楽との長きにわたる関係が始まる。
 また、彼女はコヴェント・ガーデンと緊密な関係を築き、ブランシェ、エレン・オーフォード、エーファ、アルマヴィーヴァ伯爵夫人、元帥夫人などの役を演じ、ウィーン、ミラノ、パリ、ブリュッセル、ミュンヘン、ハンブルク、ドレスデン、ニューヨーク、シカゴなど世界の主要なオペラハウスに出演している。
 ロンドン・フィルハーモニー合唱団・管弦楽団とのモーツアルト「レクイエム」二短調ほか数多くのレコーディングを行い、アカデミー賞8部門を受賞した映画「アマデウス」オリジナル・サウンドトラックのソリストとしてもフィーチャーされている。
 今回の演奏会は過日の東日本大地震による被害に対して急遽来日しお見舞いの意を表したものである。
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ロジェ・ムラロ ピアノ・リサイタル

2014-05-01 05:25:40 | Weblog
クラシック倶楽部 2014年4月30日


 ロジェ・ムラロ ピアノ・リサイタル


ハイドンの名によるメヌエット  ラヴェル作曲

組曲「クープランの墓」     ラヴェル作曲

夜のガスパール         ラヴェル作曲

       ピアノ:ロジェ・ムラロ

 [収録;2014年1月12日/トッパンホール]

 
ロジェ・ムラロ(ピアノ)
Roger MURARO

©Alix Laveau
1959年リヨン生まれ。パリ音楽院でイヴォンヌ・ロリオに師事。81年フランツ・リスト国際音楽コンクール(イタリア・パルマ)、86年チャイコフスキーコンクール入賞。88年、パリでのメシアン《幼な子イエスにそそぐ20の眼差し》を演奏の際に作曲家本人から激賞され、メシアン作品演奏の第一人者として認められた。
これまでに、ズービン・メータ、ダニエル・バレンボイム、ヴァレリー・ゲルギエフ、チョン・ミョンフン、ケント・ナガノ、シルヴァン・カンブルラン、佐渡裕など名だたる指揮者のもと、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団など、世界の主要オーケストラと共演を重ねている。
リサイタルは、2003年パリのシャンゼリゼ劇場でのラヴェル/ピアノ作品全曲コンサートの成功を機に、世界各地で精力的に行っている。
04年初来日。トッパンホールには、07年に初登場。08年の2度目の出演では、《幼な子イエスにそそぐ20の眼差し》全曲演奏会で高い評価を得た。11年の来日ではカンブルラン指揮/読売日本交響楽団と共演、リサイタルではリスト《幻想交響曲》の全曲ピアノ版を成功させた。
主なCDは、メシアン作品全曲録音、ラヴェル・ピアノ作品全曲録音のほか、「展覧会の絵」「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲」「ラベル:ピアノ協奏曲 ト長調、左手のための協奏曲」(以上Accord)、ベルリオーズ/リスト「幻想交響曲」(IMS/デッカ)等がある。最新盤はチョン・ミョンフン指揮/フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とのラヴェルのピアノ協奏曲ライヴ録音(ドイツ・グラモフォン)を、11年にリリースしている。
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IL DEVU リサイタル

2014-04-30 05:28:42 | Weblog
  BSプレミアム クラシック倶楽部 2014年4月29日


  IL DEVU リサイタル


 国内外の第一線で活躍するオペラ歌手、大槻孝志、望月哲也、青山貴、山下浩司とピアニストの河原忠之のユニット、美しく、ふくよかな男声アンサンブルによる名曲の数々

 アヴェ・マリア K.554               モーツアルト作曲
 ミサ曲 「永遠のキリストの恵み」からキリエ    パレストリーナ作曲
 わが肌は黒けれど                    カザルス作曲
 思い出させたまえ聖母マリアよ              カザルス作曲
 「レクイエム」からああイエスよ アンドリュー・ロイド・ウエーバー作曲
                        ジョン・レヴィット編曲
 ユリとバラの花を                ボブ・チルコット作曲
 ダニー・ボーイ                 アイルランド民謡作曲
                         ボブ・チルコット編曲
 おぼろ月夜                       岡野貞一作曲
                         ボブ・チルコット編曲
 夢みたものは                      木下牧子作曲
 ロマンチストの豚                    木下牧子作曲
 さびしいカシの木                    木下牧子作曲
 オール・バイ・マイセルフ           エリック・カルメン作曲
 ネッラ・ファンタジア            エンニオ・モリコーネ作曲
 ぜんぶ                         相澤直人作曲
 マイ・ウェイ      ジャック・ルヴォー&クロード・フランソワ作曲

