パオロ・ファナーレ(テノール)
Paolo Fanale
1982年、イタリア・パレルモ生まれ。
2007年、イタリア・パドヴァ歌劇場に《ドン・ジョヴァンニ》のドン・オッターヴィオ役を歌って衝撃的なオペラ・デビューを飾り大成功を収める。2008年には、ボローニャ歌劇場に《オルフェオとエウリディーチェ》、パリ・シャンゼリゼ劇場とスペイン・ヴァレンシァ歌劇場に《コシ・ファン・トゥッテ》でデビュー、2009年にはダブリンで《ドン・ジョヴァンニ》、ストラスブールで《ファルスタッフ》、ヘルシンキ国立歌劇場で《コシ・ファン・トゥッテ》を歌い、国際舞台に次々とデビューを果たし、オペラ界期待の注目株としてその名は瞬く間に広まった。
2009/10年シーズンは、レジョ・カラブリアで《ランメルモールのルチア》、パリ・シャンゼリゼ劇場でD.ガッティ指揮《ファルスタッフ》、ヴェローナで《ロメオとジュリエット》、ローマ・サンタ・チェチリアではY.テミルカーノフ指揮モーツアルト〈レクイエム〉、ナポリとマルティナ・フランカで《メリー・ウィドウ》等に出演。
2010/11年シーズンは、ヘルシンキで《愛の妙薬》、ニースで《リゴレット》、トレント、ピサとロヴィーゴで《後宮からの逃走》、ベルリン国立歌劇場では《コシ・ファン・トゥッテ》、トリノで《モーツァルトとサリエリ》、パリで《イドメネオ》、オスロで《魔笛》を歌い、着実にキャリアを築いている。
2011/12年シーズンは、モデナ、ピアチェンツァとボルツァーノで《ロメオとジュリエット》、サッサリで《愛の妙薬》、パドヴァで《ラ・ボエーム》、バロセロナ・リセウ歌劇場にはマルティン・イ・ソレール作曲《ぶっきらぼうな善人》、バレンシア州立歌劇場では《タイース》でP.ドミンゴと共演、ウィーンで《ジャンニス・キッキ》、ジェノヴァでは《ドン・ジョヴァンニ》等を歌い、天性の美声と舞台映えする容姿でオペラファンを魅了、大型新人として人気もうなぎ登りでオファーが殺到している。
2013年の主な舞台は、フィレンツェ歌劇場にてZ.メータ指揮《ドン・ジョヴァンニ》、パリ・オペラ座ではD.オーレン指揮《ファルスタッフ》、そして6月には日本デビューとなった新国立劇場での《コシ・フアン・トゥッテ》、テルアビブとアムステルダムでの《ファルスタッフ》、英国ロイヤルオペラではA.パッパーノ指揮《ジャンニ・スキッキ》と《ファルスタッフ》、メトロポリタン歌劇場に《ファルスタッフ》、ミラノ・スカラ座には《トロイ人》等の出演が約束されている。
本公演は、期待の新星テノールとしてグローバルに活躍、スターダムへの道を着実に歩んでいるファナーレの日本初リサイタルとなる。