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スーパーエンジニアへの道

未経験からスーパーエンジニアを目指し奮闘する社会人3年目の日記。

環境を変えれば人も変わる

2012-08-23 23:41:06 | 書評
INTERVIEW 元アップル松井 博:世界一イノヴェイションを生む企業で学んだ、凡人が生きる術

この前wiredに出てたこの記事がすごく面白かったので、速攻本屋に行ってこの人が書いた本を買ってきた。
期待通り本もめちゃ面白くてスラスラ読めた。

本書では、アップルで7年間管理職をつとめた著者の経験を元に、ジョブズ復帰前の腐ったリンゴ状態のアップルがどうやって復活したかが出し惜しみなく描かれている。

いやー、予想以上に凄い!見習うべきことが多すぎる。


僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)
クリエーター情報なし
アスキー・メディアワークス

ウェブサービスの極意

2012-08-22 21:32:04 | 書評
ウェブサービスをヒットさせる極意を学ぶべく、モバツイ開発者えふしんさんの本を読んだ。

印象に残った部分をメモ。

 モバツイは、本書の執筆時点で、登録ユーザー数が一五〇万人に達しています。ツイッターの認証をすれば登録できてしまうハードルの低いサービスではありますが、毎日二十七万人ものアクティブユーザーにご利用いただいいるという実績があります。なぜこのようなポジションになったのかを僕なりに分析してみると、ポイントとして次の三つが浮かび上がってきます。

①ツイッターを利用したサービスを提供していたところ、自分のあずかり知らないところでツイッターが大きくなった。
②携帯電話のサービスを提供していたところ、自分の期待以上に携帯電話からつぶやくことは楽しいと感じる人がたくさんいた。
③諦めずにサービスの提供を続けてきた。


最初これを読んだときはなんとなく拍子抜けした感があった。
なんとなくこれだけ読むと運がよかっただけなのか?という感じがしたからだ。

ただ、その後の文を読むと、そいうじゃないことが伝わってくる。

 こうなったのは偶然が作用したことは事実ですし、こういうふうに書くと、どことなくギャンブルのようにも聞こえます。しかし、同じギャンブルだったとしても、僕はお金を賭ける側ではなく、競走馬あるいは馬主として、その勝負にチャレンジしているということはお伝えしたいと思います。
 ウェブサービスを提供して、多くの人に利用し続けておらうには、地道な改善と、途中で投げ出さずに運営する力が求められます。これを続けるよりどころとして、自分がこうなりたい、こうありたい、こうなってほしいという想いは欠かせません。


コレが本質なんじゃないかなぁ、と個人的には思った。
もちろん運もあるんだろうけど、コツコツとした地道な改善を続けてきて初めて運をつかむチャンスが訪れるし、そのコツコツとした改善を続けるためには絶対に実現したい想いみたいなものがないとダメだということだ。

小手先のテクニックをいくら磨いても、一〇〇パーセント専念できる何かを見つけれなきゃダメってことやな。


100万人から教わったウェブサービスの極意 ~「モバツイ」開発1268日の知恵と視点
クリエーター情報なし
技術評論社

個人のiPhoneアプリクリエイターにお勧めの本

2012-08-20 21:51:49 | 書評

「ぐんまのやぼう」、「i大富豪」、「i刺身LITE」などのヒットアプリを開発者したRucKyGAMESの本を読んだ。

 

本書は、個人でiPhoneアプリを作っている人、作ろうと思っている人には、強くお勧めしたい。

 

本書を読んで、著者のゲームをプレイして、個人クリエイターでも、高い技術力がなくても、モチベーションが高くなくても、ヒットアプリをつくれる可能性があることを知れば、もしかしたら自分にもヒットアプリが作れるかもしれない!と必ず盛り上がることができる(笑)

 

大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由

クリエーター情報なし
秀和システム

仕事の本質を見つめ直したい人へ『小さなチーム、大きな仕事』

2012-08-11 20:55:43 | 書評

とうとう夏休みがきました。 たまってる本を最低3冊は読みたい! ということでまず1冊読みました。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則
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早川書房

これはイケダハヤトさんの記事で紹介されていて面白そうだと思って買ってみたのですが、想像以上に面白かった。

本書では、著者の37シグナルズでの成功をもとに、成功をつなむためのシンプルかつ常識破りな手法が伝授されている。

起業したい人はもちろん、全てのビジネスマンにとって仕事の本質を見つめなおすきっかけを与えてくれる、素晴らしい一冊になると思う。

個人的に耳が痛かったことや、目からうろこだったことをメモしておく。

 

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◆仕事依存症はバカげている

 仕事依存症患者はヒーローではない。彼らは危機を救うのではなく、時間を消費するだけだ。本当のヒーローは、仕事をさっさとかたずける方法を見つけだし、とっくに帰宅している。
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これは気をつけよう。 「残業すればいいや」と思った瞬間に一気に集中力がなくなるし、効率良くする工夫もしなくなる。 もっと時間を大切にしなきゃな。。

 

