クラシック倶楽部 2015年8月24日
ザ・フィルハーモ二クス演奏会
喜歌劇「騎士パスマン」からチャールダーシュ ヨハン・シュトラウス作曲、コヴァーチ編曲
カリブ ミシェル・カミロ、F.ヤーノシュカ編曲
オブリヴィオン ピアソラ作曲、F.ヤーノシュカ
バラエティ・ステージ・オーケストラのための組曲からワルツ第2番 ショスタコーヴィチ作曲、コバーチ編曲
コル・二ドライ 作品47 ブルッフ作曲、コンツ編曲
「屋根の上のバイオリン弾き」組曲 ジェリー・ボック作曲、F.ヤーノシュカ編曲
スペイン チック・コリア作曲、F.ヤーノシュカ編曲
器楽アンサンブル:ザ・フィルハーモニクス
[収録:2014年6月20日/東京芸術劇場コンサートホール]
ザ・フィルハーモニクス The Philharmonics
2007年に活動を開始した、 ウィーン・フィル公認の“リミット無しのアンサンブル”。ウィーン・フィルから4名、ベルリン・フィルから1名、そしてラカトシュらと共演するなど桁外れの才能を持つヤーノシュカ兄弟の7名で作り出される演奏・パフォーマンスは、異なる音楽スタイルをエキサイティングで爆発的にミックスすることで国際的に知られている。ウィーンのクラシックから、ラテン・ジャズまで、あらゆるジャンル、時代を超えた演奏は、クラシック・ファン、音楽ファン必聴!
ティボール・コヴァーチ Tibor Kováč (1stヴァイオリン / Violin)
ザ・フィルハーモニクスの創始者であり、リーダー。スロヴァキア出身。1992年よりウィーン・フィルの第2ヴァイオリン首席奏者として活動している。ウィーン・ベートーヴェン国際コンクール、ヨーゼフ・ヨアヒム・ヴァイオリン・コンクールなど国内外のコンクールに多数入賞。
ローマン・ヤーノシュカ Roman Jánoška (2ndヴァイオリン / Violin)
メンバー最年少の1989年生まれ。兄のフランティシェクと共にラカトシュと共演を重ねる。クラシックだけではなくジャズ・ヴァイオリニストとしても世界中で活躍している。ラカトシュの他、マクファーリンらとも共演している。
ティロ・フェヒナー Thilo Fechner (ヴィオラ / Viola)
ベルリンの音楽一家に生まれる。93年からの2年間、ベルリン・フィルのカラヤンアカデミーに参加。スイス・ロマンド管、ミュンヘン・フィルに在籍した後、2004年よりウィーン国立歌劇場管に入団し、同年ウィーン・フィルのメンバーとなった。
シュテファン・コンツ Stephan Koncz (チェロ / Cello)
ウィーン・フィルのメンバーであったが、2010年にベルリン・フィルへ移籍した。「ベルリン・フィル12人のチェリストたち」のメンバーとして、またヴェルヴィエ祝祭室内管首席奏者を務めるなど室内楽奏者としても高い評価を受けている。
エーデン・ラーツ Ödön Rácz (コントラバス / ContraBass)
1981年ブタペスト生まれ。1994年には初のソロコンサートを行い、若くして数々の賞を獲得。2003年にはミュンヘン国際音楽コンクールで第3位を受賞した。2004年にウィーン国立歌劇場管に入団し、2009年にウィーン・フィルの首席奏者に就任。驚くばかりの超絶技巧は必聴!
ダニエル・オッテンザマー Daniel Ottensamer (クラリネット / Clarinet)
2009年よりウィーン・フィルの奏者を務める。父エルンストはウィーン・フィルの首席、弟アンドレアスはベルリン・フィルの首席を務めるクラリネットの名門一家の出身。ソリスト、室内楽奏者としても世界中で演奏を行う。
フランティシェク・ヤーノシュカ František Jánoška (ピアノ / Piano)
2002年リスト国際ピアノコンクール優勝。ロンドン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管等と共演の他、マーシャル・ソラール国際ジャズ・ピアノコンクールのファイナルに出場、さらに作曲、編曲者としても活動している。各々の音楽(ジャンル)に変幻自在の彩りを添える“鍵盤の魔術師”。