 <演奏>
               テナー:   大槻孝志
               テナー:   望月哲也
               バリトン:   青山貴
               バス・バリトン山下浩司 
               ピアノ:   河原忠之

 [収録:2012年4月18日/白寿ホール]
  
 
  大槻孝志
 東京芸術大学卒業。東京芸術大学大学院ソロ科修了。
 二期会オペラ研修所マスタークラス修了。終了時に優秀賞ならびに奨励賞を受賞。
 シュトゥットガルト音楽大学リート科やイタリアに留学。
 2004年ノルトハウゼン歌劇場管弦楽団来日公演「アイーダ」伝令役で名歌手のF・コソットら外人ソリストと共演しその資質に高い評価を受けた。2004年日生劇場オペラ公演「後宮からの逃走」ペドリロ。2005年新国立劇場小劇場公演レオンカヴァルロ作曲「ザザ」アウグスト&マルコ、2006年新国立劇場小劇場公演ヘンデル作曲「セルセ」タイトルロール。「フラ・ディアヴォロ」以後も新国立劇場主催公演「西部の娘」郵便屋、「ファルスタッフ」バルドルフォ、「軍人」ビルツェル等立て続けに出演。2005年国際セルバンテス音楽祭(メキシコ)に「夕鶴」公演に与ひょうで参加、地元紙に連日報道されるなど人気を集めた。2007年サイトウ・キネン・フェスティバル「スペードの女王」チャプリッキー。また2008年コンヴィチュニー演出東京二期会公演「エフゲニー・オネーギン」レンスキーで出演、恵まれた美声と堅実な役作りと歌唱は次世代を担う歌手として多いに期待されている。二期会会員。
 
  望月哲也
 1973年生まれ。聖徳大学兼任講師。東京都府中市出身。2007年に87歳で亡くなった国際的なテナー歌手、エルンスト・ヘフリガー最晩年の愛弟子の一人である。
 東京都府中西高等学校を卒業後、東京芸術大学音楽学部声楽科に進み、東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ科修了。大学在学中に安宅賞、松田トシ賞受賞。また、NTTドコモより奨学金授与。その後、二期会オペラスタジオに入所、終了時に最優秀賞を受賞。その他、第35回日伊声楽コンコルソ第3位、第11回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位、第70回日本音楽コンクールオペラ・アリア部門第2位入賞など。
 これまでに「魔笛」「コジ・ファン・トゥッテ」「こうもり」「椿姫」「愛の妙薬」等に出演。2002年には小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトに参加し、「ドン・ジョヴァンニ」(演奏会形式)のドン・オッターヴィオ役で出演、また、二期会公演「ポッペアの戴冠」ではネローネ役を演じる。2004年7月の二期会公演「ドン・ジョヴァンニ」(宮本亜門演出)でも聴衆を魅了した。レパートリーは、通常のオペラ・声楽作品にとどまらず、宗教音楽の分野でもその活躍は目覚ましい。彼の師匠であるエルンスト・ヘフリガーは生前、エヴァンゲリストは歌手として世界的な名声を得ていたが、望月も師匠に倣って、バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」のエヴァンゲリストや、ヘンデル「メサイア」ベートーベン「ミサ・ソレムニス」等の公演にも多数出演し、聴衆を魅了している。ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮のNHK交響楽団等、著名な指揮者・オーケストラとの共演も多い。二期会会員。                                  
  青山 貴
 東京都出身。都立中西高校、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時に第9回松田トシ賞受賞。同大学院修士課程オペラ科修了。第47回、第50回藝大メサイア公演。宮内庁主催桃華楽堂演奏会に出演。
 オペラでは1999年藝大定期「コシ・ファン・トゥッテ」グリエルモ役、第10回藝大オペラプロジェクト「ラ・チェネレントラ」ダンディー二役、東京室内歌劇場「魂と肉体の劇」忠告役、新国立劇場オペラ研修所公演「魔笛」パパゲーノ役、同じく「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵役、同じく「こうもり」ファルケ役で出演。2003年には新国立劇場「ホフマン物語」ヘルマン役で出演した。
 コンサートでは、第18回台東区民「第九」、藝大定期ヴェルディ「レクイエム」、同じくモーツアルト「レクイエム」、その他フォーレ「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、バッハ「ロ短調ミサ」、「マタイ受難曲」(イエス、バスソロ)」、ブラームス「ドイツレクイエム」、オルフ「カルミナブラーナ」等のソリストを務める。
 二期会オペラスタジオ第44期マスタークラス修了。終了時に最優秀賞受賞。川崎静子賞を受賞。新国立劇場オペラ研修所第4期生修了。大久保省三、鈴木寛一等に師事。二期会会員。 
  