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◆あなたに必要なものを作る
 「自分自信の問題を解決する」アプローチでは、作り手は作るものと恋に落ちる。問題をよく知っているだけでなく、解決の価値もよく知っている。これは何ものにも代えがたい。しまいには、何年もこのために働くことになる。もしかすると残りの人生ずっと。だから本当に気にかけられることにしたほうがいい。
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気持ちが入らないサービスに自分の貴重な時間を使わなければいけないのは本当に不幸なことだと思う。

 

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◆やめたほうがいいものを考える
 やらなければいけないと考えているものに取り組むのは簡単だ。顔を上げ、なぜそうしているのだろうかと考えるほうがもっと難しい。  自分が本当に大事な市議とに取り組んでいるかどうか、問い直してみよう。
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なぜ行うのか?どういった問題を解決するのか?これは本当に役に立つのか?。。。まったく使われないサービスを作ったり、意味のない機能追加などしないためにも、ちゃんと考えて働くようにしたい。

 

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◆基本的に「ノー」と言おう
 「イエス」と答えるのはとても簡単だ。さらなる機能の追加に、あまりにも楽観的な締切に、可もなく不可もないデザインに「イエス」と答える。あっという間に、あなたが本当にしなければいけないことが見えなくなるくらい「イエス」と答えたものが高く積み上がってしまう。
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上で書いた「やめたほうがいいものを考える」にも通じる部分があると思うけど、なにか引き受けるときはきちんと優先順位を考えるようにしよう。

 

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◆顧客の声を書き留めてはいけない
 あなたがいつも忘れているなら、それは重要ではないというサインだ。本当に重要なものは消えてしまったりはしない。
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これは目から鱗だった。優先順位を決めるひとつの材料になりそう。

 

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◆プレスリリースはスパム
 プレスリリースは忘れて電話をかけよう。もしくは個人的に手紙を書こう。もし似たような企業や製品の記事を見つけたら、それを書いた記者に連絡を鳥、自分の情熱や興味を伝えるのだ。意味のあることをし、自分を目立たせ、忘れられない存在になる。それこそがもっとも価値のあるニュースにつながる。
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考えた事もなかった。での確かに注目を引きたいなら、周りと違うことをするのは当然のことか。

 

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◆「一日にして成功」はない
 PR会社を雇えばプロセスを早くすることができると思っているかもしれない。惑わされないこと。まだそんなことをするにはタイミングが早すぎる。まずPR会社は高くつきすぎる。一流のPR会社になると月に一万ドルはゆうにかかってしまう。今の段階では、それは金の無駄遣いでしかない。
<中略>
 まずは観客を得ることから始めよう。貴方自身の言葉に興味を持ってくれる人建ちを見つけるのだ。そして、地道にそれを続けよう。そのうちあなたの「一日にして成功」の話をしている人たちを見て笑える日がくるだろう。
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まずは使った人がファンになってくれるようなものつくる。その前にいくらPRしても金のムダ。

 

本書に忠実に働けば、かなり成長できそう。
ちょこちょこ読みなおそ!


リーン・スタートアップ読んだ

2012-08-07 22:41:20 | 書評
先日の記事の目標から2日遅れでリーン・スタートアップを読了。

スタートアップは大企業と違って資金に余裕がないので、いかにムダのないプロセスで成長路線に乗るかが生死を分ける。
本書では最新の成功事例をふまえ、「いかにムダにないプロセスでイノベーションを起こすか」を学ぶことができる。

今日は本書で説明するリーンスタートアップ方式についてざっくりとメモしてみる。

◆構築 - 計測 - 学習のフィードバックループ
 リーン・スタートアップで基本となるモデル。
 このループに要する時間を最小にすることがポイント。

◆仮説の選定
 たてるべき仮説は「価値仮説」と「成長仮説」。これらの仮説をもとにKPIをチューニングしていく。
  -価値仮説
   =>顧客が使うようになったとき、製品・サービスが本当に価値を提供できているか(リピート率はどの程度か)
  -成長仮説
   =>新しい顧客が製品・サービスをどうとらえるか(口コミを広げているか)

◆構築
 仮説つくったらできるだけ早くMVP(必要最小限の製品)をつくる。
 MVPとは、構築 - 計測 - 学習のループを回せるレベルの製品で、最小限の労力と時間で開発するのがポイント。
 MVPをつくったら、早速見込み客に使ってもらい反応を見定めよう。

◆計測
 前進しているのか、数字の変化をもたらしているのは本当に製品の改良のおかげなのか、そういった問いに正確に答えるための最適な手法が革新会計。
 また、「虚栄の評価基準」ではなく、「行動につながる評価基準」を用いることで顧客の行動を正確に分析することが重要。

◆ピボット
 構築 - 計測 - 学習のループをまわし終えたら、そのまま進むかピボットするか判断する。
 仮説に誤りがあった場合は、仮説を見直して方向転換する必要がある。

◆まとめ
 上のループをできるだけ早く回すことで、顧客がもとめていない製品・サービスにさく時間・お金を最小化するのがリーンスタートアップ方式。


★★★
以上。
僕が言うのもなんですが評判通り素晴らしい本だと思う。
細かい部分はまだまだ頭に入っていないので、何回も読み直すようにしよう。


リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
クリエーター情報なし
日経BP社