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クラシック音楽を中心にした音楽評論
カメラ時評ほか

NHK音楽祭2015イルジー・ビェロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

2015-11-16 05:58:38 | clasic
クラシック音楽館 2015年11月15日


NHK音楽祭2015イルジー・ビェロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団


わが祖国  スメタナ作曲

 管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:イルジー・ビェロフラーヴェク

 [収録:2015年11月4日/NHKホール]

 イルジー・ビェロフラーヴェク

イルジー・ビエロフラーヴェク(Jiří Bělohlávek, 1946年2月24日 - )は、チェコ指揮者

 
Jiří Bělohlávek at the Suntory Hallin Tokyo, October 2013

プラハ生まれ。5歳からピアノを、11歳からチェロを学んだ。14歳でプラハ音楽院に入学、ボフミール・リシュカと、フランティシェク・ヘルトル指揮法を学んだ。1967年にプエルラールム・プラゲンシス交響楽団という女性だけで組織されたオーケストラを指揮し、指揮者デビューした。1968年セルジウ・チェリビダッケの下で研鑽を積んだ。1970年オムロツ指揮者コンクールで第1位を獲得、同年からチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者となり、1973年までヴァーツラフ・ノイマンのアシスタントを務めた。1973年ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任した。1974年プラハ交響楽団とともに初来日し、以後たびたび来日を重ね、国内オーケストラとの共演も多い。1975年カラヤン国際指揮者コンクールで入賞。1977年にはプラハ交響楽団の首席指揮者となった。1990年にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者の地位を得た。民主化後の新生チェコ・フィルとして期待されたが、1993年にドイツ人指揮者ゲルト・アルブレヒトにその座を明け渡した。その後、プラハ国民劇場の音楽監督に就任している。2006年7月からBBC交響楽団の首席指揮者を務めていたが、2012年から再度チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲いた。客演活動も頻繁で、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団には頻繁に客演するほか、ベルリン・フィルやボストン交響楽団など、メジャー・オーケストラを頻繁に指揮している。プラハ芸術アカデミーではヤクブ・フルシャに指揮を教えた。

ノイマンやズデニェク・コシュラーといった往年の名指揮者と比較され、過小評価されがちであるが、オーケストラを歌わせるテクニックは引けを取らない。ドヴォルザークブラームススメタナといった、チェコ人指揮者が伝統的に得意とする作曲家の作品をレパートリーとして演奏するが、その中でもマルティヌーの作品には特別な共感を持つと、自身も認めている。レコーディングはスプラフォンを中心に行い、相当数をリリースしている。

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2015-11-15 12:01:09 | clasic

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N響コンサート 第1813回定期公演

2015-11-15 06:32:12 | clasic
      クラシック音楽館 2015年8月16日



       N響コンサート 第1813回定期公演



      正指揮者・尾高忠明によるロシア・プログラム。


      1.ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調作品23  チャイコフスキー作曲


      2.交響曲 第1番 二短調作品13  ラフマニノフ作曲



        管弦楽:NHK交響楽団

        ピアノ:小山実稚恵

        指揮:尾高忠明


       [収録:2015年6月17日/サントリーホール]


       小山実稚恵

小山実稚恵 ピアノ・リサイタル

小山 実稚恵(こやま みちえ、1959年5月3日 - )は、日本のクラシック音楽の女性ピアニスト1982年 チャイコフスキー国際コンクール第3位(第1位該当なし)、1985年 ショパン国際ピアノコンクール第4位(第1位ブーニン、第2位ラフォレ、第3位ヤブヲンスキーで、女性では最高位)と、二大国際コンクールの両方に入賞した日本人で唯一のピアニスト。レパートリーは古典から近・現代まで幅広く、バッハモーツァルトベートーヴェンショパンアルベニスグラナドスファリャラフマニノフスクリャービンベルクなど。コンチェルトのレパートリーは60曲にも及び、国内外のオーケストラや著名指揮者とも数多く共演を重ねている。宮城県仙台市に生まれ、岩手県盛岡市で育つ。東京芸術大学卒、同大学院修了。6歳からピアノを始め、チャイコフスキー国際コンクールを受けた後に、ピアニストになることを志す。吉田見知子、田村宏に師事。ピアニストにしては珍しく留学経験がない。