 山下浩司
 山梨県笛吹市出身。国立音楽大学卒業。同大学院歌曲専攻修了。
 その後オーストリアのザルツブルク及び、ウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む。
 第9回日本モーツアルト音楽コンクール第1位。第7回J.S.G.国際歌曲コンクール第3位。
 オペラでは小澤征爾音楽塾プロジェクト「こうもり」、「ラ・ボエーム」、「セビリアの理髪師」の演目で日本各地及び中国の天津・上海での特別演奏会に出演する。サイトウキネン・フェスティバル松本「ヴォツェック」、「スペードの女王」。東京のオペラの森「エレクトラ」、「オテロ」、「タンホイザー」。東京室内歌劇場・別宮貞雄作曲「井筒の女」。東京二期会「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」、「魔笛」、「カプリッチョ」。新国立劇場「魔弾の射手」、「ムツェンスクのマクベス夫人」等、注目の公演に出演し好評を得る。共演した指揮者は小澤征爾、若杉弘、沼尻竜典、高関健、金聖響、U.シルマー、M.ホーネック、D.エッティンガー他、演出家は栗山昌良、宮本亜門、R.カーセン、P.ムスバッハ、C.ミーリッツ、J.ローウエルス他。
 ドイツ歌曲においても豊富なレパートリーを持ち、日本各地で演奏会に出演する。
 また、バッハ「マタイ受難曲」、モーツアルト「レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、ベートーベン「交響曲第九番」など、宗教曲及びコンサートのソリストとしても活躍している。国立音楽大学専任講師。二期会会員。
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ギドン・クレーメル ピアノ・トリオ演奏会

2014-04-29 07:29:02 | Weblog
クラシック倶楽部 2014年4月28日


  ギドン・クレーメル ピアノ・トリオ演奏会


​ピアノ三重奏曲 イ短調作品50”偉大な芸術家の思い出”      チャイコフスキー作曲

         バイオリン:ギドン・クレーメル
         チェロ:ギードレ・ディルヴァナウスカイテ
         ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ

 [収録:2012年11月4日/東京・サントリーホール]

 ギドン・クレーメル
 7歳の時にリガの音楽学校へ入学、16歳で早くもソヴィエト連邦内の音楽コンクールで優勝した。のちにモスクワ音楽院では大ヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフに師事。1967年、ブリュッセルのエリーザベト王妃国際音楽コンクール第3位。69年パガニーニ国際コンクール優勝。70年にはチャイコフスキー国際コンクールでも優勝。ソヴィエト連邦内のツアーを行った後、75年にドイツで初めてのコンサートを開き、西側ヨーロッパでの鮮烈なデビューを飾った。以降西側での名声が一気に高まり、翌年ザルツブルク音楽祭に招かれた。77年にニューヨークへ進出、アメリカでも名声を博した。97年にはバルト三国の若い演奏家20数名を集め、永年の夢であった室内アンサンブル『クレメラータ・バルティカ』を結成、ヨーロッパおよびアメリカ・ツアーを敢行する。その功績により2001年ユネスコ国際音楽賞を受賞、02年にはグラミー賞最優秀室内楽演奏賞を受賞するなど、旺盛な活動は高い評価を得ている。
使用楽器は、ストラディバリウス、1730年製グァルネリ・デル・ジェス“エクス・ダヴィッド”などを経て、現在は1641年製ニコロ・アマティを使用している。
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