国際コンクールの審査員としては、仙台国際音楽コンクール、第10回チャイコフスキー国際コンクール(1994年)、ロン=ティボー国際コンクール(2004年)、第16回ショパン国際ピアノコンクール(2010年)、ミュンヘン国際音楽コンクール(2014年)に参加している。

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東京吹奏楽団演奏会~千葉県旭市公開収録~

2015-11-14 05:39:55 | clasic
クラシック倶楽部 2015年11月13日


東京吹奏楽団演奏会~千葉県旭市公開収録~


オリンピック・マーチ  古関裕而作曲

バンドのための民話  ジム・アンディ・コウディル作曲

交響詩「ベトナムの回顧」  デイヴィッド・ギリングハム作曲

ファンファーレ・フォー・トーキョー  フィリップ・スパーク

   吹奏楽:東京吹奏楽団
   指揮:吉田行地

 [収録:2015年1月24日/千葉県東総合文化会館]

  東京吹奏楽団
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一般社団法人 東京吹奏楽団とうきょうすいそうがくだん、Tokyo Wind Symphony Orchestra)は、日本吹奏楽団。通称「東吹(とうすい)」と呼ばれる。

定期演奏会を始め、特別演奏会、放送録音学校における音楽鑑賞教室など、多彩な演奏活動を行うと共に、邦人作曲家吹奏楽作品作曲を委嘱し、定期演奏会で初演するなど、新作への挑戦も意欲的に行っている。

 
※結成当初からプロとして活動を始めた吹奏楽団としては東京初。
 
 
この他、これまでに外山雄三山田一雄朝比奈隆など、多くの著名な指揮者が指揮を振っている。
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カール・ハインツ・シュッツ フルート・リサイタル

2015-11-13 07:33:25 | clasic
クラッシック倶楽部 2015年11月12日


 カール・ハインツ・シュッツ フルート・リサイタル


フルート・ソナタ ハ長調作品74  ハイドン作曲

フルート・ソナタ 変ホ長調作品120第2  ブラームス作曲

「ロメオとジュリエット」組曲から  プロクフィエフ作曲

  フルート:カール・ハインツ・シュッツ
  ピアノ:村田千佳

 [収録:2015年2月5日/武蔵野市民文化会館小ホ−ル]

  カール・ハインツ・シュッツ
 オーストリアのインスブルックに生まれ、チロル州のランデックで育つ。オーストリアのフォアアールベルク州立音楽院でエヴァ・アムスラーに、リヨン国立高等音楽院でフィリップ・ベルノルドに師事したほか、スイスでオーレル・ニコレからも教えを受ける。また、室内楽をオーボエ奏者のジャン=ルイ・カペツァリに師事した。
 1998年カール・ニールセン国際フルート・コンクール、および1999年クラクフ国際フルート・コンクールで優勝。2000~2004年、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務め、その傍ら、フォアアールベルク州立音楽院で教鞭を執った。2005~2011年には、ウィーン交響楽団の首席フルート奏者を務めた。その後、ウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・フルート奏者に就任し、現在、ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学フルート科の教授も務めている。
 客演奏者として多くのオーケストラと共演しており、これまでに、スイス・ロマンド管弦楽団、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(NDR)、ケルンWDR交響楽団、hr交響楽団、リヨン・オペラ座、バイロイト祝祭管弦楽団に客演するほか、日本では、2005年「愛・地球博」のスーパー・ワールド・オーケストラに登場した。ソリストとしては、ウィーン交響楽団、ウィーン・コンツェルト・フェライン、ウィーン・クラシック・プレーヤーズ、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団、バルセロナ交響楽団、オーデンセ交響楽団、タラゴナのカメラータ21(スペイン)、コンセルティーノ・ウィーン、カペラ・クラコヴィエンシス、NHK交響楽団等と協奏曲を共演。特に、ウィーン交響楽団とは、2008年にヤコフ・クライツベルク指揮でモーツァルトの協奏曲第2番を、2010年にはミラン・トルコヴィッチ指揮でイベールの協奏曲を共演し、好評を博す。また、2012年7月のPMFでは、ファビオ・ルイージ指揮札幌交響楽団とモーツァルトの協奏曲第1番を共演した。
 2014年11月には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会で、ダニエル・バレンボイムの指揮のもと、ブーレーズの「メモリアル『…固定した爆発…』のオリジナル」でソリストを務め、大絶賛された。
 オーケストラの首席フルート奏者として、ジョルジュ・プレートル、ピエール・ブーレーズ、イヴァン・フィッシャー、ロリン・マゼール、ケント・ナガノ、ユッカ=ペッカ・サラステ、ヤコフ・クライツベルク、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ユーリ・シモノフ、ウラディーミル・フェドセーエフ、ファビオ・ルイージ、フランツ・ウェルザー=メスト、ウォルフガング・サヴァリッシュ等、世界の優れた指揮者たちと共演の機会を持っている。
 ソリストおよび室内楽奏者として、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカの各国で数多くの重要な音楽祭に参加しており、ウィーン・リング・アンサンブルや、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーとしても活躍している。また、国際的な講習会やマスタークラス等にも客演教授として定期的に招かれており、韓国、ニース、リヒテンシュタイン、ブルーデンツ、ブレゲンツ音楽祭、フィス等の各アカデミーや、日本の札幌で開催されるPMFにも教授陣の一人として招聘されている。
 様々な形の室内楽に参加してきたことで、彼のレパートリーは拡大し、古典作品から前衛作品まで広範囲に及ぶ。彼はドリアン・コンソルト、およびドレミス・アンサンブル・ウィーンのメンバーである。
 レコーディングにも数多く参加しており、CDは、ドビュッシーからブーレーズまでのフルート作品集、W.F.バッハのフルート・デュエット集、ブランデンブルク協奏曲第4番、タファネルのオペラ・パラフレーズのほか、最近ではカメラータより「ブラームス:フルート・ソナタ op.120」、「プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 op.94、他」、「モーツァルト:フルート四重奏曲集」をリリースしている。
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クラリノッティ 演奏会

2015-11-12 05:04:09 | clasic
クラシック倶楽部 2015年11月11日


 クラリノッティ  演奏会


エルンスト・オッテンザマー(クラリネット) / ダニエル・オッテンザマー(クラリネット) /アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)
柴田典子(ピアノ)
プログラム
モーツァルト:ディヴェルティメント第5番
メンデルスゾーン:2本のクラリネットとピアノのための演奏会用小品より 第1番
ドップラー:リゴレット・ファンタジー Op.38
ポンキエッリ:歌劇《イル・コンヴェーニョ》より
バルトーク:3本のクラリネットの為の小品
モンティ:チャールダーシュ
コレーニ:ザ・ピンキークラリネット/3本のクラリネットの為のファイブ・アンド・モアー


 [2014年2月5日/トッパンホール]

クラリノッティ

クラリノッティ

クラリノッティ 
THE CLARINOTTS

クラリネット・トリオ「クラリノッティ」は、ウィーン・フィルハーモニーの首席クラリネット奏者であるエルンスト・オッテンザマーと彼の二人の息子ダニエルとアンドレアスによるユニークなアンサンブルである。エルンストもウィーン・フィルの、そしてアンドレアスはベルリン・フィルの首席クラリネット奏者である。三人はそれぞれソリストとして第一線で活躍するかたわら、3本のクラリネットというユニークな構成による作品を演奏することを主たる目的として、2005年にこのトリオを結成した。そこには、伝統的なBbクラリネットだけではなく、バセットホルン、バスクラリネット、そしてEbクラリネットなど、クラリネットに分類される様々な楽器を用いて演奏したいという彼らの願いがあった。

こうしてクラリノッティは、1本から4本のクラリネットのために書かれた作品から、自ら編曲した作品に至る幅広いレパートリーを築き上げた。

また、クラリノッティのために多数の作品が書かれている。

ピアノが重要な伴奏楽器となっており、メンバー自ら演奏することもあるが、ゲスト奏者を迎えることもある。

世界各地でのコンサート活動が、クラリノッティの活躍を物語る。ヨーロッパ、アジアに定期的にツアーをするほか、一流オーケストラや音楽祭にソリストとして招かれている。

2016年1月には、ウィーン楽友協会でアンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィルハーモニーのソリストとして演奏する。この特別な演奏会のためにオーストリア系ハンガリア人の作曲家イワン・エレートに3本のクラリネットとオーケストラのための協奏曲が委嘱されている。

 
  エルンスト・オッテンザマー
 エルンスト・オッテンザマー(Ernst Ottensamer、1955年10月5日 - )は、オーストリアヴァレルン生まれのクラリネット奏者。リンツブルックナー音楽院で学び、その後ウィーン国立音楽大学ペーター・シュミードル教授に師事し、優秀な成績で卒業する。1978年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団及びウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなり、1983年よりウィーン・フィルの首席クラリネット奏者となる。
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シブリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル

2015-11-11 04:46:12 | clasic
クラシック倶楽部 2015年11月10日



 シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル


即興演奏    シプリアン・カツァリス編曲

3つのピアノ曲D.946から第2曲変ホ長調  シューベルト作曲

ピアノ協奏曲第2番イ長調[独奏版]  リスト作曲

オーボエ協奏曲から第2楽章アダージョ  マルチェロ作曲、バッハ編曲、カツァリス編曲

     ピアノ:シプリアン・カツァリス

 [収録:2014年3月7日/アクトシティ浜松中ホール]

  シプリアン・カツァリス

 シブリアン・カツァリスはフランスのピアニスト、作曲家である。マルセイユでギリシャ系キプロス人の家に生まれる。4歳でピアノのレッスンを始める。始めマリ=ガブリエル・ルーヴェルスに師事。1964年パリ音楽院入学。1969年ピアノで最優秀賞を受ける。1974年ヴェルサイユでジョルジュ・シフラ国際ピアノコンクールに出場、最優秀賞を受賞。その後数々のコンクールで受賞経験を持っている。
 今回の演奏については、先ずはレパートリーの百貨店のようなプログラムでした。彼はもともとピアニストでありながら、作曲や編曲に達者なのである。ピアノの演奏は超絶技巧的な面と、とても叙情的な面を持つ人である。演奏中の彼のパフォーマンスぶりでよくわかるように、ひけらかすような演奏であったり、また雰囲気にどっぷり酔ってしまうような仕草が目立ちます。
 一般的に、作曲家は演奏にどんな楽器を使ったらいいか、どんなオーケステレーションにしたらいいかをよく考えて、作曲や編曲をするわけですが,この事は、おうおうにして、うまく行く時と、そうではない時があるようです。
 1番のシューベルトのセレナードと2番のワーグナーの曲などは、ひけらかし屋のリストの編曲だけあって、ある種面白いと思いますが、カツァリスがこれを弾いたのはよくわかります。しかし、3番目のバッハではどうでしょう。この曲は、もともとバッハはオルガンを基本において作られたものです。そのままハープシコードとかピアノで演奏するのならばまだしもいいのですが、この曲をカツァリス特有の編曲を加えたわけです。腕にまかせて、低音部の音をあまりに多用するあまり音のバランスが大きく狂ってしまい、また低音部の音も濁り、高音部の音を消してしまう、結果になっています。
 このバッハだけは、失敗の巻でしたが、その後の曲からはだんだんとカツァリスらしい演奏が色めき立ちとてもよくなり、プロコフィエフの曲などはグリッサンドの多く入った曲ですが、とてもすばらしいものでした。最後の3曲などは本当にカツァリスのために作られたかと思うほどに、彼の演奏が発揮できたものと思いました。 
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クン・ウー・パイク ピアノ・リサイタル

2015-11-10 05:22:47 | clasic
クラシック倶楽部 2015年11月9日


  クン・ウー・パイク ピアノ・リサイタル


即興曲D.899から第1番ハ短調    シューベルト作曲

3つのピアノ曲D.946から第3番ハ長調

楽興の時D.780から第2番変イ長調

3つのピアノ曲D.946から第2番変ホ長調

即興曲D.899から第4番変イ長調

楽興の時D.780から第6番変イ長調

      ピアノ:クン・ウー・パイク

 [収録:2013年11月8日/トッパンホール]

  クン・ウー・パイク
(c)藤本史昭 

白建宇(ペク・コヌ、クン=ウー・パイクとも、1946年5月10日 - )は韓国出身のピアニスト。現在はパリ在住。

10歳でグリーグピアノ協奏曲を韓国国立交響楽団と共演し、デビュー。のちにニューヨークジュリアード音楽院で学ぶが、コンクール歴はそれほど多くなく、ナウムバーグ国際コンクール優勝とブゾーニ国際コンクールの入賞ほかが獲られた程度である。しかしながら、彼が頭角を現したのは若手時代ではなく壮年期を迎えて自分のスタイルを確立した頃からである。当初はラヴェルプロコフィエフなどの切れ味の鋭いピアニズムを優先する作曲家を多くてがけ、その延長線上でソラブジの薫る庭なども韓国人で初めて弾いている。その彼が打鍵のスピードを落とし叙情性を強調し始めたのはフォーレのアルバムを出した頃になる。近年はベートーヴェンにも取り組むなど、芸風を広げている。その一方で現代音楽にも造詣が深く、姜碩煕のピアノ協奏曲の初演者でもある。

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2015-11-09 19:30:05 | clasic

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NHK音楽祭2015パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団

2015-11-09 05:57:31 | clasic
クラシック音楽館 2015年11月8日


 NHK音楽祭2015 パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団


N響首席指揮者に就任したパーヴォ・ヤルヴィが登場。幼い頃からフランス音楽を愛好し、パリ管弦楽団の音楽監督を務める中で、フランス音楽への理解が一段と深まったパーヴォ。フランスの定番ともいえる名曲を披露する。
 ラヴェルのピアノ協奏曲は、フランスを代表するピアニスト、ジャン・イヴ・ティボーテが最も得意とするレパートリーの一つ。

1.牧神の午後への前奏曲  ドビュッシー作曲

2.ピアノ協奏曲ト長調  ラヴェル作曲

3.幻想交響曲 作品14  ベルリオーズ作曲

  管弦楽:NHK交響楽団
  ピアノ:ジャン・イヴ・ティボーデ
  指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

 [収録:2015年10月8日/NHKホール]

  パーヴォ・ヤルヴィ

  
パーヴォ・ヤルヴィ

パーヴォ・ヤルヴィ (c)Mrak Lyons

 

 

 

2006年のベートーヴェン交響曲全曲演奏会で大成功を収め、日本での人気を不動のものにした名コンビ、指揮者のパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団が来日。生誕200年の作曲家ロベルト・シューマン(1810~1856年)の交響曲全曲演奏会を開催する。

1962年エストニア生まれのパーヴォ・ヤルヴィは、同国の大指揮者ネーメ・ヤルヴィを父にもち、欧米のオーケストラシーンで八面六臂の活躍を続ける注目の指揮者だ。現在シンシナティ交響楽団の音楽監督、ブレーメンのドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督、エストニア国立交響楽団の芸術顧問、フランクフルト放送交響楽団の首席指揮者、パリ管弦楽団の音楽監督を兼任している。

手兵のひとつであるドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団との3年ぶりの日本公演は、生誕200年のアニバーサリーを迎えた作曲家であり、ヤルヴィ自身が“長い間、特別な親近感を抱いてきた”というシューマンの交響曲全曲に挑む。シューマンを「非常に知的で鋭い洞察力の持ち主であるとともに、感情の落差が激しい人でした。音楽の流れやストーリー展開の上でも論理的に割り切れない要素が多い」と評するヤルヴィ。その作品を演奏する上で最も重要なことは「極端な感情表現を厭わずに、そのコントラストを誠実になぞらえることができるか。どこまであからさまな感情をさらけ出せるか」と語る。2006年のベートーヴェンの交響曲全曲演奏会では、スコアを徹底的に読み込み、ディテールまで丁寧に描かれた名演を披露した彼らが、“感情の発露を優先する”というシューマンの交響曲でどんな演奏をみせてくれるか注目

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